Episodio 30 負ノ式〜キサガナシティ 別れ 参
※この登場人物のモデルとなっている方を侮辱している訳ではありませんが、この様な展開になったのはお詫びを申し上げます。
どうもとまにちは、極紅茄子ことトマトマリネ、トマたんーです。
えー、遅れました。存在を忘れていました。ごめんなさい。
ファンとしていつも見てくれている方には本当申し訳ないことです...
それでは、まぁ、ゆるーくのんびりと(していない回ですが)ご閲覧ください。
※小説を読む時は、部屋を明るくして、画面に近づきすぎないようにしてね
なぜこうなってしまったのか分からない。
私はただ示談をしてきたはずが、何故か『ガルシアアーミー』というやつを目の前に後ろでは今にも殺しにかかりそうなカミュさんたち。
「で、で、あなた達は私を倒しに来たんでしょ?」
「いや、、私はただ示談しに来ただけで...」
「じゃあ、後ろのその殺気づいた人々は?」
後ろには殺気に塗れたカミュさんとタービンさんが立っている。居づらい。
なぜ、こうなってしまったんだ...目の前のこの客さえ来なければ私はこんな事になることは無かったのだろう...
「で、あなたは倒されたいわけ?」
「それはこっちのセリフだよ?」
カミュさんとメリアが言い合いをしているが、殺気のオーラで脳が正常に動作しない。いや、動作というと人工知能のようだが、私は至って普通の人間だ。ただ、様々なポーションやエリクサーを生成する事が出来るだけである。
あそこで注文通り売っていれば、こんな事にはならなかったのだろうか?
あそこで断っていなければ、こんな吐き気のするような緊張をすることもなかったのだろうか?
まぁ、時を戻る能力は持ち合わせていない訳であって。
「じゃ、過去に戻ってみたいと思うかい?」
「..!?誰だ!」
突然周りの人々が居なくなったと思ったら、辺りに薄気味悪い空気が立ち込め、私の目の前に一人の少女が現れた。
「私はルリナ、時間を操るだけのただの人間だ。」
「時間を...操るだと...?」
「ほらァ、時間、戻りたいと思うだろう?」
「戻りたい...です!」
「あっはっは、良いだろう、戻してあげるよ、『例の客が来る前の日付』に。」
ーーお代は、寿命から頂戴しておくよ.........♪
パチッ
「お父さ〜ん、起きて〜、もう8時半だよ〜!」
「ん....あぁ...済まない...」
西洋暦表を見ると...確かにあの客の来る前になっている。
「いらっしゃいませ〜♪」
店の方からフナンの声が聞こえる...取り敢えず、店に出るしか無いだろう。
....昼の休み時。
そこで、ある客が訪れた。
「ほう...本当にエリクサーが格安で売っているのね...」
間違いない。「メリア」と名乗る例の客である。
「ちょっと、店員さん?」
「あの、お客様..メリアさん。」
「....!」
客は驚いた様子である...他の者の記憶は無い...つまり、ただの瞬間移動ではない事が言えるが、記憶を消滅させる魔法を使っているとしたらまた別である。
しかし、その魔法の解毒薬はすでに開発済みである。
客にかけると...
「うわっ、冷た、何するのよ...!」
んー...効果は無いようだ。
これで、時間移動したことは証明できた。
「...で、ここからここまで、全部頂戴。」
ここからここまでと言っても、店の全部である。
「あ、ええ、勿論です」
....これで良い。これで、人生は元に戻るはずである。
ーーお代は、寿命から頂戴しておくよ.........♪
「....はっ..!」
「おおう、起きたかい♪」
「...ここは....?」
「何言ってるんだい、君がさっき『過去に戻った』所さ」
「じゃあ...何故今ここに居るんだ...?」
まさか、まさかまさかまさか
「未来を変えたつもりだろうけど」
やめろ...!
「君、全く変えられてないよ」
...まだ、口を開くか...!?
「それに...」
もう、寿命切れちゃった。
「....何を言って....?」
「気づいてないようだけど、何回も挑戦してるんだ。過去に戻って。」
「....は...?何を言っているんだ、大人を弄ぶ気か...!?」
「...ま、これ見てみな」
そう言うと少女ルリナは鏡を差し出す。
『20xx 06 23 23:37』
「これが、寿命。人間の目には人間の使う十進法に対応して...」
「...そこじゃない.....嘘だ...嘘だ!どうせパチモンなんだろ!!嘘だろ!!死なないだろ!!」
「...残念、本当なんだよ」
「あるだろ、、あるんだろ、助かる方法!!」
「あるよ?」
「早くそれを!!」
「ガルシアアーミーを束ねる最高指揮官になれ。」
予想以上の回答に背筋が凍りつく。
「ガルシアアーミー...って...セシダリアの束ねる団体じゃ...」
「そのセシダリアに、なってもらうのさ...♪」
ルリナが不思議な首輪を掛けると、私の頭に記憶が入ってくる。
『私はセシダリアである、この世界を変えるためガルシアアーミーを設立する』
まるで、最初からそうであったかのような.........
ーーお父さんが居なくなってから10日。
いつの間にかお店は活気を取り戻した。
5日に1回はうちに「セシダリア」さんが来て、値段以上の金額を置いていってくれてるけど、やっぱり、お父さんは帰ってこない。
エリクサーの生成技術は既に継承されていて、店は継げているけど...
「お父さん、まだお帰りにならないの?」
「はい、そうなんです」
「心配ねぇ、これ、受け取って。」
そういい、ポチ袋にお金を入れて置いていってくれる常連客もいた。
...お父さんに、何があったのかな。
「結局お父さんの件は解決しないまま別れちゃったわね...」
「やっぱり、戻った方がいいんじゃないか?」
「『どうしてもここで待ってないと』って言ってたから...」
「ガルシアアーミーの事が解決したら、また来ましょうか。」
そういってカミュたちは、しぶしぶキサガナシティを後にした。
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Episodio 30 負ノ式〜キサガナシティ 別れ 参 END
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