グリフォンの予想では
赤黒いオーラについて...。
私は必ず解決させなければならない!!
前書き担当 アリア・ファンフィール・ネイサ
『あぁ、知っている。赤黒いオーラの宿したモンスターが突然と姿を表したのだ。そのオーラを宿したモンスターは凶暴性が増して近づくものを無差別に襲いかかる。』
そう。現在、グリフォンの言っている所までは俺たちにも理解できている。
あの赤黒いオーラを宿したモンスターには、もはや理性と呼べるものなどは無く、本能の赴くままに破壊と殺戮を繰り返している。
....それはまるで、『生きる屍』と呼ばれているゾンビのようでもある。
「そこまでは私たちも理解できている。何とかしてその赤黒いオーラを宿している者を無くさなければならない。その元凶とかを知ることが出来れば...例えば、何故その赤黒いオーラが宿り出したのかとかは知らないだろうか?」
『ふむ。あれは一種のウイルスだと考えた方が正しいだろう。赤黒いオーラを宿した者が感染源となるのだろう。』
「「「ウイルス!?」」」
グリフォンからウイルスという言葉を聞き、俺たちは驚きを隠しきれずに声を出す。
どうやら、アリア姐さんがサヤの家で言ってた予想であっているようだ。
しかし、そのウイルスについて気になることがある。
「グリフォン。ウイルスと言っても色んな種類があるわよね?ウイルスの種類によって感染方法も違うわけだし、その赤黒いオーラはいったいどのような感染方法なの?」
うん、俺が聞こうとしてた事をそのままラフィーヌがグリフォンに聞いてくれた。
でも正直、予想はできている。
多分、噛みつかれたり、引っかかれたりといった接触感染、唾液感染、血液感染だろう。
『赤黒いオーラを宿した者の唾液や血液が体内に侵入し、絶命した場合だろうと予想する。現に、赤黒いオーラを宿した者に襲われ絶命したモンスターが同じオーラを宿し始めたのだ。』
ここにいる俺、たむちゃん、ラフィーヌ、アリア姐さんは同時に額に汗が滴り落ちるのを感じる。
4人は赤黒いオーラを宿した者と戦った事がある。
そう、アリア姐さんの隊員と戦ったユーユアスの時にだ。
激戦であった、あの戦いが脳裏に浮かび、自分たちが傷ついていたのを思い出す。
その切口に、隊員の血液や唾液が入ってしまっていたら....
死と同時に自分たちが赤黒いオーラを宿す
「ぐ、グリフォン!!そのウイルスを治す方法など無いのか!?」
アリア姐さんは真っ青な顔でグリフォンに叫ぶ。
そのアリア姐さんの表情からグリフォンは俺たちがどのような状況かを想像した
『ま、まさか既に接触が?感染している可能性があるのか!?』
「絶対かは分からないが...」
『....治す方法は、分かっていない』
...え?
治す方法が分からない...?
嘘だろ?
俺....
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
「ーーっ!!!」
瞬間、周囲に女性の叫び声が鳴り響く。
その声の主はアリア姐さんだ。
「私のせいだ!私のせいだ!私のせいだ!!私のせいだ!私のせいだ!私のせいだ!私のせいだ!私のせいだ!私のせいだ!私のせいだ!!わ、わたしのっっっ!!」
「大丈夫ですよ!!アリアのせいじゃないですよ!!」
正気を失っているアリア姐さんを、たむちゃんが抱き締めて、心を安定化させようとしている。
このままでは、アリア姐さんのトラウマが蘇り、精神が完全に壊れてしまう!!
「グリフォン!!何か他に知らないのか!?この状況をひっくり返せれるような何かを!!情報をくれ!!」
『....。治す方法は分からない。しかし、タイラント帝国か知っているかもしれない。』
何...?
今、グリフォンは何て言った?
タイラント帝国だと?
「そのタイラント帝国に行けば何か分かるのか!?」
『予想では、タイラント帝国が元凶だろう。そこに行けば、もしかすれば、治す方法があるかもしれない。』
まだ、可能性はある!!
「今すぐ行こう!タイラント帝国に!!」
「ウル!!行くって言ったってタイラント帝国の場所は誰も見つけたことないのよ!?突然現れて突然消える....そんな国をどうやって見つけるのよ!!」
そうだった!!
タイラント帝国の場所が分からないんじゃあ行くことができない!!
どうすれば...
『タイラント帝国に行きたければ...ワルダーナ国へ向かえば何か分かるかもしれんな』
「な、何だと!?タイラント帝国の場所を知っているのか!?」
グリフォン、そこまで有能なのか!?
『いや、正確には分からんが、ワルダーナ国はタイラント帝国を後ろ盾にしているという所から、もしかしたらヒントがあるのかもしれん』
なるほど、確かにそうだな。
虎の威を借る狐ということわざを示したようなワルダーナ国。
その虎の居場所を知らない訳がない!!
「でも、ウル!!ワルダーナ国ってレンヤが滅ぼしたんじゃないのですか〜?」
「確かに、たむちゃんの言う通りだな...よし、とにかく、レンヤと連絡を取ってみるか」
俺は懐からトランシーバーを取り出し、レンヤにへとこれまでの事を連絡する。
『随分と連絡が遅かったなぁ、ウル。...で何だ?』
次回は、久しぶりにレンヤ側の話しになりそうです!!
多分っ!!
もし、よろしければ感想を頂けると焼き鳥なりに成長いたします!!
ご意見などもぜひ!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!




