タイラント帝国での反逆の連絡では
レックスの野郎...。
しっかりとしてんだろうな
前書き担当 レンヤ・サンナイト
ソエル・パールにクーデターの件を告げた後、私たちは再び、隠し部屋にて集まっていた。
レンヤ・サンナイトたちがくるのは明日の夜。
だから今、私がすべき事は.....
仲間を集める事だ。
しかし、自国で反逆を起こす仲間を集めるというのは簡単ではない。
愛国心のある者を誘ってしまった場合、自分たちの作戦を教える事となり、失敗する確率が大幅に上がる。
だからこそ呼びかけは慎重にしなければならない。
「マーディ、ニュルギュルング。しっかりとタイラント帝国に反逆心を持っていそうな団体に声をかけて来たか?」
「...はい。自分は『タイラント地下土木工事組合』、『タイラント城壁管理組合』等に」
なるほど、確かに『タイラント地下土木工事組合』や『タイラント城壁管理組合』の者たちの不満の声は私も聞いたことがある。
いや、私が近くを通った瞬間、急に静かになってしまったが...
「んんんん、このぉ!!!ニュルギュルングはぁぁ!!『タイラント極秘闘技場』へ伝えっって!!まえりまえりましたぁぁ!!」
「あ、あの闘技場にか?....『有志』の者たちにだけだよな?」
「えぇ、もちろんろんです!!」
タイラント極秘闘技場
タイラント帝国に存在すると噂されているコロシアムだ。
そこでは、モンスター同士や人間同士、そして、モンスターと人間を闘わせ、高い金を払って観戦するものである。
その性質上、高貴な人間しか入る事ができず、一般市民には存在する場所、そもそも存在するかどうかさえ、疑わしい所である。
先程、人間もこの闘技場に出ると言ったが、その人間はタイラント帝国が滅ぼした国の人々たちを使っている。
タイラント帝国が滅ぼした国の人々は良くて奴隷として働かせられ、悪くて牢屋に放り込まれるのだが、その牢屋に行ったものは二度と出てこれない。
なぜなら、牢屋に行くというのは表上で、実際はこのタイラント極秘闘技場にて闘わせられる。
『有志』と呼ばれて。
しかし、この闘技場での敗北は死を意味する。
片方が死ぬまで闘わせられる。
私も1度、父に連れられて観たとこはあるが、あれは本当に酷いものだった。
人間とモンスターの闘いで、人間には、首輪やら、腕輪を付けられ、人によっては、さらにそれにチェーンで球体の重りを付けられてもいる。
一応、人間には武器も用意されているが、高級なものだと言える代物ではない。
所々、錆び付いており、何年も手入れのされていないものだ。
....
この時だ。
私がこのタイラント帝国の『闇』について気付いたのは。
「あの有志の者たち以外の闘技場の人間は父と繋がっている可能性が高いからな...。しかし、有志の者たちは、集まることが出来ない事ないか?」
「その点は心配なく....!!私たちが反逆を起こす時間帯をあらかじめ、伝えて起きました。」
「...なるほど。しかし、簡単に信じている訳では無いだろうな。ならば、クーデターを始めると真っ先にタイラント極秘闘技場にて有志たちを助け出し、仲間を増やすとしよう。」
「....それがよろしいかと思います。」
「そうだ、マーディ。集まる所や時間帯は...」
「....明日の昼に、『タイラント地下土木工場』と。」
「よし、そこなら父も滅多に来ないだろう。そこで具体的な説明と、仲間を増やしておくように指示をしよう。」
「了っっ解ですっっ!!」
ニュルギュルングのオーバーなリアクションによる風圧を感じ、髪が揺れ動く。
正直....止めて貰いたいものだが、天才はみんなこういうものなのだろうか?
「....レックス皇子。そろそろお時間ですし、お戻りになられた方がよろしいかと」
「っと、もう夜か。じゃあ、地下土木で」
レックスはそう一言告げると、ハシゴに手を伸ばし、上がり始めた。
レックス皇子が上に上りきったのを確認した後、マーディはニュルギュルングの方へ振り向き、口を開く。
「....レックス皇子。無茶をなさる。」
「それがレックス皇子ですからね!!...しかし何故、皇帝ティランティス様はあの様な性格に...」
「....やはり、あの大陸に行ってからだろう。あの大陸で何が。」
「私たちが考えても!!仕方ありません。とにかく、レックス皇子の反逆の手伝いをするだけです!!そうすれば....きっと、皇帝ティランティス様も、元に戻ってくださるはずです!!」
「....あの頃のタイラント帝国に」
最近、新作のアイディアが不意に現れましたw
やばいですなw
もう一つの完成すら出来ていないのにw
さて、次回は...
始まりそうですね!!
もしくは、その次に!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




