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第31話:海旅行 四日目
「うぅ……こんなの読んだら泣いちゃうじゃぁん……」
「……そうね……ん、涙が……」
私以外の全員が泣いていた。私はわからない、意味がわからない。
——私は私……こんなの嘘。こんな昔に生きてるわけない……絶対ない
言い聞かせるように心でつぶやくが、全然晴れない。ずっともやもやが残る。
「……これ、もし本当の話だったらとんでもない発見だよ。姉さん、どうする?」
「……埋めましょう。これはわたしたちの秘密、なにかない限りは掘り起こしちゃだめよ」
「……姉さんらしい」
そう言うと、絵本を埋め始めた。きっとこれが一番の策なのだろう。私もこう考えた。
「……まだ時間経ってないし、続けよ!」
「行こか! まだお宝はあるかもしれんで!」
「……うん。行こ」
なにか特別な日になりそうな気がした。あの絵本がいつしか重要になる日が来るのだろう。その日を、待とうではないか。
「続きが気になる……!」
「もっとないの!?」
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