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第4話:友達になろ!!

前回のつなぎとなっています。

「・・・え?」 


 ――え、誰誰!?知らない……本当に誰!!!?

 シャルルは一時的に放心状態となった。リリア気にすることなく話を進める。 


「ねぇ!シャルルだよね!!首席の!!」

「は、え、あ、え?」

「ねぇ!友達になってくれない!」 


 リリアは教室に入って突然の出来事に焦っているシャルルの手を自分の手で包む。 


「ね?いいでしょ?」

「えぇ!?!?」 


 驚きを隠せず大声を出してしまう。

 ――なんで私なんかが……でも、なってみるのも……ありかな 


「――うん!友達になろ!!」

「いいの!?やった!!」 


 リリアは大はしゃぎで喜びを表す。シャルルは「なにしてんの」と言いたげにリリアを見ていた。 


「はぁ……あんまり大きな声を出すなといったはずが……」

「そんなの関係ないじゃん!あ、シャルルも食堂行こ!」

「え、いいの?」

「もちろん!ね?マリー」 


 突然話をふられたマリーはビクッとしてそれから無言で頷く。

 あのマリーがビクッとした姿を始めてみたクラスメイトたちはガン見していた。

 その視線に気づいたマリーは逃げるように二人の背中を押して食堂に向かおうとする。 


「ほ、ほら!行くよ!」

「「ま、待ってってばー!!!」」 


 マリーに押されるがままにシャルルとリリアは移動していた。

 数分後に三人は食堂にやってきた。凝っているだけあって大きく、幅広い種類の料理が注文できるようになっていた。

 三人は食堂に入った途端、一瞬思考がフリーズする。


「でっか……」 


 シャルルがこぼした言葉に二人も頷くように話す。

 

「そうね……城の食堂より断然大きい……」

「同じく……」

「城?二人は王族かなんか?」 


 なんとなくで発した質問に二人はまたフリーズする。そして口を開いた。 


「「・・・は?」」

「……え?」

「う、嘘でしょ!?もしかして私たちのこと知らないの!?」

「はぁ……これはまいったわね。そうよ、私たちは王族」

「えぇ!?!?」 


 本日何度目かわからない大声に、二人は驚かなかった。

 リリアがなにか言おうとしたがお腹がぐぅと鳴ってしまい、顔が真っ赤になった。 


「と、とりあえず注文しよ!ほら!」 


 リリアの焦っている姿にマリーは呆れていたが、シャルルはなぜ顔が赤くなっているのかわからなかったので首を傾けた。

 少し進むと食堂のカウンターが見えた。注文表もあるのでそこで注文して自分で取りに行く仕組みのようだ。 


「あ!私これにする!ローストビーフ!」

「私はチキンソテー」

「じゃあ私は海鮮丼で」 


 それぞれ食べたいものを注文した。注文を終えた三人は近くの席に腰掛ける。

 リリアが「あ、そうだった」と呟いてシャルルに話しかける。


「ねぇ、シャルルってどうやって首席になったの?あのマリーが負けるなんてそうそうないよ?」

「私も気になっているわ。首席は簡単に取れるものじゃない、あなたような人がなるなんてことはそうそうないのよ」

「そうなの?」

「そうそう。今噂になってるんだけど、今年の魔術科首席はズルしたって言われてるよ?「首席はマリー様にこそふさわしい」って」

「私も情報の限りそう思うしかない。だからあなたがどうやって首席を取ったか教えてほしいのよ」


 考え込むように顎に手を当てて、いいアイデアが思いついたかのように人差し指を上げる。


「今から魔力の濃さを上げる。それでいい?」

「魔力の濃さ?確かに量があれば圧縮することで濃くなる……なるほどね」

「じゃあそうしよ!早く!」


 目を閉じて魔力を圧縮する。その姿を見た二人は息を呑んだ。

 途端シャルルから放たれる魔力が濃くなり、二人は少し気持ち悪くなるほどだったが影響がでた。

 察したのかすっと魔力の流れをもとに戻す。


「どう?なんとなくわかった?」

「……あなたがすごい人だということはわかったわ……」

「同じく……」

「それを踏まえてあなたに言いたいことが――」

「あ、料理出てきた!行こ♪」


 その言葉を(さえぎ)るようにシャルルがカウンターに向かう。マリーたちは溜息をつきながらついていき、トレイを持って再び席につく。

 マリーはチキンソテーをきれいに食べながら口を開く。


「で、さっきの話なんだけど……私と決闘(けっとう)してくれない?」

「けっとう?血筋(ちすじ)とかのやつ?でもそれなら文脈が……」

「「血統」じゃないわ!「決闘」よ!!戦うやつ!」

「あぁそっちね」

「普通にわかるでしょ……」


 リリアがそう発言するがシャルルにはその「普通」が通用しないのだ。


「別にいいけど、なんで?」

「はぁ……この学園には制度があるの。上の階級の人に下の階級の人が勝てば階級が入れ替わる。負ければさらに階級が下がる」

「へぇ……」


 珍しく真面目に聞いていた。だがその視線は海鮮丼から話さず食べ進める。

 リリアが口を挟む。

「でね!基本決闘を申し込まれたら戦わなきゃいけないの!なにか理由がない限り」

「……いわば強制、上に立つなら下に負けるなということよ」

「あと上の階級の人は自分より下の階級の人とか同じ階級の人に決闘を申し込めないよ!」

「なるほどね……で、私と戦ってどうするの?」


 海鮮丼から視線を外し、真っ直ぐマリーの瞳を見る。

「続きが気になる……!」


「もっとないの!?」


という方は下の☆☆☆☆☆から、応援をお願いします。


正直に書いてもらって大丈夫です。


ブックマークいただけたら泣いて喜びます。


今後もよろしくお願いします。

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