70話 理解する
今度こそ
見せてあげますよ?
群れる人間の
本当の強さをね?
高度5000メートル 空 セクト戦
ゲルター「いっくぜえええーーーー!!」
広範囲バフ!
攻撃力!
守備力!
機動力!
”魔力”!
2段階上がった!!
ゲルター「おい!?
セクト・リーアって
言うんだろ?
セクト「・・・誰だ?」
ゲルター「まず俺は
てめえを
理解しようと思う
セクト「・・・
・・・理解?
ゲルター「なぜ
エンドワールドを
起こしたいのか
なぜ
世界を
終わらせたいのかをな?」
セクト「・・・
・・・世界を
・・・終わらせようと
・・・している存在を
・・・理解?
セクト「・・・なぜだ?」
ゲルター「だって俺は!!
相手のことを
理解しようともしないで
平気で止めを刺せる
勇者が
大っ嫌いだからだ!!
セクト「・・・」
ゲルター「だから俺は
まず
てめえを理解する
セクト「・・・」
ゲルター「理解した上で
どうするかを判断する」
セクト「・・・
・・・理解できん
アージュ「・・・
・・・私は
回想
あなたは
弱いと言われた
人の気持ちを
少しは
想像してみては
いかがですか?
ザコ借りを主張する
あなたは
なぜザコ狩りしないのですか?
ターゲットを見つけて
辱めるのが目的でしたか?
クソ野郎ですね?
回想 終了
アージュ「・・・」
アージュ「・・・私は
・・・クソ野郎の事情を
・・・理解しようともしないで
・・・”クソ野郎”と断罪していた
アージュ「・・・私は」
その頃の
お前では
ないのではないか?
アージュ「え?」
ガティレイア「悪魔の事情を考えて
悪魔を
肯定できる人間が
ガティレイア「・・・
”人を理解しない
人間に見えないのだが”?
アージュ「・・・ガティレイア」
ゲルター「アージュ!?
てめえは紡ぐノートでは
”クソ野郎クラッシャー”だけど
もう その時の
てめえではねえ!!
アージュ「・・・」
ゲルター「だから前を向け?
てめえは
成長している!!
アージュ「・・・」
アージュ「・・・そうですね
間違えて
学んで
修正して
糧にする
アージュ「だから人は
成長できるのですね
クシャ「これも
人類の強さだよ~?
セクト・リーア?」
ユナハ「生きて経験して糧にした分
人は成長できるの」
シャル「あなたに
それができる?
セクト「・・・
だが
なぜ人類は
一度も
勝利していない?
アージュ「・・・」
ガティレイア「・・・」
セクト「それが!
答えだ!!
拡散レーザー砲!
全員を襲う!!
ルダ「くっ!」
アージュ「みんな!?」
シャル「全員にシールド!!
・・・これだけじゃ
・・・貫通される!!
だったら!
こうすればいいだろうがああ!!
シャル「え!?」
シールドに!
守備力2段階アップのバフ!!
セクト「・・・
・・・防がれただと?
ゲルター「おい!?
セクト・リーア!?
てめえは!
なんで!
エンドワールドを!
起こしたいんだ!?
セクト「・・・」
ゲルター「話さないと
理解できないだろうがあ!?」
セクト「・・・
・・・理解する
・・・必要ない
高出力ビーム砲撃!!
ゲルター「!!!!!!!!!」
7つのバフシールド!!
セクト「・・・
・・・これが
・・・人類
アージュ「人類が
いつまでも
成長しない
人類だと
思わないことです
セクト「・・・」
アージュ「なにせ ここに
世界を
終わらせようとする
存在を
理解しようと言う
人類も居るのですから
セクト「・・・」
アージュ「ゲルター
始めとして
私もね?
セクト「・・・」
アージュ「なぜ君は?
世界を
終わらせたいのですか?
セクト「・・・応える・・義理は」
・・・それ
・・・私も聞きたい
セクト「・・・
・・・テネア?
テネア「・・・」
ゲジジェ「・・・」
ラグガ「・・・」
セクト「何をしに?」
テネア「なんで
セクト様は?
エンドワールドを
起こしたいの?
セクト「・・・」
テネア「私には
”やりたくて
やってるようには
見えないけど?”
セクト「テネア!?」
テネア「感情的になるってことは
図星?
セクト「余計なことを!?」
テネア「だって
奴隷の私を
救ってくれた
セクト様が
そんなこと
したい存在に
見えないもん
セクト「・・・」
ゲジジェ「俺も
餓死寸前の俺に
温かいスープをくれた
セクト「・・・」
ラグガ「・・・俺も
グレンハム軍の
機密情報を盗んで
生き埋めに
されかけた俺を
救ってくれた
セクト「・・・」
テネア「私たちを
家族だと言って
愛してくれた
セクト「・・・」
テネア「教えて?
セクト様?
なぜ
セクト様は
世界を
終わらせたいの?




