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幕間
これを読んでいる人間に聞きたい。
もしも。
もしもである。
できないとされていることを自分にだけできたら、どう思うだろうか。
自分だけが特別な存在だと思うか。それとも、何かしらの裏や作為を疑うか。
はたまた……眼前で起きていることそのものが、何かしら自分の勘違いであると思うだろうか。
……開いたのだ。
なんの手応えもなく。驚くほどすんなりと。
開かずの部屋と呼ばれたそれは。
21号棟、102と103の間。
本来存在しないはずのその空間。
もう一度聞こう。
できないとされていたことが自分だけにできたとしたなら。
あなたならこの事象をどう取る。




