シーン110ベイズーラ。
僕たちの目の前に突然姿を現した男…………それはベイズーラという男………あのバーランドの配下の一人だという。
「クククッ…………………ここがマジェスト協会かあ…………………………。」
「あなたは……………そうですか………あのバーランドのということは………。」
「ほう……………ここでも俺の事を察してくれてありがてえ話だねえ……………話が早そうだ。」
「ええ………………分かっています………そして何をする為ここまできたのかも!!」
「フフン……………………それでは丁度いい…………なあ……マジェスト協会……………総監長……マリア殿………………………さあいくぞ機械魔神………………」
そうマリアさんに語ったベイズーラは巨大な
機械で作られたハンマーを振り上げていく。
「このまま消えてもらおうか。」
ハンマーはマリアさんの頭上から彼女を狙い襲いかかっていく。
「ぐへへ………………このまま一瞬で終わる!!」
「マリアさんっ!!???」
僕の声がこの空間に響き渡った。
すると……………マリアさんが一瞬微笑んだ気がした。
「魔神………………セイレスペガサス………………。」
「ぐへへ…………………しね。」
「あなた……………哀れだわ。」
「なに………………お前はこのまま潰れるんだ。」
「うおおおおおーーーーーーーーーーっ!?」
巨大なハンマーはマリアさんに触れる一瞬。
ベイズーラがニヤリと微笑んだ。
「ぐへへ…………マリアとやら………………この俺の魔神をただの魔神だと思っているな?」
するとマリアさんの身体と彼女の剣から姿を現そうとしていた魔神セイレスペガサスをベイズーラの魔神が押さえつけていた。
「ぐへへ……………魔神ロックスパンサー………。」
奴のハンマーから現れた巨大な岩で作られたブラックパンサーがマリアさんのセイレスペガサスに襲いかかっていこうとしている。
「「マリアさん!!!???」」
その瞬間。
スパンっとマリアさんの剣が解き放たれた。
ロックスパンサーの身体がセイレスペガサスを押し倒していく。
「ぐへへ……………………遅かったなあ…………このまま俺の魔神によってお前の魔神は食われていくのだ……………そしてお前も………………………。」
ドガーーーーーーーーーーーーーーンっとマリアさんが奴のハンマーによってその身が見えなくなった。
「マリアさん!!????」
「「マリアさん!!!!????」」
僕たちがマリアさんの名を叫んでいた。
そして爆煙がマリアさんの姿を包み込んでいたんだ。
「ぐへへ………………潰れたか…………………あっけないもんだな……………じゃあこのまま……………。」
そういったベイズーラはオリバー先生のいる手術室に目を向けてニヤリと笑いながらハンマーを肩に乗せた。
「さあ……………じゃああのオリバーの復活はさせないからな……………奴の能力は厄介なのでな……このまま息の根を止めろというバーランドさんからの命令なんだよ。」
「なにっ!?バーランド。」
「バーランドだって!!??」
僕とアーサー君がベイズーラにそう叫んでいた。
「ふん……………ガキ共が………まあいい…………そうだ…………奴の魔神の能力は厄介なのでな…………だからこのまま息の根を止めろと………………ん?」
そう言葉を並べたベイズーラの身体が硬直していた。
するとマリアさんの声が聞こえてきたんだ。
「なるほど…………それがあなたたちの本当の狙いでしたか。」
「なにっ……………………マリア………………貴様の魔神と…………お前は俺が潰したハズ……………。」
「ふふふ………………………………何を勘違いしていたのかしら?」
その瞬間。
ベイズーラのロックスパンサーの足がガタガタと震える。
そしてそのまま倒れていくロックスパンサー。
「うがあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???」
ズシーーーーーーーーーーーーンっとロックスパンサーが倒れ………ベイズーラのハンマーが落ち………地面にボゴンっと突き刺さる。
足を震わせ膝から落ちたベイズーラ…………その時ベイズーラの両腕がポロリと地面に落ちていった。
「ふふ……………………あなた…………本当に哀れだわ…………。」
マリアさんの本当の強さに驚き固まった僕たちはそこに立ち尽くしていたんだ。
◇
◇
◇
お読みいただきありがとうございました。




