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もし高天神城が落ちる前に本能寺の変が勃発したら  作者: 俣彦『短編ぼくのまち』


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11/12

まるで

 依田信蕃が守る駿河田中城。

出浦盛清「岡部様以下城内の者皆意気軒昂でありました。」

真田昌幸「良かった。これで選択肢を増やす事が出来ます。」

依田信蕃「しかししばらく見ない内に……。」

高坂昌元「何か気になる所でも?」

依田信蕃「包囲があそこまで厳しくなっているとは思っていなかった。」

高坂昌元「そう言えば依田は……。」

依田信蕃「はい。二俣城を退去した後、高天神で家康と相対し続けたのでありましたが……。」

真田昌幸「その時砦は?」

依田信蕃「諏方原が落ちる前でありましたので。」

真田昌幸「そこまで手が回っていなかった。」

依田信蕃「はい。故にこうして田中城に居る事が出来ているとも言えますが。」

真田昌幸「しかしあの砦……。」

高天神からにも後詰にも対応出来る備えになっていますね。

真田昌幸「あれだけの堀に塀。その塀を竹で以て筋違いに垣根を……。仮に内と外から合同で動いたとしても……。」

包囲を突破するのは容易では無い。

真田昌幸「兵糧を入れるだけなら手が無いわけでは無い。1つの砦に引き付けている隙を狙えば成功する可能性は高い。しかしそれをしてしまうと……。」

敵に次の対策を施される事になってしまう。

真田昌幸「城の出入りが出来なくなるほうが危険。やるのであれば……。」

城を完全に解放しなければならない。

真田昌幸「敵もそれを恐れているのでしょう。殿であれば可能でありますので。故に家康は……。」

過剰なまでに警備を強化しているのでしょう。

高坂昌元「まるで高天神が拡張されたように見えますね。」

依田信蕃「あの砦も含め我らのものであったら、どれ程心強いか……。」

出浦盛清「しかし現実は異なります。」

高坂昌元「どうだ?二俣の時と比べて?」

依田信蕃「使えるお金が増えたのでありましょう?規模も大きくなっています。」

高坂昌元「もし二俣の状況で高天神を囲おうとしていたら?」

依田信蕃「本当に城の周りを固めたと考えます。ただ二俣の時と異なり高天神は……。」

後詰を期待出来る状況にあります。

依田信蕃「それ故家康は一気に方を付けるのではなく、城よりも後詰に注意したのでありましょう?今の状況でありましたら……。」

城の中から攻めた方が勝てる可能性は高いかもしれません。

真田昌幸「と言う事は後詰の兵を差し向けても……。」

依田信蕃「仮に我らが北条と相対し、殿が高天神救出に乗り出したとしても……。」

高坂昌元「難しいか?」

依田信蕃「はい。少なくとも……。」

家康本人が到着する前に解放する事は期待出来ません。


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