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ゲームのバグってどういう原理?ー原作ー  作者: まとせぴと言ふ者
謎の軍団、ガルシアアーミーとの戦い
35/45

Episodio 28 幸ノ式 ~ 謎の商売師 フナン

みなさんとまにちは。

最近、TVでトマトと聞く度に反応する、極紅茄子ことトマトです。

今テスト期間なんです。だから適当になっちゃうんです。ごめんなさい。

それではEpisodio 28 幸ノ式 START!

※小説を読む時は、部屋を明るくして、画面に近づきすぎないようにしてね

風になびき、きしめく枝。

その不気味な音が常に響くこの森を、私たちは歩いていた。

「ほら、早く歩けよ。」

「仕方ないじゃない、もう30分も休憩無しで歩いてるんだから!」

私はイライラしていた。周りは木ばかり、いくら歩いても同じ景色なのだ。

ミシミシ...

不気味な音の鳴る回数が増えた。

「ちょ、ちょっと、なんかおかしくない?」

「怖がりだなぁ、ただの枝が揺れる音じゃないか。」

タービンは何も疑うことなく、私を小馬鹿にする態度でこちらを見下す。

しかし私のいやな予感は当たっていた。空に浮かんでいた月はいつの間にか雲がかかり...いや、雲に隠れ、周りは完全に暗くなってしまった。

「痛っ!!」

アイシルの悲鳴が響いた

敵が突然攻撃をしてきたのだ!

「テムソードバースト!!」

あえて周りを狙わず、空に向かって撃った。

みるみる雲が裂け、明るい月の光が差し込む。ようやく敵の姿が見えるようになった。

「おっと、見えてしまいましたね。」

その姿はまるで闇をそのまま人間にしたようだ。

「あの不気味な雲も音も...?」

「はい、そうです。恐怖に陥れてから、闇に包み、

そして頃す...!そういうことです。」

目の前の闇は、当たり前のことかのように言った。

「あなた...自分がやっていることがどんな事だかわかっているの!?」

メイプルが今までに無いほどの怒りの顔で、目の前の闇を睨んだ。

その睨みはとても鋭く、周りの全員をおびえさせた。

それからメイプルが消えたと思うと、目の前の闇は倒れ、地面に落ちた。

「さぁ、行きましょう」

メイプルは笑顔でそう言った。

怖い。この子怖い。

皆何も言うことなく、静かに次へ向かった。

キサガナシティ。

港での交易が激しく、プレイヤーもここでよくお買い物をするそうだ。

「ちょっとナレーション、地味にゲームっぽいこと言ったわね」

仕方ないじゃない、普通の冒険小説になっちゃってるんだから。これじゃタイトル詐欺だよ。

さぁメタ発言はこれぐらいにして。

この町では、入ったプレイヤーたちをバトルですぐに追い出してしまうお店があるらしい。

これはブラック企業かなんかなんじゃないかと思い、カミュたちはこの町へやってきたのだ。

「ここが噂の店ね」

その店は"バースリベリトリー"というリの多い名前だ。

「いらっしゃいませ。ここは各種エリクサーが格安で買えます...合法ですよ...」

(あっぶな、絶対危ない薬だろ)

「しかし一つ条件があります。」

(.....)

「私と....戦ってもらう!!」

謎の商売師 フナン登場!!

タービン:っしゃぁ!!

タービンの先手必勝・テムソードボルケイノ!!

フナンに直撃!!

フナン:ぐっ...なかなかやりますね、ですが...!

ーリザレクション

フナンの傷は瞬時に消え、常態に戻った。

カミュ:なっ...!傷が一瞬で...!

フナンの回復魔術、リザレクション。

どんな状態の者も、完全に常態へ蘇生させる魔術。

そりゃあ誰も勝てるわけない。

カミュ:ちょっとナレーター、なめたら困るわ

そう、カミュたちは異例。鋼の防御、敵無しの攻撃力。ほぼ無敵だった。

フナン:ふっ、小癪な...

フナンの斬極惨業!!

全体に斬撃の雨!

メイプル:いぎっ...!

タービン:耐えろ!メイプル!

メイプル:は、はひぃ...!

メイプルはもう限界の様だった。

アイシル:大丈夫?立てる?

アイシルは盾を上手く使え、ダメージが小さかったようだ。

メイプル:立て...な...うあっ...!

よろめきながら立とうとするも、フナンがメイプルに襲いかかる!

アイシル:ちょっと....!

フナン:戦場で倒れ込むなんて、私を頃してと言っているようなものです。それに文句を言うなら、最初から戦闘には参加しないでください。

アイシル:.............

カミュ:アイシル!!だめ!!煽りに乗っちゃだめよ!!

アイシル:................!!

アイシルの波若乃剣・噴煙白百合斬!!

フナンに直撃!!

ーリザレクション

フナン:無駄無駄!!いくら攻撃しても生き返るのですから!!

アイシルの波若乃剣・暁光戦慄!!

