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なぜ君は?  作者: ausunoto
12/44

12話 守り抜いてきた守護者




      ・・・ぜんめつ


      ・・・させてしまった






ボス戦後


”おいヒーラー!

しっかりしてくれよ!?”



”どう考えても

勝てる戦いだっただろうがあ!?”









         てめえのせいで


         負けたんだよ!?









シャル「・・・すみません」




”こんな使えないヒーラー!

とっとと解散だ!!”








         ・・・解散されて


         ・・・しまった











シャル「・・・」








        ヒーラーのミスは目立つ


        はっきりと


        ぜんめつと言う形で


        出るからだ




        責任も重い



       

        だから


        やりたがる人が少ない




        だいたい


        MMOは攻撃して


        ”俺つえええええ!!”って


        叫びたい人が


        山のように居る




        ヒーラーは


        彼らを支えるための奴隷







シャル「・・・これが







       ・・・高額のボス参加券の


       ・・・持ち寄りの全滅だと思うと










シャル「・・・








         ・・・ヒーラーなんて


         ・・・損だ












グレンハム森林公園









         そうでもないですよ?











シャル「・・・え?」


アージュ「むしろ









         ヒーラーが強い人は


         MMOで得をしています










シャル「・・・なんで?」


アージュ「・・・








           やりたがる人が


           極端に少ないからね









アージュ「ぜんめつという

     わかりやすいミス


     責任が重くて

     取りたくない


     攻撃だけしていたい








           そんな人間ばかりの世界で


           ヒーラーが得意だったら?











シャル「・・・」


アージュ「”みんなが

     やりたがらないことを

     やってくれる”








           こんなに


           重宝される


           役割はない







アージュ「それに








         ヒーラーが支えきれば


         ぜんめつは無いですからね?











シャル「・・・」


アージュ「ボス参加券持ち寄りや

     エンドボスなどの誘い







           交友関係に有利です









シャル「・・・」


アージュ「ヒーラーは







          恐ろしいほど得ですよ?







シャル「・・・」


シャル「・・・でも










          ・・・責任が重い












アージュ「そこで









          どうすれば落ちないかを


          考えるのですよ










シャル「・・・どうすればって」



アージュ「このゲームの特徴

     運営さんの性格 クセ

     今までと最近の傾向








            それらを計算すれば


            答えが出てきます








シャル「・・・そこまで

    ・・・計算するのですか!?」



アージュ「そして

     このゲームは









         属性耐性の数値を操れば


         劇的に難易度は激減します











シャル「・・・え









         えええええええええ!


         ええええええええええ!!!










アージュ「なぜか

     気づいてる人は

     少ないのですけどね」



シャル「・・・でも









         ・・・属性耐性って


         ・・・お高いんじゃ?









アージュ「自作すればいい」



シャル「紡ぐノートの装備自作って

    難しいじゃないですか!?」



アージュ「難しいですが








           リスク計算をすれば


           敷居は高くないですよ?









シャル「・・・え?」





装備制作所


アージュ「実は紡ぐノートは

     1年前のアプデで

     低レベル装備の素材の数が

     激減しました

     そして







            属性耐性付与装備は


            低レベル装備に多いです










シャル「・・・え?」



アージュ「なぜかは

     知りませんがね」



アージュ「ですので







           作ればいいのです







アージュの装備制作を

見るシャル






シャル「・・・










           ・・・テンプレなんかより


           ・・・遥かに簡単な作り方









シャル「・・・すごい」



アージュ「そして

     属性耐性を付けます

     まあ









            これは運任せ


            いわゆるガチャです











シャル「・・・ダメだ

    ・・・ハズレを引いた」



アージュ「大損ですね」


シャル「・・・」










            普通ならね










シャル「え!?」



アージュ「基本となる

     装備を自作したことで

     バザーで買うより

     はるかに

     ダメージは少ないです

     それに

     属性耐性は

     付きませんでしたが








            これバザーで


            普通に売れます








シャル「えええええええ!!」




アージュ「それに











            副産物が


            高値で売れることもあります











シャル「・・・」



アージュ「リスクを管理すれば








           これは もはや


           ガチャではありません











シャル「・・・」



アージュ「装備自作

     覚えてみますか?」



シャル「・・・でも









           ・・・失敗したら










アージュ「・・・」


シャル「・・・覚えるまでが大変

    ・・・覚えられなかったら

    ・・・破産する」




アージュ「・・・」



アージュ「少し








         突き放す言葉を


         言わせてください











シャル「・・・え?」


アージュ「いまのシャルを










            ユナハに


            見せられますか?














シャル「・・・」


アージュ「変わろうとしなければ











             人は変われませんよ?












シャル「・・・」



アージュ「何もしないと












           何も手に入らない










アージュ「現実でも

     同じですけどね」




シャル「・・・」




アージュ「ユナハにとって










           強い母親で居て下さい









アージュ「それは現実でも

     強い武器になりますよ?」


シャル「・・・」


シャル「・・・そうですね










          ・・・私は


          ・・・戦います!!













