シーン112炎のバッシア。
オリバー先生の手術室目掛けて爆炎を放った敵であるバッシア。
彼女は薄ら笑いを浮かべて。
「フフフ……………そう…………バーランド様のご命令はオリバーの抹殺…………初めからこうすれば良かったのよ。」
手術室からは炎が轟々と吹き出してきていた。
「オリバー先生っ!!!???」
「そんな………………………くっっ。」
僕もマリアさんもこの女相手に唇を噛み締めていた。
するとバッシアが高笑いしていた。
「うふふ……………………あはは……………あーっはっはっは!!!!!………いいわねえ…………あなたたちのその表情………………絶望と怒りの表情………いいわねえ。」
「何がおかしいんだ……………」
「えっ!?アンタ………………なんなのガキのくせに!!???」
「何をそんなにヘラヘラしてるんだ?」
「今………………なんて…………………いったの?」
「何をヘラヘラしてるんだと聞いたんだ。」
バッシアの表情が陰り……………冷たい表情へと変わっていた。
「へえ………………………あなた……………長生きできないタイプなのね。」
「先生は…………オリバー先生は…………………僕達をずっと……………ずっと………庇いながら…………戦ってあんなことになったんだ。」
「そう…………………でもそのオリバー先生は…………見なさい……………やっと焼かれて……………再生不能なんじゃないかしら?」
嫌な笑みを浮かべニタニタしているバッシアという女性。
その言葉に………僕の中で何かが弾けた気がした。
心の中から激しい怒りが沸き起こってくる。
「あら?どうしたのかしら?」
「どうして?………………どうして………あなたはこんな酷いことを簡単にできるの?」
僕の言葉に彼女は余裕の表情をしていた。
「あはは………………………そうかしら?…………あなたはまだ子供だからね…………やっぱりその程度なのよ…………こんな強い攻撃をしたら相手は怪我を……………下手すれば死んじゃうかも………まあ普通の人……………子供なら尚更そう考えちゃうのかも知れないわね………………………………。」
「…………………………………………………。」
「私も今まで色々あったわ………酷いこともされたりしてきた………そんな時…………あの方……バーランド様からこの力をいただいたの…………そうしたら………………今まで私に酷いことをしてきた人達を一瞬で焼きころせていたわ……その時……私の心がすーーーーっと軽くなった…………これからはあんな酷い扱いをされる事はないんだ………………そっか…………こんな簡単な事だったんだ……………私は生まれてからすぐに捨てられていた………そこから偶然拾ってくれた毒親から酷い仕打ちをうけた…………周りには友人もできず………激しいいじめを受けていた……いつしか私は只々死にたくなっていた…………そんな時私に差し出されたものは………この魔神具だった。」
バッシアの手には一丁の銃が握られていた。
「これはバーランド様からいただいた私の魔神具………………「ファイアーレイズガン」………そして……………魔神「ファイアスネーク」」
バッシアの銃から巨大な大蛇が赤い光を発しその巨体が姿を現した。
口からは炎がボウッといつでも吐き出せるかのように構えているようだった。
「ふふふ…………………さあ…………あなた達もすぐにあの大好きなオリバー先生の元へ行かせてあげるわ…………………………皆……………死んであの世でオリバー先生の授業でもうけるといいわ。」
ファイアスネークがさらに巨大な炎をその身 に纏わせていた。
そしてバッシアは口を開く。
「さあ………………………皆で仲良く…………あの世にいきなさい………………大丈夫……………一瞬で皆を焼き尽くしてあげるから苦しむ余裕もないわ。」
僕の身体にもそんなファイアスネークの熱を感じ肌にその熱がピリピリと感じていた。
「じゃあ…………………………………………………………。」
僕達はまさに今蛇に睨まれた蛙のようだった。
「さようなら………………………………………。」
バッシアがそういった瞬間。
彼女の銃が火を吹いた。
バーーーーーーーーーーーーーーーンっと激しい銃声が響き渡った。
巨大な大蛇が激しい爆炎となり僕達に襲いかかってきた。
その時。
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