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僕はレオン!~マジェスト伝説~少年は立ち上がる~  作者: 黒羽冥


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103/115

シーン103真犯人。

僕たちが僕に似た姿をしてるという真犯人を探す為に動き出そうとしていた……そのとき……… 僕たちの背後から何者かの気配を感じたんだ。

僕たちは思わず振り返る。


「やあやあ君たち…………こんにちは。」

「「………………………っ!?」」


突然僕たちに声をかけてきたのは僕たちと同じ年齢くらいの少年だった。

よく見るとその少年は僕そっくりな容姿をしていた。


「レ…………………オン………………………………?」

「えっ!?レオン……………君!?」

「お兄………………………ちゃん!?えっえっ!?」


アーサー君ヘンリー君にソフィアまでもが彼を見て驚きの声を上げ…………僕とそいつを交互に見ていた。


「あなたは……………誰なの?」


そう冷静に声をかけたのはキャリーちゃんだった。

すると少年はニヤリと怪しげな笑みを浮かべている。


「はあ……僕はレオン………………なんてね」

「なにっ!?本当に…………………君は一体誰なんだ?」


そう静かに言葉にした少年は続ける。


「僕はねえ…………魔王軍………………幹部の一人………………風の『レックス』………君たちと同じくらいの年齢だよ………まあでも……………僕は君達よりも………………」


レックス君は何かを手にしていた。

それはなんとブーメランだった。


「へへへ………………これは『バーランド』さんから貰った魔神具…………………『ウインドカッター』だよ」


僕たちはその名に驚き構えていた。


「バーランド!!???」

「それは魔族の…………………あいつか。」

「へえ………………………まあそうか……………バーランドさんからせっかくこんな強くてカッコイイ魔神具をもらって…………でも君たちに負けてのこのこ帰ってきたベンダーグってやついたもんね」


笑い混じりにそう言ったレックス君。

彼の強さを知らないただの子供なのか………それともあのベンダーグよりも強いとでも言うのだろうか…………レックス君は余裕を見せていた。


「ベンダーグ…………………あいつは君の仲間だったんだろ?」

「アハハ……………何言ってんのさ?あいつは僕に威勢のいいことだけは言ってたけど…………結局口で会話しても僕には勝てた事もないし…………一度だけ喧嘩をふっかけて来た時…………反撃してやったら…………それから大人しくなったよ」


そういいながら笑っているレックス君。

きっとレックス君の言う話は本当のことなのだろうと僕は感じていた。

するとレックス君が続けた。


「そういえばさあ………君。」


僕を指さし問いかけようとしているレックス君。


「なんだよ?」

「僕となんか色々似てるね」


そう言いながら笑っているレックス君。


「そうか…………ねえレックス君……………ちょっと話いいかな?」

「なんだいレオン?」


不敵な笑みを浮かべ聞き返すレックス君。

明らかにさっき僕の家や皆に起きた事件とこの目の前のレックス君はなにかの関係があるのだろうと考えてしまっていた僕だったが。


「あのさ…………レックス君って僕に確かに似てると僕も思うよ……それでさ………………?」


僕は目を向け直し問いかける。


「今日僕の家や皆の家に来なかったかな?」

「ふふん……………………それはどうだろうねえ…………僕は今日君たちには初めて会ったと思っているんだけど?」


ニヤリと笑いながらそうこたえたレックス君。

この顔は明らかに何かを知っているのだと思った。

するとレックス君に牽制をしながらもアーサー君が口を開く。


「なあ………君を僕はどこかで見た事あるんだけど………」

「へえ…………そうかい?僕ってそんなに有名だったかなあ?」


するとヘンリー君が声をあげる。


「あっ!?そうか……………そういえば僕も昨日……見た………………えっとなんだっけかな………」


ヘンリー君のしばしの沈黙…………すると思い出したように声をあげるヘンリー君。


「そうだ思い出した!!テレビだ!!天才子役とか言われて最近注目されているアイドル子役の「レックス・ルーサー」君だ!!!!!」


目を見開き驚きの声をあげた僕たち。

するとレックス君が笑ったまま声をあげる。


「アハハ………バレたか…………………そうさ………僕は今では名子役とも言われる役者だよ………見た目を変えるのも得意でしかもその人になりきる役者としても一目置かれてるってわけさ。」


なるほど……………背格好も僕に瓜二つでしかも色々僕を観察でもしていたんだろう………そんな彼だからこそ皆の目を欺き今回僕になりきりイタズラをしていたんだと。

僕たちはそう理解したんだ。

お読みいただきありがとうございました。


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