シーン106オリバー先生とレックス君。
僕達の目の間には巨大な鎌を持つイタチ…………空想上の魔物であるカマイタチがレックス君の背後に姿を現したんだ。
「あれが…………………………………………………」
「レックス君の…………魔神……………カマイタチ」
僕とアーサー君はそう言葉にしたんだ。
恐ろしいその魔神に僕の足も震えだしすくみそうになっていた。
すると……………急に肩を震わせ笑い始めたレック ス君。
「クククッ………………クク………………アーーーッハッハッハ!!!!!」
レックス君のそんな笑う姿。
そこにソフィアを飛ばされたまま手が届かなかったオリバー先生を目にしたレックス君は。
「いけ…………僕は…………大人は嫌いだ。」
光の巨大な機械で作られたマシーンカマイタチが目を赤く輝かせ…………その大鎌を奮っていく!!!
次の瞬間。
ザン……………ッッッ!!!!???っと激しい斬撃音が聞こえたその時。
オリバー先生の身体が宙に浮き上がったまま。
その身体は斬り付けられ…………………。
全身から血を吹き出し………地面に激しく落ちてしまったんだ。
ピクピクと身体を震わせ気絶してしまったオリバー先生。
その様子を飛ばされたまま目にしたソフィアの表情が真っ青に変わってしまっていた。
「いやあああああーーーーーーーーーーーっ!!!???オリバー先生ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???」
「ソフィア!!!???」
するとソフィアの身体が旋風の中に吸い込まれていくように飛ばされていた。
僕……………そして皆がソフィアの名を叫んでいた。
そこへニヤリと笑みを浮かべていたレックス君が口を開く。
「ハハハ……………どうだい?大人なんて……………
僕が唯一信用してる大人はバーランドさんだけだよ………………さっき話しただろ!?僕の親は毒親だったんだ……………それから僕に近づいてきた大人達も皆…………………………信用出来なかった…………人と仲のいいフリをして……………でも自分に火の粉がかかりそうになると裏切り…………時には人に手をかけ犯罪まで………………………今の僕が君たちを殺めていないのは……………君達は僕同様…………まだ子供だからさ…………でもね。」
レックス君の瞳が変わった気がした。
「たとえ子供でも…………………僕の邪魔をするなら…………………次は………………殺めるから。」
冷たくそう言い放ったレックス君。
するといつの間にかレックス君の魔神である魔神………レイザーウインド………そうあの巨大なカマイタチがソフィアを捕らえていたんだ。
それを目にすると………………ソフィアは背後から捕らわれ首にはカマイタチの大鎌の刃が彼女の首にあてがわれ…………キラリと輝いた。
「ソフィア!!???」
「くっ………………………お兄………………ちゃ…ん……」
「あはは……………………そうだね……………そのまま動いちゃダメだよ?」
そう言い放ったレックス君は笑みを浮かべている。
するとオリバー先生の微かな声が聞こえてくる。
「ぐっ…………………………ぐううぅぅぅっ……………ソ……………………ソフィ………………ア………………。」
「いや……………ダメ………………………オリバー………先生……………………ダメだよお…………うごか……ないで。」
「ぐふっ……………………………ガハッ……………ソ………フィ……………ア…………………………。」
全身を震わせ………口から血を吐き出しながらもソフィアを救おうと…………………オリバー先生は立ち上がろうとしていた。
するといつの間にか…………オリバー先生の目の間に立っていたレックス君。
オリバー先生の目の前で巨大なブーメランを手にし先生の身体にあてがうと笑っていた。
「アハハ…………先生………………アンタ大人だよね………………。」
「………………………………………………………。」
オリバー先生は何も言わず身体を小刻みに震わせていた。
「僕……………本当に大人が嫌いなんだ。」
「ふふ………………そ……う…かい………………でも大人でも…………君をわかってくれる人もバーランド以外にも………………いると…………思うぞ………。」
オリバー先生の言葉に震え……ブーメランを先生の身体にピトッと…………あてがうレックス君。
「フン……そんな奴………いやしないさ………………じゃあね……………オリバー先生………………。」
その瞬間。
ゴーーーーーーーーーーッとこの場に恐るべき竜巻が発生する!!
この場の誰もが巻き込まれていく。
そして僕も………………意識を失っていったんだ。
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