表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/15

特訓Ⅱ

 「ちょ...待って...これ無理...」

 「いやいける。絶対いけます。俊なら出来る」

 

 ただ今絶賛糸通し中です。3個同時に。

 いや違うんです、1個は出来たんです。2個も1時間かけて出来たんです。でも流石に3個は無理です。


 「最初は『使ってる』って感覚がないから、自分が今何をどうやって浮かしてるか、操作してるか分からないの。

 今は繊細な作業を同時にやってその感覚を鍛える特訓。

 ちなみに3個から格段に難しいなるよ。人間は多くても手の数の2個までしか同時に操作出来ないからね」

 

 いや難しすぎだろこれ。全然出来ないもん。1個も入らないもん。入る気すらしないもん。

 

 「う~ん...いきなりこれは難しすぎたかな?」

 「うん!うん!」

 「じゃあ、パワーの方を鍛えて行こうか」


 きました得意分野。遠藤さんには手も足も出なかったけど。

 一応自信はある。あった。うん。

 

 「俊は今どれ位のものまでなら持ち上げられる?」

 「持ち上げられるのは100kgくらい、操作は80kgからスムーズにいく感じ」

 「結構いけるね。まあ足りないけど」

 「え?なんで?人持ち上げられるんだよ?空飛べるよ?」

 「さっきもやってもらった見たいに、持ち上げたり操作したりするのは3個から格段に難しくなんの。

 100kgのもの1個を持ち上げるのと10kgのものを3個持ち上げるのは同じくらい脳を使うの」

 「へ~。なんでそんなに知ってんの?」

 「...それじゃあ特訓を再開しましょうか!

 10kgの鉄アレイ3つを同時に上げ下げしましょう!はい!」

 「...はい」


 なにか隠したいことでもあるのだろうか。

 まあどうでもいいけど。

 何事も3個から難しくなるのか、心に留めておこう。

 今度から個人練習も3個以上のものを使っていこう。





 ...あれから1週間が経ったけど、まだ3個の糸通しをクリア出来ない。

 やっぱり俺才能無いな...マジシャンなんてなれるのだろうか。

 

 「師匠はどれくらいでこれが出来るようになっなの?」

 「私は3週間くらいね。急ぐ必要は無かったし、近くにライバルとか敵も居なかったから、多少ゆっくりだったかも」

 

 じゃあ俺は2週間を目指そう。俺も母さんの子だし、急いだらそれくらいで出来るはずだ。

 他も色々試したいことがあるけど、それは個人でやろう。


 「師匠はいまどんなことが出来るの?」

 「まず全部の家事を一気に出来るでしょ。あとあれ、自慢出来るのだったら、半径2m以内の雨を全部止められる」

 「は?なにそれヤバくない?他は?予知とか」

 「えーっと...予知とかヒールとか千里眼とか」

 「え?なんなの?天才なの?」

 「そんなの練習すれば誰だって出来るようになるって」


 


 ...うちの母さんは支部長レベルでした。

  


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