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第5話:無限ループが完成しちゃった!

ん〜なんか刺激が高いのあるけど……気のせいか

またまた前回のつなぎとなっています。

「勝負するのよ。勝ったら首席の証明、負けたらズル……そういう勝負」

「強制なんでしょ?私に拒否する理由なんてないし……受けるよ☆」

「よかったねマリー!これで本当に自分より強いか確かめられるじゃん!」

「ええ、ついにモヤモヤがなくなるわ」


 二人が安堵(あんど)したように言葉を交わす。先程までの二人は「断られたらどうしよう……」の顔だった。


「それで、いつなの?その決闘」

「明日の放課後にするわ。流石に今日するわけにもいかないでしょ?」

「それもそうだね。じゃあ明日の放課後ね」


 話が終えたことを確認してから海鮮丼を食べ進める。二人も同様にローストビーフとチキンソテーを食べた。

 食事を済ませ、それぞれの教室に戻る前にマリーが話しかける。


「あなたは今日の放課後私と一緒に申請に行くわよ。公式の決闘は申請が必要なの」

「へぇ……初めて知った」

「本当に知識がない……なんでここに入ろうと思ったの?」

「なんとなく!!」

「そのなんとなくで首席になれるのが羨ましいわ……」


 マリーは溜息混じりの会話をする。普通に話しているがマリーにはそう聞こえていないらしい。

 午後は実技だった。午前で学んだことを活かして魔法陣を描いたり発動してみたりする授業だった。

 最高峰の学園とはいえ、いきなり応用から始めるのではなく、しっかりと基礎をマスターしてから応用に入るらしい。

 授業も終わり、放課後。

 マリーに呼ばれ、職員室前に来ていた。


「あの紙見える?あれに対戦相手と一緒に名前を書くの」

「オッケー♪」

 二人は申請書にサインして、専用の寮に戻る。

「いたた……また頭痛?最近多いなぁ……」

「どうしたの?」

「いや最近頭痛が酷くてさ、一週間に一回は痛むんだよね〜」

「それ大丈夫なの?」

「だいじょぶだいじょぶー」

「後悔しても知らないわよ」


 ――こんな感じだけど悩んでるんだよなぁ……気合いでなんとかするべし!!

 そんな会話をしながらお互いの部屋に行く。

 六階になったところでマリーと別れた。

 部屋は七階にあり、部屋に入ると最低限の家具が置かれていた。机の上に細長いものがあり、それにそっと触れ、就寝する。

 翌日の食堂にて。

 三人とプラスして、ルイが混ざっていた。なぜかは知らないがシャルルを警戒する目で見ていた。


「ねぇ、もう噂回ってるよ?「首席対第二席の戦いが始まる」って」

「早くない!?昨日の今日だよ!?」

「当たり前だろ。姉さんのことなんだ、誰かが情報を持つに違いない」

「それ、遠回しにストーカーされてるって言ってない?」


 唐突なツッコミに、マリーとリリアは吹き出した。


「あはは!ストーカーって!流石にあるわけ……」

「そうよ、そんな物騒(ぶっそう)なこと……」


 否定できなかった。マリーに惚れる男など数えられないほどいる。その誰かが自分を見ているのだとしたら……マリーの顔から血の気が引いた。


「だ、大丈夫だよマリー!!そんなことする人なんていないから!」

「そ、そうよね……」

「じゃあ明るい話しよ!最近新しいお店ができてて――」


 リリアが場を(なご)ませようと明るい話をした。結果雰囲気が柔らかくなったので万々歳(ばんばんざい)

 四人は食事を終え、トレイを片付けた。


「今日の放課後、楽しみにしてるわ」

「もっちろん!期待してて!」


 ――時間が過ぎ、放課後――

 

 噂を聞きつけた魔術科の生徒たちが闘技場にズラズラと集まる。ほとんどの生徒が観戦しており、「まだかな」という気持ちで溢れていた。


「まだかな……まだかな……」

「落ち着けリリア、姉さんはすぐ来る」

 その時リリアの横から可愛らしい声が聞こえた。

「あ、あの……ここいいですか?一人で観戦するのなんかさみしくて……」

「あ、あなたは確か……第五席のマロンちゃん?」

「は、はい。そうです……」

「やっぱり!ねぇ、友達にならない?上位帯同士仲良くしたいの!」

「わ、私なんかでいいなら……」

「やった!!」


 リリアは心底嬉しそうだった。今にもダンスを踊りそうなくらいはしゃいでいた。

 ――なんか犬みたいな人だな……人懐っこいみたいだし

 その様子に(まぎ)れてマロンはリリアの隣に座る。心の中ではリリアの「犬説」について議論が開始されていた。


「おい、もう始まる」

「あ、ごめーん」


「――今から!首席、シャルル・アクア対第二席、マリー・フローズンの決闘を開始する!両者前へ!」


 審判の合図にシャルルとマリーは中央の土台に立つ。

 マリーに対する歓声が大きい中、シャルルにはなかった。「わけもわからない者にする拍手はない」とでも言うように。


「両者準備完了を確認。では……始め!」


 ……勝負は一瞬だった。


「ガハッ……」


 シャルルはマリーの首を掴んで地面に叩きつけていた。


「……え、あ、え、えぇ!?!?!?」

 リリアの声を初めとして観客席からどよめきが起こる。


「なんで!?いつの間に勝ってるの!?」

「見えなかった……なにも」

「……あのマリーが、完全敗北した……」


 三人はそんな言葉をこぼした。一度も敗北したことない者が負けるのだ。この驚きも納得だろう。

 地面に叩きつけられたマリーが話す。

「あ……はぁ、私の負けよ。これで「三回目」の敗北だわ……」

「???三回目?なんの……」


 マリーから手を離し、人一人分の距離を開けてから座る。シャルルの頭は「?」でいっぱいだった。

 ――首席と、さっきの戦闘……あと一個なに!?

 マリーは視線をシャルルの大きな「たわわ」に向けた。それに気づいたのか顔を真っ赤にし、後退してからその大きな「たわわ」を腕で隠す。


「〜〜〜〜〜〜っ!!!!!へ、変態!!どこ見てるの!一回水に包まれて頭冷やして!!!」


 マリーに向かって追い打ちをかけるように初級水魔法(ウォーター)を放ったが全て避けられた。第二席は伊達ではない。

 息を整えたマリーが言葉を放つ。


「仕方ないじゃない、見えるもの。事実を言ってなにか問題でも?」


 その堂々とした言葉にしゅんとした。


「うぅ……穴があったら入りたい……」

「それでは勝てないけど、次は勝つから。何百回でもあなたに挑み続ける」


 その言葉によって、マリーのリベンジ……()()()()()が完成した。

 ――この人と戦う気なくなりそう……

「続きが気になる……!」


「もっとないの!?」


という方は下の☆☆☆☆☆から、応援をお願いします。


正直に書いてもらって大丈夫です。


ブックマークいただけたら泣いて喜びます。


今後もよろしくお願いします。

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