一か月後



”・・・おい

・・・新しいコンテンツのボス

・・・強くねえか?”


”・・・あぁ

・・・あのボス特に

・・・ヒーラーが大変だぞ”



”・・・もはや

・・・ヒーラーガチャなんだが”








           今日は


           宜しくお願いします










”あれぇ

おめえは!









           あの時の


           へぼヒーラーじゃねえか!?










シャル「そうですね

    お久しぶりです」



”お前と組めるかよ!

時間かかってもいい!

他のヒーラーを!!”





シャル「・・・









          全滅させませんよ?











”なに!?”



シャル「あぁ

    全滅の可能性もありますね









          アタッカーのヘタな動きで


          ボスの範囲攻撃に巻き込まれれば












”てめえ!?”



シャル「私は全滅させません

    そうなったときは

    アタッカーに巻き込まれた時です

    まあ









         ”逃げたいなら”


         他のヒーラー探してくださいな?













”・・・”



”上等だよ!

組んでやらぁ!!”




シャル「お願いします」












ボス戦 サンダーライト戦









         戦闘開始!!








”行くぜええええ!!”





”・・・え”









          サンダーライトの


          即死直線 雷攻撃で!!











”・・・全滅?

・・・四人が一瞬で

え?・・四人?”




シャル「・・・」





”・・・なんで

・・・お前










           ノーダメージなんだ!?











”装備を!?”



”・・・









           ・・・え!?











”・・・めちゃくちゃ”




シャル「・・・」











          低レベル装備じゃねええかあ!?









シャル「でも

    ノーダメージですよ?」



”・・・”



シャル「さあ?

    これで負けたら









 

          アタッカーの責任ですよ?













”・・・

・・・や










             やってやるよ!!







シャル「・・・








        ・・・支えて・・見せる







シャル「私は現実で

    それをやってきた!

    そう!!








          私は


          守り抜いてきた守護者!!








シャル「そうだよ!?







  

         旦那の少ない給料の中


         この不景気の世界で


         家計を!1つの家を!!


         守り抜いてきたのよおおお!!








シャル「それと戦ってきたああ!!








        こんな仮想ゲームの


        仲間の一人や二人!


        守り抜いてやるわあああ!!








安定したシャルの支え


ボスの主要攻撃が


ノーダメージ


言葉通り









          これで勝てなかったら


          アタッカーの責任だった










”・・・か、勝てた!!”





シャル「お疲れさまでした   

    みなさん」



”・・・お、おい!?










           フレになってくれねえか!?









シャル「・・・」



”あんたと組めれば

便利そうだからよおお!?”





シャル「・・・」







回想


ユナハ「便利だから

    フレンドになりたいの?

    フレンドって






 

           仲良くなりたいから


           なるんじゃないの?






             回想 終了











シャル「・・・」









          立ち去ろうとするシャル












”お!おい!?”






シャル「ごめんなさいね?」









          にこやかな


          とびっきりの笑顔で










シャル「私はね











          ”便利だからフレになりたい”



          そんな


          クソ野郎とは












”!!!!!!”







シャル「フレンドに

    ならないことにしてるの」



”・・・”










グレンハム森林公園


シャル「・・・」



アージュ「変えましたね?








 

           自分と世界を








シャル「・・・」


シャル「・・・本当に










          何もしなければ


          何も変わらないわね










シャル「・・・戦って良かった」


シャル「教えてくれて











          ありがとう











アージュ「私は

     アドバイスしただけですよ?

     努力したのはシャルです」



シャル「・・・でも







         

         こんな独自で見つけた

 

         アージュさんの巨大な武器!!











シャル「私に教えて良かったのですか!?」


アージュ「・・・









         見つければいいだけですから










シャル「・・・」



アージュ「少し考えれば









            わかりますので











シャル「・・・」


シャル「・・・・・本当










         ・・・その才能を


         ・・・ゲームに使って


         ・・・良いのかしらね














ユナハ「・・・アージュさん」


アージュ「どうしたのユナハ?」



ユナハ「・・・お母さん








    

         ・・・さいきん


         ・・・変なの










アージュ「変とは?」


ユナハ「・・・あのね








          料理の火を


          つけっぱなしで忘れたり








アージュ「・・・」







 

           お風呂掃除を忘れたり








アージュ「・・・」









           食材を買いに行くの


           忘れたり









アージュ「・・・」







         洗濯物


         取り込むの忘れて


         服がずっと


         雨で打たれたり











アージュ「・・・」




ユナハ「ねえ?

    何があったと思う?」





アージュ「・・・









          (・・・ゲームに


           ・・・夢中に


           ・・・なったのですね)











ユナハ「ねえアージュさん?

    何があったと思う?」



アージュ「・・・










              ・・・土下座した










ユナハ「アージュさん!?」



アージュ「・・・ごめんなさい

     ・・・ユナハ







        私が


        ユナハの お母さんを


        ダメにしましたあああ!!








                  ・・・どういうこと?












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