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兄と妹は身体を共有して異世界生活を謳歌することにしました。  作者: ノヴァ
第2章~まずは新生活から謳歌し始めようと思う。~
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サラのパラメータ


「てか、それはそうとビッグバイパーの買い取り査定の確認はいつ行くのよ?」

「あー、あれかー。もう少しゆっくりしてから行きたいかな。手に入ったお金で家財用具買いたいし」

 思えば私とミーニャの部屋はベッド1つしか家具がない寂しすぎる内装。少しでも内装は良くしておきたい……。少なくとも机とタンスは欲しいな。

「あのね、家財用具なんか倉庫にたっぷりあるから別に買わなくてもいいんだけど」

「あ、そうなの?」

「ふん! あんた達のお財布事情が心配とか全然心配してないんだからね!」

 あ、なるほど。サラはこうやって弄べばいいのか。軽くつつけばどんどんツンデレが溢れてくるな。

『案外手玉に取りやすいだろ?』

『まぁ、確かにね……。でもあんまりやると飽きられるから程々がいいかも』

『お前は誰に対して何の配慮をしているんだ』

『ちょっとお兄ちゃんのツッコミの意図が分からないなー』

 さて、お兄ちゃんとの談義はそこまでにして、こっちはこっちで朝ごはん食べないと。朝ごはん食べないと一日のギアが入らないからね。

 ──あ、そういえば。

「ところでサラのパラメータってどんなの?」

「え、私の? 自分のスマホで見れるでしょ」

「え、そうなの?」

 サラに言われてパーティーメンバーのアプリを立ち上げると、確かにパーティーメンバーのパラメータを確認出来るようになっていた。

 なので早速サラのそれを確認してみる。




 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 



 サラ・ニヴルヘイム


・冒険者ランクG


・MP 45/45(補正無し)



 固有スキル

☆令嬢の品格

 ・他人との会話時に発動。相手の自分に対する好感度が上がる。



 サブ固有スキル

☆ツンデレ

 ・結構な確率でツンデレ発言をするようになる。また、ツンデレ体質になる。



 取得スキル

☆アイテム感知Lv.6


☆剣技Lv.3


☆体術Lv.3




 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 



『『………………………………………………』』

 あの、ごめん。お兄ちゃんと一緒にツッコませて?

 じゃあいくよ、お兄ちゃん。



 ────ツンデレがスキルってどうゆうことだっっ!!??



 え、ツンデレってスキルとかで表されるもんなの? てかサブ固有って何、サブ固有って? 最早ツッコミ所しか無いんだけど!?

『なんか……一周回って笑いが込み上げてくるんだが』

『うん、私も』

「何よ、人のパラメータ見ながら固まって」

 あ、私いつの間に固まってたんだろ。サブ固有の恐ろしさ、ここに感じたり。

「ご、ごめん。サブ固有スキルの衝撃に驚き過ぎて……」

「あー、あれね。私だってあんなスキル身に付けたく無かったのよ。でも、15歳の時にスキルが発現しちゃって……」

「? 発現?」

 突然聞き慣れない単語が出てきて、私は首を傾げる。

「あぁ、あんた異世界人って言ってたわね……。いいわ、説明してあげる」

 軽く溜め息をつくと、サラはスキルについて解説し始めた。

 取り合えずまとめてみると──


 1・固有スキルは人間を始めとする種族の個体それぞれが産まれた時から保有しているスキルである。

 2・同種族間に同じ固有スキルをもった人間は存在しない(ただし、故人の持っていたスキルはこれに類しない)。

 3・それに対しサブ固有スキルは同じ体質、性格、性別のいずれかが同じ人物(異種族間の壁は関係無く)が保有する。

 4・また、サブ固有スキルは年齢を重ねるとパラメータ画面に表示されるようになり、表示されるようになることを「発現」という。

 5・取得スキルは言わずもがな個々人が自由に発現できる。その数は数百にも及び、レベルは無制限に上がっていく。



 ────とまぁ、こんな感じ。

「ようするに、サラは俗にいうツンデレ体質だったからツンデレのサブ固有スキルが発現したってわけ?」

「大体そんな感じね。でも発現するのは数人に一人だから数は多くないわ。種類は他に『ドジッ娘』とか『アホの娘』とか色々あるけど」

 あ、つまり女の子のサブ固有スキルは萌えのジャンルな訳か。となると、「おっとり系」とか「お嬢様系」みたいなのもあるのか。

 つまりサラにツンデレが発現したのはお嬢様成分が薄かった訳で。あとは語るまい。

「じゃあ、準備して行くわよ。もう朝食は良いでしょ?」

「平気、へっちゃら!」

「そう。ミーニャ、あんたは────あれ?」

 ジャアアアァァァァァァァァァァァァァァァ…………。

 サラの言葉が詰まると同時に、結構な水が流れる音が。見ると、同じ食卓に座っていたはずのミーニャの姿がいつの間にか消え失せていた。流石は猫人(ワーキャット)、気配を消して動くのが得意みたい。

 その数秒後、階段を降りてくる音と共にミーニャが戻ってきた。

「ふぅ……。スッキリしましタ!」

「あら、トイレなら一階にもあったのに。何で二階のトイレを?」

 あ、確かサラの言う通り、この家にはトイレが2つあるんだよね。1つは一階に、もう片方は2階に。

 確かに元々この家は大所帯が住む設計だから、その方がトイレは効率がいい。でも、何故にミーニャは2階のトイレを?

「え、えっト……。ベ、別にいいじゃありませんカ!」

 あの顔、嘘をついてる顔だぜ。

 証拠に超キョドってる。

「ミーニャ、正直に言いなさい。2階のトイレで何してたの?」

「シュ、守秘義務というものガ……」

「言わないと追い出すわよ。さぁ、2階のトイレで何してたの?」

「……ス、少しばかリ……性欲発散ヲ…………」

 あ、なるほど。それは他人に隠したいよね。


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