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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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タイラント帝国が攻めてきた理由では

ソエルがタイラント帝国に誘拐された事を聞いたウルたち。

レンヤの気持ちは...

「な、ソエルさんが!?」


...なるほどそういうことか。

理解したくない現実だが、タイラント帝国はソエルさんを誘拐する目的で、ヒィジム国を攻めに来たのだろう。


しかし、どうしてソエルさんを...?


ワルダーナ国でもそうだったが、ソエルさんを誘拐する理由が分からない。

確かに容姿が整っており、性格もよくて、非の打ち所がないと言えるだろうが、彼女を女として手に入れたいというシンプルな欲望で誘拐しているとは到底思えない。

ここからは俺の予想だが、ソエルさんには別の何かがあると思う。

何かが...。

何かは分からないけど。


「...オレが食料を確保しに外に出た時に突然と現れたんだ!!」

「レンヤ・サンナイト、その突然と言うのは1体...」

「そのままの意味だ!何も無かった所から...いや、このヒィジムの国から現れたんだ!!」


レンヤが何を言っているのか理解するのに時間が掛かった。

恐らく、ワープ的な瞬間移動にてこのヒィジムに来たのだろう。

なるほど、それなら、1回目の時にタイラントが攻めて来たと言うのに壁に傷が付いていなかったことについての説明がつく。


「じゃあ、レンヤ。タイラント帝国には瞬間移動的な魔法が使えるってわけか?」

「そう、まさにワープしてこっちに来たんだろうな!さてと...」


言葉を言い終わるとレンヤはヒィジム国の外へと進み始めようとしていた


「お、おい、レンヤ・サンナイト!どこに...」


この中の誰か___レンヤ・サンナイト以外の人間___が放った言葉は途中で途切れる。

そう、思い出したのだ。


レンヤがどんな性格かを。

レンヤがソエルの事をどれほどまでに思っているのかを。


「決まってんだろ。ソエルを無傷で助けるんだ。...そしてぶっ潰すんだよ、タイラント帝国をよ!!」



「そ、そんな事出来るわけがないっ!!」


レンヤの意思を否定したのは、1人の男性だった。

服装はタイラント帝国に攻められた際にボロボロとなっているが、容姿は整っている分類に分けられる30代の男だ。

そして、男は続ける。


「相手はタイラント帝国だぞ!?た、たった1人で勝てるわけが無い!!」

「ふっ、お前は勝てるわけが無い相手ならどんな事をされても平然としていられるのか?」

「ーーっっ!!」

「大切な者を、愛する者を奪われ、傷つけられた時、お前は平然としていられるのか?....いられるわけ無いよな?」

「...だ、だが!!」


よぉーし、何だが、カッコイイ流れになって来たぞ!!

今しかない!!


「それに、レンヤ・サンナイトは1人じゃない!!だろ?レンヤ?」


やっべ!

俺、めっちゃカッコイイこと言ったんじゃねぇ!?

結構いい声で言えたし!!

そうだよ!!俺とレンヤは仲間さ!!


俺の言葉を聞き、レンヤは笑顔で頷く。


「あぁ、そうだな。オレは1人じゃない、オレにはウルたちがいる!!だから、オレは相手がタイラント帝国だろうが、何だろうが負けねぇ!!」


どうやら、レンヤの言い切ったセリフにより、男性はレンヤがどんな気持ちでいるのか、どれだけ仲間を大切に思っているのかを感じたようで、それ以降は何も言わなくなった。


いやぁ、レンヤも俺の事を仲間だと思ってくれてて良かったよ!!

これで、もし、「は?いや、お前なんざ知らねぇし、興味ねぇよ!」って言われてたら、豆腐メンタルな俺は泣き叫んでいたぜ!!

ちなみに、俺が中学の時に振られた際の言葉である。

ん?

さっきから背中をつんつんと...


「どうした?ラフィーヌ」

「ウル、あんた大丈夫なの?」

「え?何が?」

「いや、あたしたちは大丈夫何だけど...その」

「前にタイラント帝国と戦った時みたいになったりしないか心配ですよー!!」

「確かにその件について私も心配だが...」

「だぁいじょうぶ大丈夫!!何とかなるさー!!」


3人___ラフィーヌ、たむちゃん、アリア姐さん___は俺の言葉を聞いてもなお、不満そうな顔をしている。

いや、確かに俺も気にならないといったら嘘となるだろう。

だがな、これはソエルさんがピンチの状態である。

レンヤという仲間であり、憧れであり、目標の役に立てるというのは、近づいているかのようで嬉しいものである。

それに、ここまで偉そうなこと言って、引きさがれるわけがない!!


「ッッーー!!!」


瞬間ー!!

レンヤがどこか遠くを不意に見つめ始めたのだ。


「レンヤ?どうしたんだ!?」


レンヤは人差し指を口に当てて、「静かに頼む」的な合図を出した。


辺りに静かな時が訪れる。


そして、数秒後レンヤの口が動く。


「...タイラント帝国のレックス皇子が何のようだ?」


それはどこか遠くを___まるで睨みつけるかのように___見ているため、独り言のようでもあるが、今のレンヤの雰囲気から、誰かと会話しているのだと予想できるだろう。

題名を考えるのが難しくなってきました!!

ですが、1章は全部、このような形で頑張りたいと思います!!

無理やりにでも!!


さて、次回はいよいよレックス皇子が動き始めます!!

ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!

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