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Round.LAnd  作者: 采場 蛍
10/13

成り上がりへの階段

暑かったり、寒かったりしていますが、生きています。

そして、数ヶ月経ったんだが…。

いあ、それはほら、クォリーが結構親身になる人で、甘えされてもらったからってのもあるんだが…。

現実世界で逝ったのが春先で、こっちも四季的なのは変わらないんだけど、今は外に出ると汗ばむ時期で衣料品とかも何だかんだでクォリーが用意してくれるし、住むところがないなら宿屋よりはうちが良いよ(子供もまだいないし)って言われたらさ、うさぎを狩るより何故か上がりやすい鍛冶を優先していまうのは目先に囚われる日本人的な思想で如何にか保管してもらいたい。


そして、今日の客が何時ものNPC的な包丁を「磨いで(といで)くれ」とかならまだしも…、今あるこの工房で一番性能が良いのを、本職が打ってくれ」と言われ、クォリーに呼び出される事に。


銀製の鎧を纏い、ロングソードらしい得物を携えた30前後の男が金床付近で目を瞑り立っていた。


「お待たせいたしました」

「ここの鍛冶場で一番の職人と伺って参った、某はジャン・オルト・ギンビスと申す、貴殿が金田殿であられる?」


ミドルネーム(中間名)付って事は貴族か。

苗字と名前までは、ある程度の職や地位があれば引き継いだり、襲名されたりといった事例が何度もあると聞いているが、ミドルネームは貴族以上ではないと付ける事が出来ない。

名前しかない市民も多々居る中で、ミドルネームは地域の名前を統一し家名にし継続させる意味でも必要となってくる。

これは地方の名前、日本で言えば大阪を任せられたら金田・大阪・丈(kaneda・oosaka・joe)となる訳だが。

うろ覚えと憶測で言うなら、この地方はオルトって事になる、それをミドルネーム(中間名)に付けているって事は…。

案外俺ってやばくね??

って結論になるわけで…、即時に返答しないとマジやばくね?


「公爵様(階級わかんねーよ!)がこの様な場所にお越しになられるとは思いませんでしたが、私が金田です」


うろ覚えだが、上から二段目ぐらいのが公爵であってるよな…。

英語で言えばプリンセスだしな?


「おぉ、貴殿は爵位も心得ておったか! 某が少々浅はかであった。許せ」


あぶねー、行き成り斬首とは行かないだろうが、下手な対応をしたら絞首とかも有得なくはないだろう、何せ時代背景を思えば、中世=江戸時代って事だろうしな。


「いえ、私の方こそ失礼をしないかと今も萎縮しております」

「それはそうと、ちとダンジョンに行く事になり、(それがし)のロングソードかそれに近い得物を用意して欲しいのだが、出来るのであろうか?」



どう答えるのが正解か…これは、無難に責めるか、大穴を狙うか…。

ただ、ここで大博打を打ってコネクションを失うと、問題ありきな気がする。


そうと決まれば。


「高品質までは、打てますが…特別なハンマーは制限を貰っていません、素材はウチの工房にあれば打てますが、マジック付与は付きませんので、マジック付きを所望されるのであればハンマーもご用意して頂かないと、その限りではありません。」


一般的には製造途中での付与はマジックハンマーを使用しないと付加されないのが通説で、一部の人はマジックハンマーを使って作ったから付与されているんだよ!って見せかける事で、付加価値をあげている。

何故そうなったかは…マジックハンマーはかなり前からダンジョンなどから発掘されるが、アイテムバッグの制限がある状態で鑑定を持つ冒険者が少なすぎたのが原因。

故に必要がないと思われ、持ち帰る人が少なかったのだ。

本来であれば魔法系を取得し、尚且つ鍛冶を使える人であれば付与は出来たのだが、鍛冶が好きな人ほど他のスキルを取得していないって状態を作り出した。


現在は、鍛冶、魔法、細工、隠蔽がかなりの高さに上がっている。

外での狩りなどは一先ず積極的にはあげていないのでお察し。


「ふむ、それでは金田殿の制作物を一目見てから検討したいのだが、如何だろうか?」


隠蔽と魔法がそれなりにあるので、ここ最近作った物は色々隠し要素があるが、それを見極められるかで決めるのも悪くは無いか。


「それでは用意いたしますので少々お待ちいただけますか」

「あい、判った」


分類:両手武器

系統:ソード

品質:(最)高級

銘:(Master)Joe.Kaneda

(属性:剣速(クイック)、硬化、初級回復)


まぁ、実際に使わないとわからないだろうが、このぐらいので良いだろう。

SPLでやっとガチA帯抜け出した部分が出てきました。

油断するとすぐにBに戻されますが(。・´ェ`・。)

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