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神の謝罪
「ここはどこだ?真奈は?」
優は動揺していた。
優は死んでしまった真奈とともに夜中の道端にいたはずである。
だが、現在は明るい部屋の中にいて、知らない老人が立っている。
その老人は閉じた目を開けると、説明を始めた。
「ここは、お主が生きていた世界ではない。お主に分かりやすいように言うと、神の領域じゃな。そして、儂は神じゃ。」
自分は神であると名乗った老人に優は激昂した。
「お前が神、だと、、?神が、いただと?ふざけるな!何故真奈を見殺しにした?お前の力があれば止めることができたんじゃないのか!」
「確かに、儂の力があれば止めることができた。だが、気づいたときには遅かったのじゃ。すまんかった。お主についてもな。」
「ふざけるな、真奈は、、真奈は、、。もういいよ、あんたを責めたところでもう真奈は戻らないんだろ?俺をあの場所に戻してくれ。真奈を運んであげないと、、」
神は首を横に振る。
「先ほど儂はお主についても、と言った。あの娘が亡くなったショックと神である私への怒りで、体から魂が抜け出し、普通では辿り着けんこの場所に来てしまった。二度とあの世界に戻ることはできん。可哀想じゃとは思うがな。」




