7 話があるの
短いです。
「セリアンヌさん。御機嫌よう。」
もう何回目になるのやら、今日も今日とて私は淑女レッスンの為に教室移動を行っていた。
「これは、これは。マリエルノさん、御機嫌よう。」
嫌味を言いに来たであろうマリエルノにわざと嫌らしいまでの爽やかな笑顔を送ってやる。
「あいっかわらず、可愛らしいお顔をしてやがりますわねぇ〜。…で、本題だけど…」
口元をヒクヒクさせながら、怒りに耐え、彼女は私に話しかけた。珍しい。
私とマリエルノはぶっちゃけ超仲悪い。お互い廊下ですれ違う時には、足をさり気なく踏み潰し合う仲だ。
基本的に私はぶりっ子ではあるが…ずっと可愛子ぶってるのも正直疲れるので自分の教室内位は自由にさせて貰ってる。こないだ、ソフィリアのクラスで素を出してしまったが…
すると、当然に自己主張の強い私(自覚済み)と敵対関係にあたる奴らも出てくる。
マリエルノはB組の学級委員長。私は、C組の学級委員長。(勿論、A組の学級委員長はソフィリア)
…いや、まぁ、私が学級委員長になったのは色々訳があるのよ。別に狙ったとかじゃなくて…ジャンケンに負けたとかそういう理由…
たまーにある学年集会とかではよくいがみ合う。いや、私自身は然程気にしてないのだがマリエルノがつっかかってくる。…マリエルノは真面目過ぎるのだ。不真面目な私を更生させようと執念を燃やしてくる。私はそれに反発し、結果ものっすごーく仲が悪い。
……それは私が悪いとか「真面目になればいいじゃん。」とか言わなでね?
と、いうわけで
そんな憎しみ合う相手にわざわざ話しをもちかけて来た…その内容に些か興味がある。
「…いいわよ。でも、今はソフィリアを待たせてるの。その話は、ソフィリアがいる所でも出来る話しかしら?」
「……えぇ。いいわ。」
渋々ながらもマリエルノは了承した。
以前のセリアンヌなら普通にレッスンをサボって話を聞いてたでしょう。それなりに、ソフィリアを大事に思ってきているのです。




