シーン11修行。
僕たちは改めてマジェストの修行へと入った。
そしてその先生となるのが。
「よしお前たち…………僕の修行は厳しいからな………覚悟して受けるがいい。」
そう言い放ち偉そうに微笑むフェレット………いやパパの魔神「フェローム」だった。
僕たちは今………走り込みをさせられていた。
◇
「ハアハア…………………これは。」
「修行ってこんな………………………。」
ヘンリーくんとアーサーくんが走りながらそう呟く。
「ハアハア……………厳しいよね………………これが本当に大変なんだ。」
僕はそう二人に返した。
「ああ…………………レオンが修行って言われて青くなっていた意味が今分かったよ。」
「本当に…………でも頑張らないと。」
「ヘンリーくん………。」
「ヘンリーが何かカッコよくなったな」
そう言って笑うアーサーくん。
「そうだね…………頑張ろう。」
僕はそういい微笑む……………。
「よおし!!お前たち!!ランニングが終わったらスクワットだぞ!!」
「へ!?」
「まじかよ……………………。」
「これまだ始まったばかり……だからね。」
◇
◇
◇
「ハアハア……………………………やっと。」
「休憩……………………ああ疲れた………学校の体育よりつれええええ。」
ヘンリーくんとアーサーくんが倒れるようにそう言い放つ。
するとそこへきたのはソフィアだった。
「お兄ちゃんたちお疲れ様ーーー!!」
「ん!?」
「ああ!!ソフィアちゃんお疲れ様!」
アーサーくんとヘンリーくんがそう返す……そして僕は問いかける。
「ソフィアお前修行は!?」
「えっ!?私はもう今日のは終わったけど?」
「そうなの!?こんな苦行もう終わったなんて………………。」
「ソフィアちゃんってすげえな。」
驚く二人がそう呟いた。
「えっとね…………………それは。」
ソフィアがそういったその時。
パパの魔神…………フェロームがやってくる。
「おおっ!!お前たちどうだった?」
「ハアハア…………これが修行って」
「まさかこれが修行だとは思わなかった。」
「ねえフェローム…………ずっと思ってたんだけど……ここまでの修行って必要なの?」
「ああ…………必要なんだ………これは僕がいつもやってる修行なんだぜ?」
「えっ!?魔神………精霊自身も修行してるの?」
そういったヘンリーくん。
「ああ…………ちなみに僕の能力もこんな修行の賜物なんだぜ?」
僕も見た事があるフェロームの能力………「硬化と軟化」これは物質を硬くさせたり柔らかくされる能力、その能力の硬さも修行によるものだと語ったフェローム。
「そうなんだ……そんな理由があったんだ……あ、でもソフィアちゃんはこの修行がもう終わったって言ってたけど…ソフィアちゃんってすごいな。」
「へっ?アーサーくん……そんな事ないよ。」
顔を赤らめそういいアーサーくんに飲み物を渡すソフィア。
「ありがとうソフィアちゃん。」
「いえいえ…………はいヘンリーくんもどうぞ……あ、お兄ちゃんここに飲み物おいておくね。」
「ありがとうソフィアちゃん。」
「サンキューソフィア………」
「ングング…………………ぷはあ!!いつもお前が作るこのドリンク美味いなあソフィア!」
そういいながら飲み干したフェローム。
「ああ本当にこれ美味いなソフィアちゃん。」
「これははちみつレモンなんです………疲労に聞くとかママに聞いて作ってきたんです。」
そうアーサーくんに恥ずかしそうに説明したソフィア。
なんか今日のソフィアは様子がおかしい。
「そういえばソフィアって修行してるとこ、僕もほとんど見た事ないけどこれをこないしてるだなんて、まじかよ。」
「えっ!?わたしはここまでやってないけど?」
「えっ!?同じ修行メニューじゃないの?」
ヘンリーくんの問いかけにフェロームが口を開く。
「いいところに気づいたなヘンリー………。」
偉そうにそう言い放ったフェローム。
目の前で偉そうな二足歩行のフェレットがニヤリと怪しげな笑みを浮かべていた。
「マジェストの能力次第で僕は修行を考えてるからな………ソフィアの場合はマジェストとしての能力はここにいる四人の中で一番高いのでな………基礎体力作りの必要はメニューに取り入れてないのだよ。」
「なるほど……やる気出てきました!!先生!!」
ヘンリーくんが目を輝かせる。
「ずるいよ…………フェローム。」
「やかましいぞレオン!!お前にはランニング追加だな。」
「ひいいいぃぃぃ!!ごめんよおおお!!」
「「あはは」」
三人は笑っていた……………でもみんなでなら。
僕はちょっとだけ………修行がたのしくなったんだ。
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