雨宮「ついにストーリーが」
動いちゃう?そんなことより今の私には表現力も足りなかったことを思い出した。
あれから結構経った気がしたけどまだ三週間しか経ってないんだな。
話せる友達も出来たしいろいろあったなぁ…
まぁとりあえず特訓の結果報告だぜ
五倍加速、十倍加速が完成した!
……だけです。それ以上は無いです。
何か他に出来ること無いのかよ!
無いですね。
…俺は自問自答が好きなようだ。
こんな成長で大丈夫か?大丈夫だ、問題な…いとは言えない。
正直どんな能力者がいるのかなんてほとんど知らないし、
ホントに加速は通用するのか心配だ。
でもアレから三週間経ったんだ。
わかるだろ?バトル当日。
ハナにどこでするんだよって聞いたら「天界よ。」ってアバウトな説明をもらえた。
「数日分の荷物まとめておきなさいって言ったじゃない。」
「昨日お前が特訓ばっかさせてただろ!」
俺は荷物をまとめている。天界とやらにバトルしに行くため。
もちろん母さんには友達の家に泊まるって言ってあるから大丈夫だ。
今は夏休みだし、宿題もある程度片付けたし、問題ないな。
「これでよし、と」
「じゃあ行くわよ。」
外に出ると、ハナは大きな絨毯を広げた。
「空飛ぶ絨毯ってやつよ。乗りなさい。」
言われたとおりに乗る。絨毯が空に浮かんでいく。
すげぇ、本物か…
結構な速度で飛んでいるはずなのに寒くもないし空気抵抗も感じない。
ハナ曰く「あなたの能力みたいなもの。」と適当な答えをくれる。
十数分経ったころにはもう着いたようだ。
「ほら、ここが天界よ。じゃあ私は先に行くから、あなたはそこで登録を確認してもらいなさい。」
ハナはさっさと行ってしまう。ちゃんと説明しろよ。
とりあえず言われたとおりにそこにあった建物に入る。
「いらっしゃいませ。」
とりあえず受付の人に話しかける。
「あの、すみません。雨宮速人って参加登録してあると思うんですけど」
「えぇと、はい、ありますね。神の暇つぶしに付き合っていただいてありがとうございます。控え室は26番です。キーをどうぞ。ここの設備は自由に使ってもらって構いませんので余生を存分にお楽しみください。」
やっぱ死ぬかもしれないのかあああああああああ!!!
なんで受付の人に余生とかわかるんだよ!!
もしかしたら生き残れるかもしれないじゃん!!
俺の見た目弱そうだからか!?
「あぁ、はい、わかりました。」
文句は言わないけども…
部屋に行くと結構どころかものすごい豪華な部屋だ。
マジでこんなのタダで使わせてもらえるんですか?
まぁそんだけ命懸けてるってことかな。
俺は多分相手が負け認めたら殺さないけどな。
いっそ殺してくれとか言われても嫌だな。
人殺しとかしたくないし。
「さて、これからバトルまで何してようかな…」
伏線なんてなかったんや。




