シーン114エレメンタルライオンエクス。
バッシアの魔神具が再び火を吹いた。
それは僕達目掛けて放たれた………それは目の前に炎が迫ってきていたのを目にしていたんだ。
すると僕の目の前に立ち尽くしていたのは人型となったエレメンタルライオンが立ち尽くしていた。
そしてエレメンタルライオンがスーッと左手を目の前に突き出した。
炎がエレメンタルライオンの手に吸い込まれるかのように激しく衝突していく。
「エレメンタルライオン!?」
「フン…………こんなものか…………………………。」
「バッ……………………………バカな……………………じゃあこれならどう!!???」
激しい炎はバッシアの魔力でその激しさを増していく。
ボウーーーーーーーーーーッと再びエレメンタルライオンを包み込む激しい爆炎。
エレメンタルライオンはスーッと息を吸い込む。
そしてふぅーーーーーーーーーーーーっと息を吐き出した。
それはなんとバッシアの放った爆炎を息で吹き返し爆炎はバッシアを巻き込んでいった。
「なっ!!???バカな!!???」
爆炎を瞬時にかき消しそう叫んだバッシア。
その表情には怒りを浮かべていた。
そして前には青白い光を全身に纏い立ち尽くし余裕の笑みを浮かべていたエレメンタルライオン。
「クククッ……………………お前ら………………ここまでやりやがって」
「なに!?なんなのアンタ!?」
「俺はこいつの魔神……………エレメンタルライオンだ。」
「バカな…………………………………精霊であるはずの魔神風情が……………人型となって………こんな力が。」
「ふふん…………………それがどうした?」
「ああっ………………あってはダメ………………こんな事…………………………………私の魔神は………………れっきとした……………魔族………………ファイアスネークはこんな精霊とは格が違うはずなのよ!!!」
そう叫んでいたバッシア。
するとエンポリオパパが口を開く。
「バッシアとか言ったね…………そう……これは僕が作り上げた魔神具さ……………君の言う通り………確かに魔神とすれば君の魔神具の方が能力は強いのだろう…………でもね………僕にとって……それは彼………オリバー君の存在が大きいんだ。」
「なっ………やはり……………だから………………だからバーランド様があそこまでオリバー抹殺を私達に命じてきたのね。」
「そうかもしれないね………僕が……ヒューマンであるこの僕が作り上げた最高傑作であるエレメンタルライオンという機械魔神………それは純粋な魔神具にも負けないくらいの物と……………今なる事ができたとでも言おうか。」
バッシアは納得したのか………身体を震わせていた。
「………………でも…………認めないわ…………私はそんなこと絶対に認めないわ……………こうして「機械魔神」ではない力を持つ私をここまで認めてくれたバーランド様により部下としてここまで尽くしてきたの……………だから私は…………………私はこんなところで負けるわけにはいかないの!!!」
そう言い放ったバッシア。
彼女の魔神…………ファイアスネークが更なる力を引き出そうと…………赤い光を放ち…………そしてそれは爆炎を身に纏わせていた。
「ふふふ………君や……………そしてあのバーランドがこの僕の力を認めてくれて………そして敵である脅威と認識してくれたのは光栄だね………でもね…………だからこそ……………僕達は負けるわけにはいかないんだよ………………二度は負けない……必ず………………さあ………エレメンタルライオン………君は大いに僕の力を…………そして必ず…………。」
エレメンタルライオンがオリバー先生に目を向けた。
「フン…………………………………俺も同じだ。」
「ああ……………必ず…………ソフィアを救う。」
オリバー先生のその言葉にエレメンタルライオンが通じたのだろう構える。
「さあ……………行くぞ…………………俺はエレメンタルライオン……………………『エレメンタルライオンエクス』」
激しい光がエレメンタルライオンから発し………そしてエレメンタルライオンの身が機械と合成し…………サイボーグ化していた。
そして僕は魔神具を構えて叫ぶ。
「行け!!エレメンタルライオンエクス!!」
エレメンタルライオンが地を蹴り飛び出していったんだ。
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