グリフォンとの出会いでは
まさか、グリフォンに出会うなんて!!
前書き ラフィーヌ
ジム王子を掴んでいたプテラノスライサーはグリフォンの雄叫びに驚き、足を反射的に離す。
解放されたジム王子は「うわっ!」という声を上げて、地面に尻を打ち付ける。
「いったた....」
地面へと尻餅をついているジム王子の事など、グリフォンを目にしている現在は視界にも入らず、気にもしない。
「グ、グリフォンってあのグリフォンか!?」
グリフォン
獣の王と呼ばれるライオンと鳥の王と呼ばれる鷲の姿を持つ事から、眷属とした国は王の力を示すための象徴とされる。
知性が非常に高く、様々な言語を話す事ができる。
まさか、ドラゴンの次はグリフォンか...!!
し、しかし、身体のサイズはドラゴンと比べると大きく無いのだが、その威圧感、王者たる風格はそれ以上かもしれない!!
強い風....だが、荒々しい風ではなく、神聖な風で、草木を揺らす。その風には金色の煌めきを感じるのだ。
その気迫に押しつぶされそうになりながらも俺は口を開く。
「このタイミング....明らかに戦闘へ突入か?」
「いや、グリフォンは非常に知性が高い。話し合えばきっと理解してくれるだろう」
俺の言葉に反応をしたのはアリア姐さんだ。
アリア姐さんはこのグリフォンを前にしても冷静な判断が瞬時に出来ているのだ。
流石、調査隊隊長だ!
きっと、これまでの調査の中でグリフォンと出会った事が何度もあるのだろう。
そんな、アリア姐さんの様子を見てからか、ラフィーヌやたむちゃんたちも口を開き始めた。
「確かに、アリアの言うように、グリフォンは知性が高いって聞くわね。でも、こうして見るのは初めてね...」
「凄く強そうですよ〜!!でも、何でグリフォンがここにいるのでしょうか〜?」
「では、その事も含めて、グリフォンに聞くとしよう。」
たむちゃんの問いに対してはアリア姐さんがアイディアを出し、グリフォンへと近づいていく。
その様子に気づき、グリフォンが口を開く。
『...ふん。何用だ?』
俺は始めて人間以外の動物が話すのを聞いたのだ!
モンスターが叫ぶのは聞いたことがあったが、こう言語を話されると不思議なものだ。
グリフォンの声は低い声でかつ、所々にエコーがかかっているかのような響きがある。
異常なほどの響きに、2箇所以上のところから声が出ているのではないだろうかという気持ちを抱く。
どうやら、そう思っているのは、たむちゃんやラフィーヌ、ジム王子も同じのようで、皆、驚きの表情を示している。
アリア姐さんはと言えば、グリフォンの言葉に反応を示す。
「私たちはスィーハ王に依頼されて、プテラノスライサーの討伐をするために来たのだ。どうやらプテラノスライサーの大量発生しているために、安全にヒィジムへと向かえ無いのだ。」
アリア姐さんの言葉を受け、グリフォンは眉を寄せる。
『ヒィジムへ向かうと言ったか...なるほど。爆発やら起こっていたがあれはいったい...』
「タイラント帝国軍に攻撃されたんだ!!」
グリフォンの言葉の途中で俺は答えを出した。
そして、『なるほど』と呟き続ける。
『ヒィジムがタイラント帝国によって崩壊寸前であるから、スィーハ国に助けて貰うように頼みに来たって所か。だが、プテラノスライサーが大量発生していると...』
「その通りだ。しかし、何故、こんなにプテラノスライサーが大量にいるんだ?」
確かにそうだ。
アリア姐さんの言う通りで、プテラノスライサーがこのように大量発生している理由がわからない。
『お前たちが1番わかっていると思っていたのだがな。...赤黒いオーラを宿ったモンスターの発生だ』
「何!?赤黒いオーラだと!?」
やはり、アリア姐さんも食いついた。
赤黒いオーラの事について...
もしかしたら、このグリフォンから聞き出せるかもしれない!!
「その赤黒いオーラの事について何か知っているのか!?」
グリフォンと出会ったウルたち。
そのグリフォンから告げられる赤黒いオーラについて!!
それは次回です!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




