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兄と妹は身体を共有して異世界生活を謳歌することにしました。  作者: ノヴァ
第1章~異世界へやって来たけど何をしよう~
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クエスト受注 2


「ミライ! パーティ組みまショそうしまショ!」

 即決即断で助かった。

「では、スマホの《パーティ登録》のアプリを起動して、お二方のスマホを向けあってください」

「えっと……こうか?」

 言われた通りアプリを起動して、ミーニャのスマホに自分のそれを向けてみる。

 ──ピロリン!

《ミーニャ・ヴァルシャートさんのパーティ登録完了しました》

 すると、電子音が鳴ると同時に画面にそう表示された。

「はい、これでお二方は晴れてパーティです。仲良くやってくださいね」

「なんか手っ取り早すぎる気がするけど……まぁいい。これでさっきのクエスト、二人で受注出来るんだよな?」

「問題はありません。では、クエストの手続きをしますのでこちらにお二方のスマホを。あ、画面は今回お二方がやられるウサギ狩りクエスト選択画面でお願いします」

 俺達は指示通りクエストを選択した状態の画面にすると、受付嬢はそれを台座型の充電器のような機械にセットし何やらメモを執り始めた。覗き込んでみると、どうやら報告書らしい。

 ピロン!

「はい、これでクエスト手続き終了です。あ、クエストは特に時間指定されていなければ24時で解約となって報酬が貰えなくなってしまうのでご注意を」

 再び電子音が鳴ると、受付嬢はそう注意事項を説明してスマホを返却した。

「わかった。じゃあ行くぞミーニャ!」

「はいでス!」

 スマホを胸の収納スペース(谷間)に突っ込むと、俺達は冒険者ギルドを飛び出した。


******


「さて、ウサギはどこかなーっと」

 ハルトーバの町の西門を出て歩くこと数十分、俺達は広大な草原にたどり着いていた。

 門番曰く、この辺りが近場で一番ウサギが獲れるらしい。

 しかし、一面の草が自分等の腰近くまで伸びるほど生い茂っているために探すのは手間がかかりそうだ。

『でもこれってあっちが動けば一発で分かるよね。草が長いから大きく揺れる訳だし』

 確かにそうかもしれないが、それは逆に微風程度の風でも大きく揺れる事を意味する。

 草が揺れる所をしらみ潰しに調べても外れの可能性が大いにあるというわけだ。

「でもこれじゃ立ってばかりで疲れるな……。どっかにいい場所は──あった!」

 座りながらウサギを探せる場所は無いかと辺りを見回すと、右手数メートル程先に草むらから突き出た大きな岩を見つけた。

 しかもうまい具合に平べったくなっているので座って探すのに丁度いい。

「おーいミーニャ、あそこに座ってウサギ探すぞー」

「はーイ! ちょっと待っテってあッ!?」

 その時、こっちに向かって走り出したミーニャが何かに気付き、その場に座り込んだ。

「どうしたミーニャ!? ウサギの巣でも見つけたか!?」

「いエ、100円拾いましタ!!」

 期待した自分がバカだった。

 

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