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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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タイラント帝国の隠し部屋では

レンヤ・サンナイトとの会話の後、私たちは早急に行動を始めなければならないなぁ


前書き担当 レックス・T・タイラント

私と、マーディ、ニュルギュルングは再び、隠し部屋にへと集まっていた。

その目的はニュルギュルングの魔法を使ってレンヤ・サンナイトと会話をして、手を組むためだったのだが...


「まさか、今日、ソエル君を誘拐してくるとは思っていなかったなぁ...」


「...自分もこれは予想外でした。しかし、皇帝ティランティス様はソエル・パールを使って一体何をしようとしているのでしょうか?」


「ビィシィィィ!!っと挙手をしてーーいるっっ!!このニュルギュルングの考えを述べる許可をください!!」


「お、おう。何だニュルギュルング?」


「レックス皇子は.....〈アビリティ〉と言うのをご存知でしょうか?」


「〈アビリティ〉?.....あ!あのおとぎ話とかで良く出てくるあれか!?」


「えぇ。そうでございます!!あの、『魔法の様でありながらも魔法ではない異能』です!!」


「まさか、ニュルギュルング!!ソエル・パールにその〈アビリティ〉という力を持っていると言いたいのか!?」


「これはニュルギュルングの単なる予想でございますがねっ!!」



単なる予想と言いつつも、両目を閉じて、腰に手を当てて胸を張っているこの様子からは、溢れんばかりの自身に満ちた様子である。

このニュルギュルングはこの様なおかしな言動であるが、頭はよい方....と言うより天才的な頭脳を持っており、大体の場合この単なる予想は当たる。

ということを考えると、このニュルギュルングの言うようにソエル・パールには〈アビリティ〉を持っているということになる。

しかし...


「しかし、ニュルギュルング。その〈アビリティ〉ってのは...えーと...」


あれだ...

あの....

.....おとぎ話の名前が出てこない!!

困ったという顔でチラっとマーディを見ると、マーディはこちらを向いて会釈をして、口を開き私の代わりに答え始めた。


「....その〈アビリティ〉というのは、『裏の革命記』や『再終焉』、『 7人の勇罪者』などに登場する伝説の...いや、言わば作り話の中の物ではないのか?」


「確かに、伝説となっている話の中に出てくる言葉.....」


ニュルギュルングは両目を閉じてゆっくりと歩き始める。

1歩、1歩と確実に地面を踏みしめる。

そして、ふと足を止めて.....


ガバァッッッ!!


と両手を広げ、声を響かせる!!


「ですが!!ですが、でっすっがぁっっ!!あああぁぁぁこの伝説を書いた者たち同士...接点が無かったということが予想されます!!」


「接点が無かった...?なんでそんなことが分かるんだ?」


「これらの書物が見つかった所はどれも海を挟んでおり、当時には海を渡る手段は無かったのです!!つまり、これらを書いた者同士は1度も出会った事がありません。」


「いや、だからって〈アビリティ〉が実在するなんて事は...」


「では、他の大陸に〈アビリティ〉を使える者が現れた...となればどうでしょう?」


「な、何だと!?」


「それだけではありません!!他の伝説の書に記載されていた剣が発見されたと!!」


記載されていた通りにあった...それは、つまり、作り話ではなく...現実の話だったという事か!!

いや、しかし....


瞬間、レックス・T・タイラントの思考を妨げるかのように、この隠し部屋のどこかから時計の鳴る音が鳴り響く!!

甲高く、耳に残り続けるその音は、一般市民からすればシンプルにうるさいものである。

しかし、レックスには、その『うるさい』という、音を嫌悪する感情は現れてこない。

それは、単にレックスが音に強いという理由ではなく...


「ーっ!!そろそろ、父上が戻ってくる時間か!!すまない、私は戻る!!」


「....分かりました。では、また夜に。」


「私めぇぇ!!ニュルギュルングも準備をしておきますっ!!」


「あぁ、頼む!!」


私はマーディとニュルギュルングに伝え、橋を登り始める。


数分の内に登り終わり、レックスは隠し部屋への扉___下にある四角い穴のようなものだが___を元に戻すために、3架のうち___現在は2架___の左側の本棚にある先の曲がった2mほどの棒を手に取る。

そして、本棚が隠れた天井の所をその棒で何回か押すと、それがトリガーとなり、天井から飲み込まれていた本棚が現れ、隠し部屋への道を塞いだ。

それを確認した後、棒を元の位置に戻し、部屋を出る。


ん?何だが、妙に外が騒がしいな。

外の景色を見るために歩き始めた私を止めたのは、我が父、ティランティス皇帝だった。


「おお、レックスか」


「父上。この外の騒ぎは一体どうしたのですか?」


「うむ。お前には言って無かったな。ソエル・パールを回収する事が出来たのだ」


「なんと!それは、喜ばしい事です。」


これだ...

