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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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プテラノスライサー討伐クエストでは

月狼特殊部隊リバースヴァレッツ!!いい名前ですよ〜!!

ところで月狼って、どーゆー意味ですか〜?


前書き担当 ルシュタム

スィーハの門から外に出た俺たちはプテラノスライサーを探す事となっている。

プテラノスライサーから逃げるようにスィーハへと向かったというのに、そのスィーハからプテラノスライサーを討伐するために出る事となるとは...

まぁ、自分で受けると決めたのだから文句は無い。


ふと、遠くから何か騒がしい音が聞こえ始め、隣の黒髪ツインテールの少女が口を開く。


「早速、やって来たわね...」


ラフィーヌが指で示している方向を見つめると、確かにそこにプテラノスライサーの群れがやって来ていたのだ。

ざっと、50匹以上って所で、俺たちとプテラノスライサーとの距離は1km以上。

距離があるにも関わらず、『ギュエェ!ギュェェェッッ!!』と言ったプテラノスライサーの鳴き声が耳に響く。この声によってラフィーヌは気づく事が出来たのだ。

この声が威嚇の目的のための声だと理解するのに時間は要らないだろう。


さぁ、50匹対5人の戦いの始まりだ!!

...ん?

5人?

俺、ウル・ファントム。

たむちゃん。

ラフィーヌ。

アリア姐さん。

...

5人?


「なぁ、ジム王子くん。何で、君もいらっしゃいますのかな?」

「え!?僕ついて来たらダメだった...かな?」


その王子の言葉を聞き、頭痛が走ったので眉間に手を当てる。

正気の沙汰ったぁ思えねぇなぁ。

俺は、なるべく、そう!

なるべくぅうう!心を落ち着かせて、優しい口調で王子に説明をする。


「いいですか、ジム王子ぃぃ。現在、ここにいると言うことはですねぇぇぇ、危険が伴う訳ですよ!!き↑け↓ん↑そもそもぉ、このように付いてくる予定ならスィーハ国の城で安全な状態にしてもらってた意味が無いじゃないですか?分かります?」


俺の完全無欠の素晴らしい崇め称えるべき美しい言葉を耳にしたジムは何やらモジモジとし始めた。

まるで自信をなくしたかのように。

まるで羞恥心を持ったかのように。


「いや、でも...その.....ラフィ...じゃない、えーと、僕もヒィジム国のために頑張るために来たんだ!!だから、手伝いたくって!!」


一見、正しいように聞こえる今のセリフ。

だがそれは、大いなる間違い!!


その理由ひとぉぉつ!!

始めは恥ずかしく言っていたのだが、途中で一気に気迫を入れるという不安定な言葉だった!!

これすなわち、適当な言い訳を探しながら会話をし、よい言い訳が見つかったから答えたという動きだ!!


その理由ふたぁぁつ!!

明らかにラフィーヌと呼ぼうとしてたのにも関わらず、焦ってヒィジム国の名前を出してきた!!

これすなわち、無意識ならとんだポンコツ無能野郎!!わざとならキモイあざとい!!


結果

俺の言ったことが全然分かっていない!!


「いいか、ジム王子!!今、擦り傷とかでも怪我をされたら...」

「ウル!!危ないですよぉぉ!!」


ーー!!

俺の言葉を遮ったのはたむちゃんだ。

しかし、俺が驚いたのは、そのたむちゃんの言葉ではなく、俺の真後ろの地面に突き刺さっているプテラノスライサーの事に対してである。

どうやら俺はジム王子との話に熱くなってプテラノスライサーたちの群れに背を向けていたようだ。

その背を狙って一匹のプテラノスライサーが(くちばし)をまるで槍のように勢い付けて突撃してきたのだ。


「しまった!!敵が目の前にいるってのに!!さぁ、ジム王子。邪魔と怪我はしないでくれよ!!」

「うん!わかった!!」


俺はプテラノスライサーたちの方へ向かって声を上げたため、ジム王子の様子は分からないが、とにかく今は目の前の敵を倒す!!


「スィーハへ向かった時の馬車での戦いと基本的には同じだ!!たむちゃんとラフィーヌは後衛...つまり、遠距離攻撃を!!俺とアリア姐さんは接近戦で行こう!!」

「「「了解!!!」」ですよー!!」


俺たち『月狼特殊部隊リバースヴァレッツ』は息の合った雰囲気で気合いを入れる!

早速、アリア姐さんは突撃に来たプテラノスライサーたちを倒している。

よぉし、俺も...


「えっと僕は、どうすればいいかな?」


はぁ?

んなもん、知らねぇよ!!

なぁ〜んて事を思いつつも口に出さないのが俺です。


「ジム王子は隠れてて...ってもどうせ無理っぽいし」

「じゃあ、あたしの作ったこれ貸してあげるから」


ラフィーヌは錬金術で作った細長い、1目見た時は杖のようにも見えて、小さな筒のようなものが付いている...説明が下手ですみません、俺の世界ではスナイパーライフルと呼んでいたものをジムに渡す。

それを受け取って満面の笑みを浮かべてジムは感謝の気持ちを素直に告げる。


「ありがとう!!ラフィーヌさん!!」

「え?...うん。怪我させると困るから後ろで撃って」

「あ、ありがと...///」


おいおい、ラフィーヌ。

無意識だろうが、その言い方は誤解されるぞ?

現に、ジム君の顔が真っ赤じゃないか!

っと、それどころじゃないな、まずは目の前のプテラノスライサーを討伐だな!


俺は剣を握りしめ、体を低く構える。

当たり前だが、プテラノスライサーは俺より高い位置からの攻撃となる。

その角度を計算し、自分の剣のリーチによる攻撃範囲を考える...。

そして、プテラノスライサーによる突進が始まる!!

近づいてくる!!

60m...

30m...

15m...

世界がスローモーションのように感じるのは、俺が圧倒的に集中しているからか、はたまた、この状況で命の危機を感じているのか。

だが、それは好都合!!


見せてやる...元テニス部前衛の攻撃力を!!


俺は地面を勢いよく飛び跳ねて、身体を弓のように捻る!!

そして、振り切る!!

打点は自分より斜め上といった所だ!!

キーーーンという金属が打つかるような高い音が鳴り響き...

ん?

俺によって地面に落とされたプテラノスライサーをよく見てみると、翼の所が刃物のような鋭利性を持っていたのだ!!

そうか、だからスライサーか...!!!


「分かりやすい名前ってわけか。」


この世界に来てみて、確かにファンタジー系のモンスターも入れば、古代に生息してたようなモンスターも存在しているって事だな。

名前も、俺がいた世界の生物との名前に近いものがある。

単なる偶然か、それとも、過去に俺のようにこっちにやって来た人間がいる...とか?

それは考え過ぎか。

しかし、このプテラノスライサー。よく見ると背中に傷が付いているな...。まるで爪で引っかかれたかのように。


「ウル!!さっきから何を突っ立っているんだ!?まだまだプテラノスライサーの攻撃は止まっていないのだぞ!!」

「すまない、アリア姐さん!!すぐに攻撃に戻る!!」

早速、プテラノスライサーとの戦いです!!


しかし、謎の切り裂かれたかのような傷跡...

プテラノスライサーの縄張りが変更した理由とはいったい!?

それは次回です!!


では、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!

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