レンヤとレックス皇子の会話では
レンヤが急に変なことを言い始めたですよー!?
大丈夫なのでしょうか!?
前書き担当 ルシュタム
「お、おい、レンヤ・サンナイトは1体どうしたと言うんだ!?」
どうやら、レンヤ・サンナイトのこの行動に理解できていない人物も存在するようだ。
....
いや、むしろ俺の閃きが特殊のようであるという事が周りを見て分かる。
レンヤの行動を理解できていないのは、周りの国民やジム皇子、たむちゃんだけでなく、知力が高いと考えられるアリア姐さんやラフィーヌまでもが目をまん丸として驚いた表情を示している。
「ね、ねぇ、ウル!レンヤって急に1人で何を言い始めたの...?ま、まさか、厨二病...っっ!?」
「ラフィーヌか。多分、レンヤの脳内に直接言葉を告げているんだと思う。」
「脳内に直接!?...魔法の分類!?...テレパシー関係!?」
「俺の予想だがな」
にしても、ラフィーヌに厨二病って言われるレンヤも報われないな。
...まてよ、つまり厨二病っていう言葉をこっちの世界にも存在するっていうのか。
いや確かに自分を大きく見せようとか、粋がった態度を取り始めるとか、そういう現象はあったとしても不思議じゃない。
しかし、「厨二病」と言う言葉が存在するというのは不自然では無いだろうか?
「...っと、レックス皇子よぉ、ここにいる奴ら全員にもテメェの声を聞かせてやれよ。そーでねぇと、オレが痛い奴になっちまうじゃねぇか?」
どうやらレンヤが周囲の目に気付き、レックス皇子とやらに全体にテレパシーで伝えるように指示し始めた。
レンヤの言葉の後、数秒の時間が経つと、それぞれの脳に糸を張った時の音が鳴り響く。
それを頭痛のように感じるものもいれば、快楽のように感じるものもいる。
「ーーっっ!!な、何これ!?」
「こ、これは!?」
『えっと、これでみんなに聞こえているのだろうか?みなさん、始めまして。私がタイラント帝国の皇子...。レックス・T・タイラントです。』
「お、お前が....!!」
この人が溢れている所で響いた言葉。
「お前」という言葉自体は相手を示すありふれた言葉であるが、荒々しい言葉の分類に分けられる。
今、周囲は驚愕で満ち溢れているのだ。
皆は、この「お前」という荒々しい言葉自体に対してでは無く、「誰が」この言葉を使ったのかという事に注目したのだ。
周囲の目線のその先には金髪の少年。
そう、このヒィジム国の王子、ジム王子だ。
「お前が!!このヒィジム国を!!!」
そのジム王子の言い放った言葉は、本来彼が口にするような物ではない。
しかし、品性を気にしている余裕など彼にはない!!
彼の脳裏には怒り!
そう、それよりも濃い憤怒!!
『いや、私はタイラント帝国の皇子ではあるが、どちらかと言うと君たちと同じだ。』
「な、何を言って...!!」
「おい、ジム王子。テメェの気持ちは分からねぇ訳でもねぇが....少し黙ってろ。」
「うっ...」
ジム王子が落ち着きを取り戻したのを確認してから、レンヤは再び口を開く。
「おい、レックス皇...レックス。俺が聞きてぇのはただ一つ」
『ソエル君の無事かどうかか?その点は安心して欲しい。今のところは無傷だ。』
「今のところは...だと?」
『後、数日の内に、実験として行われる。その日が来てしまえば無事で無傷である確信はない!!』
「実験だと!!ソエルを...オレのソエルを何だと思っていやがるんだ!!」
『その実験までの間は私が何とかして守ろう。』
「ま、待てレンヤ!!そのタイラント帝国のレックス皇子とやらを信じれるのか!?」
そう、相手があのタイラント帝国の皇子の言っていることであり、なおかつ、姿が見えない分、余計に信憑性が低いのだ。
「正直に言うと、ウルの言う通りだ。全く信じられねぇが、もう、こいつを信じるしか今は道は無いだろう。....でだ、1つ聞かせて貰ってもいいか?」
『ん?』
「何故、オレの...オレ達の味方をする?」
『私の目的は、タイラント帝国を変える事...つまり、タイラント帝国で革命を、クーデターを起こすことだ。』
な、何だと!?
自分の国でクーデターを起こす!?
このレックスとかいう野郎は1体全体何を考えているんだ?
タイラント帝国を変える...!?
どうやら、今のレックス皇子の発言にて俺だけでなく、この場にいる全ての人間の空気が一気に大きく揺らぐ!!
「あのタイラント帝国を内側から革命が起ころうとしているのか!!」という共通の驚愕の感情をそれぞれの言葉で表現し始める。
それぞれの言葉により、周囲がまるでお祭り騒ぎのようでもある。
そんな中、レンヤがゆっくりと口を開く。
「それは信じられねぇ話だが、本当か?」
『あぁ、私たちは本気だ』
「...ふっ。もっとも、それが仮に偽りだとしても、まとめて叩き潰すだけだしな。」
『やはり、レンヤ・サンナイト...君の力が必要だな。』
「で、そのクーデターってのはいつ起こすんだ?」
『それは君がこちらに着いた時にすぐに行う予定だ。』
「オレがそっちに着いてすぐか。面白ぇじゃねぇか!!こっから急ぐと....おい、どのくれぇいなる?」
レンヤが急にこちら側へと振り返り、問う。
そのレンヤの問いに対して、人々が意見を出し合う。
しかし、どれも、3日以上かかる方法で、どれもレンヤを満足させる内容では無く、眉をひそめ始める。
そんな中、ラフィーヌが手を上げて自身の意見を述べ始めた。
「船にあたしの錬金術で作ったブースターを取り付けて、加速させれる魔法を使えば...明日の昼か夜くらいに着くわ!!」
そんなラフィーヌの言葉を聞き、レンヤは口元を緩め、笑顔を見せ、合意を示す。
「それだ。ラフィーヌの意見で行こう。」
「え、えぇ!!」
「つまり、レックス。明日の夜くらいにはクーデターがオッパじまるって訳だ!」
『明日の夜...!!』
「不満か?」
『いや、とんでもない!!では早速こちらも準備を始めよう!!』
「オレが行くまでの間...ソエルを!!」
『約束しよう!!』
「ふっ、なら用はそれだけだ。」
『では、私はこれで』
レックス皇子の一言の終えた後、レンヤは声を張り上げて言う!!
「じゃあ、ウル、ルシュタム、ラフィーヌ、アリア。行くぞ!!」
「あぁ、そうだなレンヤ!!じゃあ、救助隊の皆さんはヒィジムの救助を頼む!!俺たちは、タイラント帝国へと向かう!!」
さぁ、次回からいよいよ第1章の最終決戦が始まります!!(の予定です)
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




