虫人間へ放った魔法では
突如、現れた化け物と虫人間!!
絶対絶命の状態で、ある魔法が放たれる!!
その後落ちてきた赤髪の青年がこの魔法の詠唱者なのだろうか!?
「レンヤ・サンナイト!!」
「....おい、ソエルはどこだ?」
睨みつけるかのような鋭い瞳のレンヤにレックスは多少の威圧感を感じながらも、今の状況を簡単に説明する。
「ソエル君の居場所は私にも分からない。きっと、皇帝ティランティスと同じ所だと予想できる。」
「でっすっがっ!!現在、あの化け物が居て、ソエル・パールの救出が出来てない状態ぃぃいい!!」
「....おい、レックス、マーディ。なんだコイツは?」
「...ニュルギュルング」
「そう!!ニュルギュルング!!ニュルギュ...」
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあーーーーーっっっっっ!!!!!!!」
相変わらずのオーバーリアクションを見せるニュルギュルングだが、その言葉を遮るかのように、どこからか叫び声が聞こえてきて、レンヤ以外の誰もがその声のした方へと向く。
声のした方向...つまり、空だ。
「いやだぁぁぁぁぃぁぁ!!!!!俺はぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!死にたくないィィィィイイイイ!!!!!!」
上空から不思議な事に船が落ちてきたのだ!!
船と一言で言っても、実はこの世界には空へ飛ぶ船も存在している。
そのため、空から船が落ちるということ自体は可能性としてはある。
しかし、この落下している船には翼が無く、スクリューがある事から海上用の船であると考えられる。
海上用の船が空から落ちてくるなど、前代未聞もいいところだ。
誰が信じられようか?
しかし、これが現実なのだ。
落ちてきた船は地面に叩きつけられ、振動を起こす!!
その船は所々壊れているが、どうやら乗客は無事だったようである。
なぜなら、声がするからだ。
「た、たむちゃん!!俺、生きてる!?」
「生きているですよー!!」
「あ、あたしも何とか大丈夫よ!!アリアは無事?」
「みんなが生きているのなら、私は大丈夫だ!」
「いやぁぁ、ほんと全員無事で良かったぜ!!にしてもレンヤのあの魔法!!やばかったよなぁ!!」
「まさか、空まで飛ぶとわ思ってなかったわ!!」
化け物たちが攻めて来ているという言わば、危機的状況であるのにも関わらず、船に乗っていた者達の空気が別のものであるかのような賑やかさを感じる。
なんなんだ、この集団は
「で、あの気持ち悪い化け物を潰せばいいのか?」
謎の集団を気にすること無く、レンヤは本題に入る。
「ま、まぁ結論はそうだが...その、できるのか?」
「オレを誰だと思っていやがる。レンヤ・サンナイトだぞ?こんくれぇ、なんてことねぇ。それに、早急にケリをつけて、ソエルを迎えに行く!!」
「さすが、だな。では、私も...」
「テメェは別にするとこがあるんじゃねぇのか?ここの一般市民たちを避難させたりすんのが仕事だろうが。」
確かにレンヤ・サンナイトの言う通りだ。
私はこの帝国の皇子。
ならば、市民の避難を優先させなければならない。
「ぐっ!!では、マーディとニュルギュルング!!レンヤと一緒にあの怪物たちと戦ってくれ!!」
「...分かりました。」
「了っっぅ解ぃぃいい!!です!!」
「ちっ、邪魔だけはするなよ!」
そう叫び、レンヤ・サンナイトは化け物たちの大群がいる所へと向かって行く!
その後について行くかのように、マーディ、そして、ニュルギュルングが...
「お、おいレンヤ・サンナイト!!この船に乗っている者たちはーーー」
既にレックスの声が届かない所へ行ってしまっていた。
『先程から聞いていたのですが...ま、まさか、レックス皇子ですか?』
リンバーナに声をかけられて、レックスは思い出す。
そういえば、リンバーナたちに私の正体を教えて無かったなと...
「あぁ、私がレックスだ。」
私はそう言ってフードをのけて顔を見せた。
『しっ、失礼いたしました!!レックス皇子!!まさか、貴方様だとは思っておらず!!』
『えー!!!まじで本当にレックス皇子なのかー!!』
そこにはいつもの冷静なリンバーナの姿は無く、機械越しながらも、声のトーンなどで焦っているのが分かる。
逆に、ランバーナはいつものように元気だ。
『で、では!我々と殲滅部隊と撲滅部隊が国民の避難と守護をして参ります!!いくぞランバーナ!!』
『お、おう!!』
リンバーナとランバーナはロボット部隊を連れて避難活動を開始した。
多くの大きなロボットが同時に動くという光景は恐ろしくも感じるがここは置いておこう。
し、しかし、今の私は展開が早すぎで何が起こっているのか理解出来ていない状態だ。
なので簡単にまとめる事にする。
レンヤとマーディとニュルギュルングが怪物と戦って、ロボット部隊が救助活動って所か。
「で、レックス皇子。俺らは何をしたらいい?」
声のした方へと振り向くと、先程の落ちてきた船の乗客がいた。
合計4人だ。
この声をかけてきた男は白髪...いや銀髪で変な髪型をしている。
これは、左右から風が吹いているかのような見た目だ。
残りの3人の女性に関しては、金髪のショートボブ、黒髪のツインテール、青髪のポニーテール...と見事に被りが存在していない。
色でまとめると、金、銀、黒、青だ。
「あぁ、えーと...」
「俺はレンヤの仲間のウル。ウル・ファントムだ。で、たむちゃん、ラフィーヌ、アリア姐さんだ。」
ウルと名乗った人物は、流れるように仲間の名前を呼び、それに一人ひとりが軽く反応を示してた。
「じゃあ、私はタイラント極秘闘技場へと向かって仲間を集める!!誰か一緒に来てくれるか?」
「パス」
「パスですよ〜」
「パスよ」
「なら、私もだな」
えぇ...
