9話 “刹那の剣士”
さあ 今日は話題の
紡ぐノート プレイヤー
アージュの戦闘を
公開しちゃうよ!!
配信者 ルスト
ルスト「しかも!!
アージュには
無許可で撮っていて
この動画 消されるかもだから
しっかり目に焼き付けろお!!
“おおおおおおお!!”
アージュに
ド正論パンチによって
口撃で沈んだ
クソ野郎共
9割のリスナー
後の1割は
テンプレに囚われない
独自の戦法を作り出す
アージュの魅力に
惹かれている
ルスト「今日の
アージュ メンバーの
ボス戦は!!
鬼畜ボス 空騎士!!
“・・・あの
・・・速過ぎて
・・・理不尽ボス”
“・・・勝率
・・・2割ほどだっけ”
“・・・運営の
・・・難易度調整ミス
・・・なんじゃないの?”
ルスト「さあ!
その空騎士戦を!
こっそり配信!!」
”BAN
されるんじゃねえぞ!?“
ルスト「それは
約束できない!!」
アージュ メンバー
空騎士戦
ユナハ「・・・」
アージュ「ユナハ?
緊張してる?」
ユナハ「・・・う、うん」
アージュ「こう考えればいい
例え負けても
ゲームだ
ユナハ「・・・え?」
アージュ「人生の最大な勝負で
負けるわけじゃない
何度でも取り返しはつく
ユナハ「・・・アージュさん」
アージュ「だから
恐れないで?
アージュ「ありのままの
いつものユナハで居れば
ぜったい勝てる
ユナハ「・・・
アージュさんに
そう言われると
不思議と
力が湧いてくるなぁ
ユナハ「ありがとう
だから私は
恐れないよ?
空騎士「シャアアアアアア!!」
配信
“まあ
見どころは
アージュの
ヒーラーだよな”
“あいつが支えるだけで
負けがない”
“もしヘマしたら
笑ってやろうぜええ!!“
散々 俺たちを
罵倒してきた罪でな!!
(注意
全員 身から出た錆)
ゲルター「・・・」
ゲルター「さあ
どう支える?
”アンチテンプレ?“
空騎士戦 開始
空騎士「シャアアアアアア」
空騎士「・・・」
空騎士「・・・
・・・え?
目に前にユナハ!!
”あいつ
はええええ!?!“
アージュ「そうだユナハ
何も考えずに斬れ?
それが君の
最大の武器だ
ユナハ「・・・
斬!!
”・・・
・・・空騎士
・・・撃破だと!?
“おい!?
討伐タイム何秒だ!?”
“わからないけど1秒!?”
“わかることは・・・
確実に
空騎士撃破の
タイムアタック
1位だぞ!?
ユナハ「・・・フゥ」
”・・・おい
なんだ あの
女プレイヤーは!?
ゲルター「・・・
・・・あの女
・・・迷いがない
・・・考えるクセも
・・・だから速い!!
ゲルター「・・・トッププレイヤーで
こんな異質な強さ
斬新過ぎるだろ!?
アージュ「さあ今日は
空騎士 周回するよ?
今のユナハなら
余裕で倒せるからね
クシャ「私も楽ができるし」
シャル「・・・ヒーラーの
・・・私が要らない」
アージュ「それだけユナハが
圧倒的と
言う事ですよ?
アージュ「迷いがない
この速さは
異質で異常です
アージュ「元々
ユナハには
その才能が
あったようです
アージュ「この状態を維持できれば
私を簡単に
越えるでしょうね
ユナハ「そんな!
恐れ多い!!」
アージュ「ユナハ?
自分を信じて?
君は強い
だから
今のままで
突き進め?
ユナハ「・・・」
アージュ「ぜったいに
止まるな?
ユナハ「・・・」
ユナハ「・・・・・
人生で初めて
誰かに認められて
肯定された
ユナハ「・・・何も考えるな
・・・私には
・・・その才能がある
これが
私の武器だあああ!!
恐ろしい速さで
空騎士撃破していくユナハ
もはや
高速周回を超えている
配信
クソ野郎集会は
アージュのことよりも
この 突如 現れた
“ヤバすぎるプレイヤー”に
注目しか集まらなかった
ユナハは
この配信で
ユナハ「・・・」
“刹那の剣士“と
呼称されるようになる
クシャ「いやぁ
3時間で
空騎士報酬装備
完成するなんて〜
ラッキー ラッキー」
シャル「・・・まさか
・・・うちの子が
・・・ここまで
・・・強かったなんて」
ユナハ「みんな!
褒め過ぎだってばああ!?」
アージュ「ユナハ?」
ユナハ「なに?」
アージュ「・・・
誰よりも
速いですね?
ユナハ「・・・」
アージュ「おそらく
紡ぐノートの
どの
トッププレイヤーよりも
ユナハ「・・・」
アージュ「それが
ユナハの武器です
大切にしてください?
ユナハ「・・・
うん!!




