シーン113バッシアの実力。
パーーーーーーーンっ!!とバッシアの銃声が響き渡った。
そして同時にバッシアの銃から放たれた銃弾はボウッと炎へと変化しそれは炎の大蛇となり僕達目掛け襲いかかってくる。
あまりの恐ろしさに僕…………そしてこの場にいる誰もが動けずにいたのだった。
その時………………………………。
突然バッシアの魔神である炎の大蛇が動きを止めたんだ。
それはあまりにも突然で僕たちは身構えていた身体が震えていた事を感じたのだった。
「アレっ!?………………………………これって。」
僕の言葉に手術室の中から誰かの気配を感じたのだった。
それは……………………なんと…………あの。
中から感じ取った気配と魔力……………それは明らかに僕達の知っているあの先生のものだった。
「「オリバー先生!!!???」」
身体中ボロボロであろうオリバー先生は服もチリチリになりながらも僕達に目を向けてくれていた。
「ふふ…………………さあ…………ケット・リーブロ」
すると停止していたバッシアの魔神「ファイアスネーク」の身体の一部に剣を突き立てていたケット・リーブロが短くもニャッと声を上げた。
姿見的に大きくはないケット・リーブロ………でもその能力は本当に有能で………その何倍もあるファイアスネークの足止めを完全にしていたのだった。
するとバッシアがわなわなと震えていた。
「くっ………………………な………………そんな馬鹿な…………………私のファイアスネークの爆炎にあなたは焼き尽くされて消えたハズ……………。」
「フフン……………そんな君を騙すくらいの事なら僕にとっては造作もない事だよ。」
そう語ったオリバー先生…………それは僕達にとっては相変わらずの先オリバー先生の発言だなと思った。
悔しげな表情のバッシア……………それは自分の任務が遂行できずにこの男オリバー先生が生還してしまった事にすかさずキッと彼に向ける目が鋭く光った。
「なら……………いいわ…………………もうこの場にいる全員を巻き込んで燃やし尽くして上げるわ!!ファイアスネーク…………………………。」
再び銃口をオリバー先生に向かい突きつけるバッシア。
その瞬間。
スっとケットリーブロの剣に捕まっていたファイアスネークの姿が一瞬消える。
そう…………彼女はまたファイアスネークを撃ち 放とうとしていたんだ。
「ふふふ………………今度がアンタじゃないわ!!オリバー……………あなたなら自分よりも他人を優先するハズ……………さあ目の前のこの子達にもう逃げ場はないわ!!愛する生徒たちと一緒にあの世で後悔するといいわ!!!」
そういい放ったバッシアの拳銃の銃口がきらりと赤く光った。
すると僕のエレメンタルライオンの身体が何か光り出していた。
「エレメンタル…………………ライオン?」
僕がエレメンタルライオンに変化を感じていたその時の出来事だった。
人化したエレメンタルライオンが僕達の目の前に立ち尽くしていた。
そして口を開く。
「フフン…………………貴様……………バッシア…………そしてファイアスネークと言ったか……………ここまでの力だとはな………だがな…………………お前達はもう終わりだ………………………なぜなら俺の愛する大切なソフィアを連れ去ったんだからな!!」
金色の髪を靡かせた屈強な身体を持つエレメンタルライオン……………僕の魔神でありながらも自らの強靭な心を持ち合わせ主であるハズの僕の意志を組もうともしてくれないこの魔神………。
だけど………………こうなったエレメンタルライオンは本当に強いんだ…………それを身に染みて実感している僕は……………立ち上がった。
「ふふふ……………………いい仕上がり具合だね……………エレメンタルライオン………………そしてレオン……………………………。」
オリバー先生はニヤリと笑みを浮かべるとその力を発動させていく。
「さあ……………………行くぞケットリーブロ…………そしてエレメンタルライオンに…………力を与えるんだ。」
そう言い放ったオリバー先生…………ケットリーブロとオリバー先生から僕達に放たれた力が身体中に流れ込み…………不思議な感覚を覚える。
すると再びバッシアの魔神具から魔神ファイアスネークを撃ち放たれた!!
「今度こそ死になさいっ!!!オリバー!!!」
バーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!
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