「き、君たちは助けに来てくれたのでは無いのか?」
「んー。つっても、レンヤの手伝....いや、待てよ。気が変わった!!俺が行こう!!」
・
オレとマーディとニュルギュルングは現在、気持ち悪い虫人間の群れと戦っている。
あのボス的な化け物はと言えば、ゆっくりと歩いているため、まだオレたちに危害を加えるつもりはねぇみてぇだ。
だから、今のうちにこの雑魚どもを蹴散らす!!
「かかってこいや虫どもがぁーーーッッッ!!!」
『キュキィキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキーーーッッッ!!!!!』
甲高い音を立てて、虫人間がオレを囲む。
周りを見回すと、全部『虫』でオレには逃げ場が完全に封じられている。
「おいおい、一体何を始めようってんだぁ?」
すると、虫が何やら身体を沈め始めたのだ。
顔を地面に近づけているその様子は、細い人のようなものが四足歩行になって__しかも節足動物のような脚で__いるかのように見え、とても気持ち悪い。
「キィキキキキキキキキキキッッーーー!!!!!」
そして、虫人間の足が地面を蹴った!!
しかも1匹だけではない!!
全員が同時にだ!!
その全方向から同時に襲い掛かってきやがった!
ーーまぁ、オレの敵では無いがなーー
オレは最も近くに来た虫人間の頭を鷲掴みにし、オレ自身を中心とした円を描くかのようにソイツを振り回す!!
そのぶつかる衝撃は、遠心力と回転力によって強化されており、この1匹を振り回すだけで何匹も同時に潰す事ができる!!
振り回されている虫人間の両手両脚はもう既にボロボロとなっており、所々から緑色の液体が溢れ出している。
オレはこの用済みの虫をまだいる虫の軍へと投げ飛ばす!!
回転に回転を重ね、回りながら何匹かの虫をなぎ倒し、ついには地面にぶつかり、半径2mほどのクレーターを作り出した!
そして、ピクピクと脚だったものを動かしている。
「さぁて、次はどいつだ?」
『ギギキキキキキキキキキキィィィィイーーーッッッ!!!!!』
瞬間ーーーッッッ!!
レンヤの背へ目掛けて、1匹の虫人間が飛びかかる!!
その事に気付き、レンヤは振り向くと...
虫人間の身体は貫かれており、足をピクピクと動かしていた。
この虫を倒したのはレンヤでは無い。
ということは...。
「お前か?」
「イカにも!!タコにも!!...所で!!レンヤ・サンナイト!この虫の数、異常に!!多いと思わないでしょうかっ!!」
「確かに多いな。そもそも、オレの『殲滅魔法・オーバーウェルミング・インフェルノ』を受けた時に壊滅させたと思ったんだが、次から次へと出て気やがる。」
「...そのことに関して、自分も思う。」
「そうです!そうです!!こっのっ!!ニュルギュルングの考えが正しいけれっばっ!!あの親玉を倒さない限り、増え続けるのではないかと」
「ちっ、よくあるめんどくせぇボスかよ」
「ん?レンヤ・サンナイト、今まであのような敵と出会った事があるのですか?」
っと、いけね。
"こっちの世界にはねぇもんな"
「いや、ねぇが...予想はしてたって所だ。結論、あの化け物ボスを潰せばいいんだろ?」
「ええっ!!その!!通りです!!」
「...違ってたとしても、ボスを倒しさえすれば、周りの虫は黙るだろう。」
へぇ、おもしれぇ!!
「だったら、オレが奴とタイマンしてやるよぉー!!!」
気づけばブックマークが増えてて喜んだ焼き鳥です!
遊戯王のオリジナルトークンのラフィーヌは何日か前に一応完成しました!
いやぁ、イラスト描くのはやっぱ楽しいですなっ!!
さて、ようやくメンバーも揃いました!!
次回は、化け物戦か、闘技場での話か、その両方になると思います!!
あ、描いて欲しいキャラとかいましたらぜひ感想欄やTwitterでその名を〜
焼き鳥なりに頑張ります!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でした!!




