タイラント地下土木工場では
レンヤに伝えたレックス皇子は早速、準備に取り掛かり始め...
「くっ!レンヤ・サンナイトに連絡できたが、これでは!!」
先程、ニュルギュルングに頼み、レンヤ・サンナイトにソエルの実験が始まるという事を告げたのだが....
「実験が予定より早すぎる!!」
そう。予定ではあと5日以上はあったはずだ。
それなのに、今日のこの瞬間に始めるというのは、おかしい。
「レックス皇子のー!言うと通りです!!皇帝皇帝ティランティス様は、確かにソエルを手に入れた一週間後に実験を行うと申しておりました。にも!関わらず、今日というのは何かあるとしか考えれ無いです!! 」
緊急であるため、私とニュルギュルングが私の部屋にて集まっている。
マーディはと言えば、私の頼み事を聞いてタイラント帝国を回っている。
「あぁ、だから....こっから先は時間との戦いとなる。」
「レンヤ・サンナイトが間に合うかどうかですね...」
その時、部屋に一定のリズムのノックが刻まれる。
ニュルギュルングはそのノックの音に驚き、飛び跳ね両手を上げるが、レックスはそのノックの主を知っているのか、比較的落ち着いた声で反応を示す。
「あぁ、入ってくれ」
「...失礼します。」
扉から姿を見せたのは、マーディだった。
ニュルギュルングは、その予想もしない者の登場により、声を張り上げる。
「マーディ!?何故マーディがここにー!?」
「マーディには、みんなに伝えて来て貰ってたのさ。」
「みんなに何をー!?」
相変わらずハイテンションなニュルギュルングとは違い、マーディは落ち着いた声色で答える。
「...今から、『タイラント地下土木工場』に集合するって事を伝えに」
「い、い、今からですとぉぉぉおー!!!」
「さぁ、行くぞ!!」
私は気合いの入った声を上げ、外へ出ようと扉に手を...
「ん?レックス皇子、何をなさっているのですか!?」
「え?タイラント地下土木工場に向かうんだが...」
「「え!?」」
何だよ、二人同時に驚いて...。
「あ、あの、レックス皇子、我々のあの部屋から行けるのですよ?」
「...まじで?」
「...本当です」
それでは、私は今の今までわざわざ遠いルートを辿っていたということか...
そんな風に考えているレックスの事を気にすることなく、ニュルギュルングはハイテンションのオーバーリアクションで口を開く。
「さぁさぁ!!参りましょう!!」
・
タイラント地下土木工場は、その名の通りタイラント帝国の地下にて土木作業を中心として仕事をしている。
この魔法の文明が進んでいる世界でも、彼らの仕事はとても大切なもので、このタイラント帝国の発展を支えている存在である。
とても楽な仕事だとは言えないものだが、その労力と同時に自国が成長していく姿を認識でき、そして何より、称えられていたため、彼らは自分の仕事に誇りを持ち、男女問わず、誰もが憧れる場所の1つでもあった。
ある日を境に、彼らは地下を中心とした工場へと変わり、いつ終わるか分からないような所を何度も何度も掘り続けるというものへと変わった。
その地下での仕事はかつてのような誇らしいものは無い。
目的が分からず何をしているのか、自分の仕事はこの国のためになっているのか、といった疑問が生まれ始めたのだ。
それは、ここで働いてる者だけではない。
他の仕事をしている者からは「何もせずに地下に入っているだけの仕事」と思われ始め、かつての輝かしいものとは正反対のものとなってしまったのだ。
この精神的と肉体的の苦痛が次第に彼らの心に反逆心を生み出した。
この地下土木工場に集まった者たちはどれもこの国に対しての不満を持つ者たちである。
その数は、軽く3000は超えているだろう。
そんな中、1人が口を開く。
「本当に、今日...やっちまうのかな?」
その一言には重く暗い何かが混じっていた。
恐怖にも似た感情が。
これから反逆を起こそうとしているものには相応しくない感情である。
そんな彼を気にかけたのか、1人の男が煽りを含めた声をかける。
「何だよ、お前〜。今更、ビビってんのかぁ?」
「いや!そうじゃなくて!!....ただ」
「ただ?」
「昨日まで普通に話してたやつが、向こう側にいたとしたら....」
「....まぁ、そいつと戦うことになるな。」
「ーっっ!!分かっていたとしても、やっぱり辛いものだ...」
「もう、やるしかねぇんだ。理想は話し合いでなれば良かったが、皇帝ティランティスは聞く耳をもっちゃあいない。だから、こうして動かないと俺たちは....」
そう言いかけた時、3人がこの集会へと入ってきた。
前はフードで顔が隠れているが、後ろの2人の姿を見て、ニュルギュルングとマーディである事を理解して、それぞれから歓喜の声が上がる。
「「ぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおーーー!!!」」
「「マーディ!!マーディ!!マーディ!!」」
「「ニュルギュルングーーーッッッ!!!」「
3人の内の一番前の1人は我々より1段上の所に立ち、被っていたフードを除けていく姿を見せた。
一同はその姿を見て驚愕する。
そう、金髪のオールバックで整った顔立ち。
皇帝ティランティスの息子、レックス皇子であったためだ。
「みんな、集まってくれてありがとう。早速だが、今から私たちは反逆を始める!!」
レックスの言葉を聞き、一層と騒がしくなる。
その一言ひとことを確認するとどれもレックスの言動の意味が理解出来ていないものであると、マーディは読み取り、説明を始める。
「...レックス皇子は我々と同じく、このタイラント帝国に不信感を持ち、クーデターを起こそうとしているのです。我々のリーダーとして。」
「「ーーーッッッ!!」」
「まずは、一般市民の避難を優先する。そして、父に...皇帝ティランティスに宣戦布告を行う!その際、かつての仲間と戦う事となってしまうだろう。だが、我々はこのタイラント帝国を変えるため、平和な国にするために戦わなければならない!!武器による戦闘は最終手段だ!!理想は私が父を説得、もし無理ならば...討つ!!そうすれば、被害は最小限になるだろう!!」
その響き渡るレックスの声には、決意と熱意がこもっており、本気でそう考えているのだと誰もが理解する。
と、ニュルギュルングとマーディが、どこからかフードの付いたロングコートを大量に用意した。
「誰が敵でー!!誰が味方か!!分からない戦いとなるためー!!諸君ら同士には、レックス皇子と同じこの服を来てもらいますー!!」
「さぁ、反逆を始めよう」
イラストを描いたり、遊戯王をしたりしてあまり更新が出来なくてすみません!!
さぁ、始まりますよタイラント帝国での反逆!!
いやぁ、うん。
難しいですね、ここ!
自分の国で反逆を起こすって結構難しいことじゃないですかーw
先の物語は出来ていても、ここを何とかしないと進みませんからね!!
頑張ります!!
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ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




