シーン102新たな敵の影。
僕はエレメンタルライオンと共に……僕の姿を真似た何者かを追う事になったんだ。
「なあレオン……………お前は濡れ衣を被せられたんだよな?」
「そうだよ………僕は全く身に覚えない事でソフィアもアンナママもエンポリオパパだって怒っていたんだ。」
「そうか…………あのお前の姿をしてたやつな………嫌な気配がしたんだ。」
そう言ったエレメンタルライオン……僕には何も感じなかったんだけど………それが尚更怪しすぎたんだ。
僕たちがそんな会話をしていると………先程僕が通り過ぎた場所にまだ三人がいて何かを話していたようだった。
僕が声をかけようとしたその時。
ヘンリー君が何か震えていたんだ。
「あれ?皆どうしたの?」
僕の言葉に突然キャリーちゃんも震えだし叫ぶ。
「いやあああーーーーーーーーーーーっ!!もうやめて!!レオン君!!!!!」
「えっ!?突然どうしたの!?」
キャリーちゃんが泣き崩れ叫んでいたんだ。
するとヘンリー君が鬼の形相をしていた。
「ねえ………レオン君………………………今まで僕はずっと大人しくして仲良くしてきたけどさ………キャリーちゃんを泣かせるような事をした君は許せないよ。」
「えっ!?ここでも!?ちょっとまって!!ヘンリー君!?僕の話を聞いてよ!!!」
僕は思わずヘンリー君相手に叫んでしまっていた。
するとそこへアーサー君が冷静に語りだした。
「なあ……………レオン……………俺もさ、お前のこと本当に気に入っててさ…………これからもずっと仲良くしていきたかったんだ……………なぜ…………お前はあんなことしたんだ。」
「えええーーーーーーーーーーーーーっ!?アーサー君………ちょっと僕の話も聞いてよ!?」
「お前の話!?どんな話だ!?お前もさ………ヘンリーのように確かにキャリーのことが好きで気になっていたのかもしれない……でもな………いくら好きでもやっていい事と悪い事があるだろ!?」
「どういうこと!?僕が何したって言うのさ!?」
「グスッ………………………本当に酷いよ…………レオン君…………………わ………私の……お気に入りの…………パンツ…………………返して………よ。」
「えええええぇぇぇぇーーーーーーーっ!?」
思わず驚きの声を上げてしまった僕。
するとエレメンタルライオンが口を開く。
「ふぅ………………あのなお前ら…………………。」
三人はエレメンタルライオンの話を聞こうとしていた。
僕もエレメンタルライオンがここで庇ってくれるのだろうとじっと見ていた。
「ここにいるレオンはな……………確かに…………キャリーのパンツを盗んでもおかしくないくらいいやらしいやつに見えるかもしれない。」
もう完全に僕を庇う気がないのだろうエレメンタルライオンの言葉には棘がありすぎた。
「エレメンタルライオン…………やめろってそんな言い方したらますます怪しまれるじゃないか!!??」
「なんだよ、本当の事じゃないか?」
「うるさい!!お前は僕を本当に悪者にしたいのかよ!?」
僕がそういうとしぶしぶ嫌そうな顔をして続けるエレメンタルライオン。
「いいか三人とも…………こいつが………こいつがキャリーのパンツを盗んで被ったりするような変態に見えるか?そもそもそんな度胸がレオンにあると思ってるのか?」
なんだか助けようとしてるのか貶しているのかよくわかないエレメンタルライオン。
これはもうダメだと思ったその時。
アーサー君が口を開く。
「うん……………まあ…………確かにそれもそうだな……まあそう考えられなくてずっとここで三人でレオン………お前の事を話してたんだよ。」
「アーサー君………ありがとう………信じてくれて。」
「でも………だとしたら、一体誰が。」
「許せないわ…………私のパンツを盗んだ犯人………絶対に捕まえてやるんだから。」
するとそこへ声をかけて走ってきたのはソフィアだった。
「お兄ちゃーーーーーーーーーーん!!」
「ソフィア!?」
「さっきはごめんね………パパもママも冷静になってね……私も今まで話し合ってきたんだけど……ってアレ?皆もいたんだ。」
そして僕達は今までの経緯を話したんだ。
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「まさか………家でもそんな事があったなんてな。」
「うん…………私のお気に入りのプリンお兄ちゃんが食べちゃったと思ってて。」
しゅんと表情を曇らせたソフィア。
「分かってもらえればもういいって。」
「でも一体その犯人って誰なんだろうね。」
そう言葉にしたのはヘンリー君だった。
さっきまでの怒りの表情ではなくいつものヘンリー君に戻っていた。
「でも何かひっかかるよな…………俺たちマジェストの仲間うちに起こったこの事件さ………もしかして………新たな………敵……………なのか。」
アーサー君は冷静にそう呟いたその時。
背後から何者かの気配がしたんだ。
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