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試練の塔  作者: 甲羅に籠る亀


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9/12

9話

 アクティブスキル魔力弾を手に入れたから魔力が尽きる限界近くまで魔力弾でモンスターを倒し、魔力量の問題で魔力弾が使えなくなったら槍でモンスターを倒す。


 そんな生活を続けて9日目でようやくステータスの魔力の値が3になってレベルアップの条件に達した。


 それから更に2日目にレベルアップをすることが出来て、マサキのレベルは2レベルになった。



ステータス

レベル2

生命力6

体力10

魔力3

筋力8

耐久力7

精神力6

敏捷8

器用7

固有スキル 【倍加】

アクティブスキル 【魔力弾】【】【】【】【】【】【】【】【】【】

パッシブスキル 【】【】【】【】【】



 レベルアップしたことで2レベルなったマサキはようやく1階層から試練の塔2階層に進めるべく野犬の現れるエリアを抜けようと思った。


 今回は2階層まで進むと言う目的もあるのでモンスターと遭遇した時は積極的に魔力弾を使わずに倒して進む。


 スライムを見つけては刺突または振り下ろしで叩き付けて、ラビットを見つけてはラビットの攻撃に合わせる様にして刺突で貫く。


 そうしてモンスターを倒しながら進んで野犬が現れる様になるエリアに到着する。


 ここからはこれまでに現れたスライムやラビットが複数匹現れることが多くなっても来るので警戒は怠らない様に進んで行く。


 「野犬だ。2匹もいるよ。」


 野犬を2匹同時にどうやって相手をするか脳内でシミュレーションをする。


 野犬がこうしたらこうしよう。などと考えながら槍を構えて待ちの姿勢で野犬の群れが来るのを待つ。


 威嚇しながら野犬の群れがやって来る。


 口元から垂れる涎が見えるのを見て、うわぁ、と思いながらも野犬の群れの行動を視界に入れて見逃さない様にする。


 来た。


 同時に野犬の群れがマサキの元へと左右に分かれて襲い始める。


 槍を片手で持ちながら向かって来る野犬の1匹に向けて手を向けると、マサキは魔力弾を野犬に向かって発動した。


 ギャンッと野犬は魔力弾を直撃して悲鳴を上げながら地面に倒れる。


 頭部に直撃していれば一撃で倒せてもおかしくなかったが、野犬に魔力弾が当たった位置が胸部だったせいで即死はしていなさそうだ。ピクピクしているし。


 とりあえず魔力弾でダメージを与えた野犬はもう放って置いても問題はないだろう。


 マサキは無傷の野犬に槍の穂先を向けながら体を野犬に向ける。


 野犬はもう1匹がやられてもお構いなしでマサキに攻撃を仕掛けてきた。


 飛び掛かってきた野犬を躱し、マサキは着地した野犬に向かって槍を突き出した。


 槍は野犬の後ろ足に突き刺さるがすぐに野犬からぬけてしまう。


 ダメージは与えた。あの野犬は移動スピードが後ろ足の負傷もあってだいぶ落ちただろう。


 マサキはそれでも油断せずに槍の穂先を向け威嚇しながら後ろ足を庇って野犬を警戒する。


 マサキが近寄れば後退りをして野犬が下がることを繰り返し、野犬も逃げられないと悟った様で下がるのではなくマサキの方に向かって駆け出してきた。


 でもそのスピードは後ろ足にダメージを受ける前と比べてだいぶ遅くなっている。


 余裕で野犬の動きを見切ったマサキは飛び掛かってくる前に槍を突き出すと、刺突は野犬の胸部に深く突き刺さる。


 手応えから言って肺を突き抜け心臓まで突き刺さったのではないだろうか。


 槍を引き抜くと野犬は力を失って地面に倒れる。


 地面に倒れた野犬を見て、マサキは野犬にトドメを刺してから残りの魔力弾でダメージを受けた野犬を確認した。


 まだ魔力弾でダメージを受けた野犬は生きてはいるが、それでも魔力弾のダメージが大きかったのか瀕死で何も出来ない状態の様だ。


 マサキは行動する。すぐに瀕死の野犬を倒す為に向かうと槍で傷付いた胸部を貫いていく。


 2回、3回と槍の刺突を受けた野犬は完全に動かなくなった。


 野犬の群れを倒したマサキは野犬からドロップした魔石を回収する。今回は魔石以外はドロップしなかった。


 野犬の群れの魔石を回収したマサキはまだまだエリアの奥に向かって進んで行く。


 次に遭遇したのはスライム3匹にラビット2匹のモンスターの群れだ。


 スライムは脅威じゃない。


 ラビットだけが2匹と厄介だけど、それも魔力弾を手に入れてからは余裕を持って相手が出来るモンスターだ。


 モンスターの群れはマサキに気が付いている様でマサキの方へと向かって来ている。


 移動スピードの問題で先にラビットたちがマサキの元までたどり着くのだが、マサキはラビットが真っ直ぐに駆け寄って来ているのに合わせて魔力弾を放った。それも倍加で大きさを2倍にした魔力弾を。


 大きさ2倍の魔力弾を魔力弾で狙われたラビットは回避に失敗。魔力弾が直撃したラビットは吹き飛ばされて地面に叩き付けられると動かなくなる。


 これでラビットは1匹だけ。


 向かって来ているラビットが狙っている場所はマサキの首だった。


 狙いが分かっているのねらラビットの対処は簡単だ。


 ジャンプして向かって来た進行方向に槍の穂先を構えて槍を固定する。それだけラビットは自分から突き刺さって死んだ。


 2匹のラビットを倒せばあとは消化試合だ。


 向かって来ているスライムたちの元にマサキからも近寄って槍を地面すれすれで振るって薙ぎ払ってスライムたちにダメージを与えていく。


 そうしてダメージを受けて傷付いたスライムたちを1匹ずつトドメを刺してから周囲を見渡して警戒する。


 周りにモンスターが居ないことを確認してからマサキはドロップしているアイテムの回収を済ませて先に進む。


 「うわっ……。」


 進んだ先に発見したのは4匹のラビットの群れを発見してしまう。


 ラビットを4匹も倒すのは厄介そうだ。


 ここはなるべく魔力弾を活用してラビットを倒して行こうと思う。


 その前にまだラビットの群れはマサキに気が付いていない。ここは魔力弾で先制攻撃をしてラビットの数を減らしておこう。


 ラビットの群れがマサキの元に向かうまでに倍加して2倍に大きさを増した魔力弾を何度も放ってラビットの群れの数を減らしていく。


 「上手くいったな。」


 大きさ倍加魔力弾でラビットを3匹まで数を減らすことが出来た。


 もうあとはラビットだけで苦労することなく槍で突き刺してラビットの群れは全滅する。


 ラビット4匹の群れでも魔力と体力を消費してしまうが問題なく倒せた。


 ラビットの群れからのドロップアイテムを回収して先に進む。

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