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なぜ君は?  作者: ausunoto
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104/117

104話 世界って広いか?




        お互いを”相棒”と認め


        賞賛し合い


        乗り移り事件はクリアした




        満足?して


        ログアウトしたパネラだが










現実世界 パネラの家



パネラ「・・・」











          ご飯持って来たわよ?









「身体は大丈夫?」








パネラ「今日はマシな方」












          母親が作ってくれた


          晩御飯を食べる










パネラ「・・・











         ・・・情けねえ身体










パネラ「・・・親に

    ・・・介護

    ・・・させてるなんて」



パネラ「・・・」



パネラ「・・・リアルだと











         ・・・家族くらいしか


         ・・・逢わねえな












パネラ「いや

    シエスも

    たまに家に

    遊びに来てくれるか」












           パソコンを開く












パネラ「・・・










       

         三か月で


         1万人以上


         読んでくれてるのか












パネラ「なんで?

    好きなように遊びで

    書いてるだけだぜ?

    今の時代の流行でもねえし












          ・・・ありがてえな














パネラ「・・・ただ













        ”・・・普通に


        ・・・生きてえなあ”

















紡ぐノート



クシャ「パネっちと

    ノリで

    フレになったけど~

    ・・・う~ん」






アージュ「どうした?」





クシャ「・・・パネっち











           ・・・一日中


           ・・・インしてるような












ユナハ「え?」




クシャ「パネっちの

    人間性考えると

    ニートってわけじゃ

    ないだろうし~」




アージュ「・・・











           何か


           事情があるのかも


           しれませんね
















現実世界 パネラの家









           おつかれさん








パネラ「今日も一日

    お勤めサンキュー」




シエス「自分の生活のために

    働いてますからね」




パネラ「なあ?










          働けるって


          どんな感じ?












シエス「・・・そうですね











       クソ上司を


       ぶん殴りたいですね







               やっぱあるんだな


               そういうの













シエス「本当に












            パネラが上司なら


            良いなと思ってしまう











パネラ「なんで?」



シエス「だって










            人の立場になって


            物を考えられるから











パネラ「・・・」


シエス「何も考えないで

    価値観 やり方を

    押し付けてくる

    クソ上司とは真逆です」




パネラ「なんか俺が

    上等な生き物みてええだな?」




シエス「・・・











           上等ですよ?


           かなりね













パネラ「え?」




シエス「絶望して理解されない

    苦しみと悲しみが











            人の痛みを敏感にさせた














パネラ「・・・」



シエス「だから










            人を否定しないし


            傷つけることも


            普通の人より


            圧倒的に少ない











シエス「あなたの自作の小説













           すべて


           キャラが


           立ってるのですよ?















シエス「このキャラなら

    こう考えて こう言う

    その行動の結果

    こうなる











            それだけで


            物語は広がっていく













パネラ「・・・」




シエス「どうして












          こんなにも


          多くの人間の視点に


          入り込むことが


          できるのですか?














パネラ「・・・え?












        これって


        普通じゃないの?







               ・・・異常ですよ?











シエス「ほとんどの人間が

    自分軸を中心とした

    物の考え方だから

    でも あなたは











            無意識に自然に


            相手視点に入れる
















パネラ「・・・」



シエス「あなたが

    うらやましい」




パネラ「・・・」


パネラ「・・・・・












          ・・・こんな


          ・・・身体だけど?















シエス「どうすればいいのでしょうね

    あなたの長所でもあるのですが











           ”無意識に深く

 

           物事を思考するクセ”





           そのため


           脳の消耗が大きすぎて


           働く事もできない身体















パネラ「・・・












          ・・・バカに


          ・・・なりてえな












パネラ「・・・何も考えない













            ・・・バカに

















シエス「・・・













             本音は?















パネラ「・・・















           ・・・この


           ・・・思考するクセを


           ・・・止めたらさ
















パネラ「・・・相手の立場になって

    ・・・物を考えられる力とか















            ・・・その他諸々


            ・・・失うと思うと


            ・・・こえええなぁ


















シエス「・・・」



パネラ「・・・そうなったら











           ・・・小説を書く事も


           ・・・できなくなるだろうし













シエス「・・・












             ・・・難しいですね















シエス「でも












          その


          苦しみと悲しみは


          ムダではないですよ?
















パネラ「・・・」



シエス「むしろ

    大きな武器になりました

    だから あなたは













           人に優しくなれる














パネラ「・・・」




シエス「大きなプラスですよ?」




パネラ「・・・」



パネラ「・・・・・・」



パネラ「・・・・・・・・それでも













            ・・・寝たきりの


            ・・・身体なんだが?














シエス「・・・」




パネラ「・・・この

    ・・・六畳一間の

    ・・・俺の部屋が












           ・・・こんなに


           ・・・小さい箱が


           ・・・俺の世界だよ

















シエス「・・・」




パネラ「教えてくれ

    シエス?













            世界って広いか?















シエス「・・・」








パネラ「・・・俺には

    ・・・世界が












           ・・・箱にしか


           ・・・思えねえんだよ











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