フナンに直撃!!

ーリザレクション

フナン:無駄!!

アイシルの波若乃剣・現世煌光影斬!!

フナンに直撃!!

アイシルの波若乃剣・秘技・白露猛獣!!

メート:...!?最終奥義...!!

フナンに直撃!!

フナン:ぐはぁっ!!

カミュ:スキが出来た...!

ーリザレクション

フナン:ハァ...ハァ.....

アイシル:ハァ....ハァ.....

アイシルは、そしてフナンも、疲れ果てていた。皆には魔力切れに見えたようだ。

メイプル:リザレクション.....なんか強そうな攻撃だったのに全て無効化.......

メイプルは、絶望を隠さずそのままの形で表情にだしていた。

しかしメートは冷静に意見を伝える。

メート:こういう術には必ず弱点があるはずです。タイミングをつかんで攻撃するなどしてみましょう。

カミュ:さっき、リザレクションの直前に二連続で攻撃してたわよね?その後リザレクションし、見た目は元通りになったわ。

アイシル:見た目は...?

カミュ:そう、でも、確実にフナンには、ダメージが溜まっている。

メートの考え、タイミングをつかむ、というのは正解だった。

リザレクション直前の少しのスキ。さっきはそこを少し外したが、完璧なタイミングで入れば、倒せる。

カミュ:決まりね。最初の攻撃は私が行くわ。リザレクション直前の決め、アイシル、メイプル、行ける?

アイシル:はい!!

メイプル:行けます!!

タービン:正直俺らの連携より強力だからな。頼むぜ。

アイシル:メイ、やるよ!

メイプル:絶対決めるよ、アイ!

タービン(こいつら仲良すぎないか?)

カミュのテムソードバースト!!

フナンに直撃!

フナン:ぐぅっ!しかしっ!!

カミュ:今よ!!

アイシル メイプル:はい!

アイシルとメイプルのパーニャソードグレネイド!!

フナンに直撃!!!

フナン:ぐ....ぐぁあぁあぁああぁぁぁあ!!


「こ...この私が...負ける...なんて....」

フナンはその場でがっくりとうなだれた。

「私たち以外に、勝った人は居ないんですか?」

アイシルが問う。

「居な....いや、居たわ。たった1人で、たった3分で倒されたわ。たしか..."セシダリア"と名乗ったわ。」

「セシダリア...!?」

一同は同時に驚いてしまった。

「知り合い...なの?」

フナンはそう聞いたが、あえて「多分、人違い」と答えた。

おそらく、ガルシアアーミーのボスのセシダリアだろう。

しかしこの子を巻き込みたくはない。罪の無い人間が傷つく世界を自ら作ろうとは、誰も思ってはいなかった。

「おやおや、またお客さんに勝負を仕掛けたのかい」

「お、お父さん...」

「お父さん!?」

店の奥から、フナンのお父さんがやってきた。

フナンのお父さんは、この店の店長らしい。なのに子供が追い出すのだ。破綻しないのだろうか。

「客がこないのにお店はやっていけるんですか?」

聞いた!!カミュが聞いた!!ドストレートに聞いた!!

「昔、1人だけフナンに勝った、セシダリアという男がいてね。その男が、大量に買っていったんだ。それからだいぶ経ったが、今もそのお金でやっていけてるよ。」

流石のボス、と言ったところか。

「私たちも、買っていきましょう。

この鳥。」

「これ....飼い鳥です...」

カミュたちは今まで貯めたお金の半分を使い、エリクサー、ポーションを買いまくった。

「お別れ...ですね」

「たくさんのご購入、ありがとうございました。」

「じゃあ。」

カミュたちが帰ろうとしたその時、「待って!!」と、フナンが叫んだ。

「私も...一緒に行きたい。」

「え?」

「貴女たち、旅してるんでしょ?とっても楽しそうなオーラが感じられるの。」

着いてくる...となると、いずれ戦うことになるだろう、ガルシアアーミーと。

しかし、彼女の目は本気だ。断るわけにはいかなそうだ...

「お父さん。」

カミュが声をかける。

「この子、絶対にお守りします。一緒に連れて行って良いでしょうか。」

カミュ以外も同じ意見だった。

「....良いだろう。必ず、子供を無事で返してくれるなら、ね。」

父は、その後「可愛い子には旅をさせよ...」と、自分に言い聞かせるように呟いた。

こうして、フナンを絶対に無事に返す約束で、連れていくことにした。

ーーーーーーーーーーーーーー

Episodio 28 幸ノ式 END

次回話にご期待ください!

幸ノ式でようやくフナンちゃん登場です。

バトル時には性格がドSになるっていう設定。それ以外は微Mです。

どうでしたでしょうか。今回ナレーションが増えたバージョンです。

ナレーター喋ってる暇あるならバトルしろよwwって思ったそこのアナタ!!

残念ながら攻撃力無いんです。

それでは次回Episodio 28 負ノ式、ご期待ください!

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