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ゲームのバグってどういう原理?ー原作ー  作者: まとせぴと言ふ者
ガルシアアーミーとの戦い 終止符
43/45

Episodio 31 負の式 ~時を操る賢者、再び

どうもとまにちは、極紅茄子こととまぴぃ、とまとまりねです

久しぶりに投稿予約機能を使ってみました。今は大体四時ごろです。

眠くはないけどうとうとしながら執筆したのでいつもよりひどいことになってそうです

まぁ、きっと大丈夫でしょう。本編をどうぞ

「...ねぇタービン、変じゃない?」

「え?なにが?」

アイシルやメイプルも気づき始めているらしい。だが、今日はタービンの謎の勘は働かないようだ。

「私たち、最近寝た?」

「いや?」

「でも、ずっと歩いてるし、眠くないし疲れてもいないでしょう?」

「そうだな」

「それに...

この街に来たの、何回目だったかしら」

そう、何度も、この街を訪れているのだ。

それだけだったら、ただ迷ってそこらをうろちょろしているだけかもしれないが、カミュたちが感じているように、寝ても居ないし、休んでも居ないのに、眠くもないし疲れても居ないのだ。この事から、同じ時を繰り返していることが分かる。

このあたりの特性なのか、または悪意を持った誰かの仕業なのか...

「ようやく気づきましたか、ずいぶんと鈍いようですねぇ」

その声に気付いたとき、周りの背景は白黒になり、鳥も、人間も動きが止まっていた。『時間が止まっている』。皆が、声のする方を見上げた。そこには、不敵な笑みを浮かべる、少女が居た。

「お...お前は...!」

その少女は「ルリナ」

すでに消滅している。いや、カミュが消滅させたはずだった。

「ふふふ...皆さん驚いてますけど、『ここはゲームの世界。』お化けなんて珍しいものじゃないでしょう?」

「...ただの『死』じゃなく『消滅』のはず」

「そんなの誤差の範囲ですよ、そんなことより、疑問に思ってる事、ないのですか?」

ルリナが露骨に話を逸らしたが、そっち側は言及せずにつづけた。

「なぜ、時間を止めているの?」

「ヒントは、ここは勇者村です。」

勇者村、冒険に旅立つ...いわゆる主人公が育つ村だ。大抵はこの初期の村から勇者が誕生し、出発する。バクソーもそうだ。

この村の時間を進めなければ、勇者も育たない。ガルシアアーミーを潰されないための案なんだろう。

「...取りあえず、あんたを再消滅させればこの事象は解決する!」

「おっと、あんまり気を立てないでください、私はただあなた方に『ヒント』を伝えにきただけですから。」

カミュが剣を構えるが、ルリナがなだめた。

しかしタービン、

「そのヒントとやらを知りたきゃ私を倒せ!とでも言うんだろ?」

「いえいえ、そんなケチ臭いことしません、別時間軸の私じゃあるまいし。」

「別時間軸...?」

聞き慣れない単語だ。

「ご存知ないです?この時間軸以外にもパラレルワールドと呼ばれる別時間軸が数え切れないほどあるんですよ?そのうち私の理解している時間軸、私は『幸の式』と呼んでいるのですが...その時間軸の私はこのヒントを与えるためにバトルを挑んだようです」

「...そんな難しいこと話さんで良いから、早くヒントとやらを教えてくれんか?」

「...誰だ...!?」

突然の男の登場に、ルリナの様子が変わった。

『この時間軸が理解できない状況になった』のだ。

「うッ...ぐぁ...」

「おっと...『タイムパラドックス』でも、起こしちゃったかな?」

「あんた...は...一体ッ...!?」

「嬢ちゃんたち、良いかい、こいつの言うことは信じちゃならない。死にたくなきゃね」

その男は見た感じはカミュたちより若い、現実の年齢で例えるなら中学生程度だった。

しかし、ところどころ年寄り臭い口調だった。少し意識しているような...

「おーい、君の、名前は?」

「...紅色の茄子」

紅色の茄子と名乗った?少年は少し小走りで行ってしまった。後を追おうとするも、いつの間にか見失ってしまった。

「何だったんだ...今のは...」

「あら?何で私たち立ち止まって...」

アイシルがそう発言したとき、目の前にいた『ある妖怪』は、すでに誰の記憶にも留まっていなかった。

タイムパラドックスにより、『居ないことになった』だけである。

そんなこととはつゆ知らず、謎の少年と出会ったという記憶だけ残して勇者村を後にした――



「あなた、はやくどうにかしないと...」

「ああ、まずいな...うちにこのまま『死体』を置いておくなんて...」

『ゲーム中の子供が突然倒れ、そのまま『意識不明になる』事件が多発しています』

「まさか...香美は死んだんじゃ...無い...?意識不明ですって...!?」

『現在、電子病研究チームの研究も終わり、「この装置にゲーム機と共に入れれば意識を取り戻す」とのことです。では、電子病研究チームより○○さん...』

『治療はできるだけ急ぎましょう、善は急げです!手遅れになる前に!!』


その日は鍵のかかっていない、テレビの音が常に聞こえる家が多かったという。

その日、人口はほとんど元に戻ったのである。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Episodio 31 負の式 END

次回話にご期待ください

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