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第16話:実習 その3

その1、その2、その3は繋がってます

 俺は転移させられ、大きめのキャンプ場らしきところにいた。


「あ、ルイ君……よ、よろしくね」

 

「……マロンか、よろしくな」


 そう、俺は第五席…マロンと班になった。いつも一緒にいるやつだから助かったが、正直姉さんがよかった。

 

 強くて、優しくて、頼りになる。そんな完璧な人が姉さんだ。だからこそ、一緒に実習をしたかった。シスコンかもしれない、いや、多分シスコンだ。


「あ、そういえば……この実習一週間らしいので役割決めませんか?」

 

「じゃあ俺が食料とか調達してくる、そっちは料理とかお願いしてもいいか?」

 

「わ、わかりました……!」

 

「よし、じゃあ狩ってくる」

 

「いってらっしゃい」


 俺はマロンに背を向け、狩りに行く。


  ♧


 ――数十分後


 ルイ君が帰ってきた。たくさんの野菜? と一匹の鳥、そして少しの傷をつけていた。


「る、ルイ君それ……大丈夫?」

 

「まぁなんとかな。少し厄介な魔物が出たんだ」

 

「厄介な魔物?」

 

「そうだな…確かゴーレムみたいなやつだった。硬くて魔法がほぼ通用しないから物理で倒したんだ」

 

「へ、へぇ……ルイ君って物理攻撃もできるんだ……」

 

「父上に『魔法だけでは一流の魔法使いになれない』と言われて、姉さんと一緒に訓練したんだ」

 

 淡々と話すが、その顔には懐かしさを感じているようだった。相当いい思い出だったのだろうか、口元が緩んでいる。


「……気をつけろ。この実習、なにか()()()()

 

「――どういうこと?」

 

「この森、誰かに操作されている気がするんだ。しかもかなり強いやつ」

 

「ルイ君が言うならそうなんだろうね……シャルルちゃんたちも気づいてるのかな」

 

「……多分な」


  ◇


「……なにここ」

 

「? どうしたの――」


 そこに広がっていたのは真っ黒に染まった森林だった。最近こうなったのか、昔からなのかよくわからない。


「ひどいわね……っ、匂いもすごい」

 

「うげぇ……鼻曲がりそう。しかも魔濃度(まのうど)やばい」


 強烈な匂いに鼻を抑える。腐敗臭を放置して香水をつけまくったみたい、本当に臭い。


「臭いし結界張るね……」


 私はそう言って結界を張った。この結界内には普通の匂いがするよう浄化魔法を常に施しておいた。


「ん……普通ね。ありがとう」

 

「これで少しはマシかな……あれはおかしい」

 

「そうね、どうしたらあそこまで臭くなるのかしら」

 

「わかんないよぉ……」

 

「とりあえず進みましょうか」


 私とマリーは奥に進む。どんどん気配が強くなっていく、なにか強い魔物がいるみたい。それか、魔族。


「……かなり奥の方に来たけど……」

 

「――洞窟? この穴」

「続きが気になる……!」


「もっとないの!?」


という方は下の☆☆☆☆☆から、応援をお願いします。


正直に書いてもらって大丈夫です。よければ感想も。


ブックマークいただけたら泣いて喜びます。


天然で鈍感な愛香君と愛香君が好きすぎるアリスちゃんのシリーズも見てもらえると嬉しいです。


今後もよろしくお願いします。

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