父上はソエル・パールを誘拐ではなく、『回収』と言っている。

まるで、物として扱っているかのように...!!

そして、父上の前では、私も『回収』と言わざるを得ない状態となっている。


「これで、また1歩、我が国、タイラント帝国が良くなるだろう。」


「...父上、私には詳しく理解出来ていないのですが、ソエル・パールに、一体何があるのですか?」


「何がある...か。うーむ。....いや、説明が難しいのだ。またいずれ話そう。」


「分かりました。...所でソエル・パールは今、何処に?」


「ん?ここから、反対側の部屋だ。そこにいる。」


「反対側の...なるほど。」


「見に行ってもいいが、傷つけないようにな?実験の時まで...は。」


「分かりました。では、私はこれで失礼します。」


父上に礼をし、なるべく落ち着かせた雰囲気でソエル・パールがいる部屋へと歩き始める。

その部屋へと向かう途中で、壁の所々によく分からない絵画が何枚も置かれている。

本当によく分からない絵画だ。

様々な色が渦のように混ざりあっている途中のようでもあり、所々、薄らと文字のようなものがあったりとしている。

正直、よいものとは思えない。


円で現すと半周した辺りで1つの部屋を見つけたので、その部屋の扉を叩く。

...

予想していた通りで返事はない。

私は「失礼します。」と告げて、ゆっくりと扉を開く。


私はこの部屋に始めて入ったため、この部屋に入って驚きを隠しきれなかった。

部屋は広い。

確かに広い。

私の部屋より、少しばかり小さいものであるが、広く、ベッドがある。

高級そうな素材で作られており、フリルのようなものが付いている。

しかし、それだけだ。

大きな部屋にベッド1つ。

壁紙はない。

いや、正確には、ベッドだけでは無かった。

その周りを半径20cm以上程の柱が何本もある。


つまり、ベッドの周りが鉄檻で囲まれてるのだ。

正面に鍵穴があり、その下には、縦10cm横20cm程の穴がある。

きっと、下のこの穴から食事を渡すのだろうが、この部屋にずっと居ては精神がおかしくなってしまうだろう。


「...だ、誰?」


そのベッドの隣に座っていた黒髪の女性が震えながら問いかけて来たので、私はなるべく安心させれるような声で優しく答える。


「私は、レックス・T・タイラントです。...あなたがソエル・パールさんですか?」


「う、うん。」


「ソエルさん。ここに来てから何が酷い事されましたか?」


「いえ、来てからは、特に無いけど....早く、レンヤの所に(かえ)して!!こ、これ以上、レンヤに迷惑かけたくない!!」


強く言い切った今のソエルさんの言葉には嘘も偽りも無いという事を、その瞳から溢れる力強さと煌めく雫によって感じ取ることが出来る。


「すみませんが、今はそれができません。しかし、明日の夜に、レンヤ・サンナイトが仲間を連れてあなたを助けに来ます!」


「レ、レンヤが...。また、私...」


「レンヤ・サンナイトが来るまでは、私があなたを守ります。ですから、決して折れてしまわないように!!そして、何かあれば叫ぶなりしてください。私が助けましょう。」


「な、何でそんなに...?」


「レンヤ・サンナイトと約束したんだ....。いや、連夜と...かな。」


「え...?」


「そして、私は、このタイラント帝国でレンヤ・サンナイトとクーデターを起こそうと思う。」

やったぜ☆

遊戯王のダークセイヴァーズっていうパックを6箱買いました!!

何とか、閃刀姫と空牙団とヴァンパイア作れましたっ!!

閃刀姫は光もん揃いましたが、空牙団とヴァンパイアは少し揃って無いので単品で揃えるか、回してみて考えたいと思います!!


さて、次回はウルとレンヤ側の話ですねっ!!

ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!

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