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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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船の中の部屋での会話では

ディアウルスと名乗ったヘンテコフードが消えた後、俺はみんながいる部屋へと向かう。


前書き担当 ウル・ファントム

部屋の大きさ自体はさほど小さくないのだが、中心にあるテーブル。

その周囲に椅子5脚。

壁の端に2段となっているハンモックが3つと配置されているため、やや狭さを感じる部屋である。

みんなはと言えば、中心のテーブルの椅子に座っており、一脚だけ空いていたのでそこに俺も座らせてもらうことにした。


「ごめんごめん、待たせた!!で、何の話?」


「あぁ、この船の目的地についてだ」


「この船の目的地は...ここイミール川へと向かっているわ」


レンヤの問いに対して、ラフィーヌがテーブルの上に広がった地図の1箇所に指を置きながら答えた。

話の流れ的にこの指の置かれた所がイミール川なんだろう。

俺は地図に強いわけでもないので、よく分からない。

しかし、レンヤには理解できたようで、足を組み直して 口を開く。


「なるほどな。確かにこの海とイミール川は繋がっているっちゃあ繋がっている。それにマイミー森林を抜けるのにも時間が掛かる。それを短縮するってわけか。考えたな」


「え?そ、そうよ!レンヤの言う通りよ!!」


一瞬、驚きの表情を見せた後、いつものように胸を張りドヤ顔を決めたラフィーヌ。

さて、始めの驚きは何だったのか?

自分と同じ考えをしてた者の存在に驚いたのか?

それとも....

と考えていた俺だが、どうやらこの話は終わったようで、既に新しい話がアリア姐さんの口から放たれようとしていた。


「タイラント帝国についてからだが、何か作戦はあるのだろうか?」


「作戦か...。っても、タイラント帝国のレックスとか言う奴がいないと大丈夫なのか?」


「ウルの言う通りですが、私たちだけでもキッチリとしてる方がいいと思うですよ〜!!」


「うーん...レンヤはどう思う?」


「オレはソエルを取り戻す。で、その後タイラント帝国を潰す。その際にどんな事があってもな...」


え?

それ作戦なのだろうか?

なんか斜め上な回答が来たような気がする。


「じ、じゃあ、俺たちがタイラント帝国の兵士たちの相手をしているから、レンヤはその間にソエルさんを助けに行くって事で」


「あぁ、それでいくか」


シンプルイズベストって言う言葉もあるように、これはいつも通りのレンヤですね。

うん。


「そういえば、レンヤとソエルは、いつからそのような関係なの?」


「なっ!そのような関係って...」


「え?レンヤとソエルはデキているんでしょ?」


「デキてなんか...ねぇよ。」


「「「えぇぇぇーーっっ!?」」」


レンヤとソエルがデキていない...だと!?

あんなに両思い感MAXだってんのに付き合ってすらいないのか!?


「オレとソエルはそんな関係じゃねぇ。オレは...仲間を探していた。ただひたすらに。歩き続けていた....」


レンヤの話をまとめるとこんな感じだ。


苦難を共にした仲間を探していたレンヤ。

しかし、慣れない自然環境により身体の疲労を感じ始め、倒れる。

その倒れた所をヒンコルン村出身のソエルが助けた。


「なるほどなぁ。それからレンヤが惚れたってわけか!!」


「...それから、数日が経ったある日、ヒンコルン村が襲われた。」


ーーーッッ!!


襲われた...?

は?


「こっから甘い展開じゃないのか!?」


「村の人たちは、オレとソエルを裏口から逃がした。あの時のオレは...弱かった。剣もろくに使った事も無く、村の人のお世話になるばかりで!!」


「そ、それからどうなったんだ?」


「オレとソエル以外の村人は全員殺された。その時。そう、その時から、オレはヒンコルン村の人達の為にもソエルを守り続けると誓った。意地でも、生命に変えてでも!!...だが、またソエルを守れないオレはまだ弱い。だから、もっと強く....。誰よりも強く....!!」


レンヤの迷いなく言い切った言葉や、真剣な眼差しから、本気の気持ちが溢れ出そうとしているのを感じた。

レンヤは誰かを守るために努力を重ねてきたのか。

これまでも。

そして、これからも。

だから、強くなる。

強くあり続けようとする。

それが、レンヤ・サンナイトなんだと俺は理解した。

ふぅ、次回はレックス皇子の方だと思います!

タイラント帝国との戦いまであと少し!!


ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!

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