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異世界生活始めました。  作者: 甲羅に籠る亀


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8話

 創造神の試練と薬神の試練を並行してやって行こう。


 まずは1種類の薬を101本作れば、1本くらいは高品質の薬が混ざっているだろう。


 でもなるべく高品質な薬が作れる様に1本ずつ作っていこう。


 時間は掛かりそうだが、結果的にその方が品質の良い薬が出来るだろうからな。


 まずは作り慣れている下級回復ポーションから作っていくことにした。




 「ふぅ、これで101本達成だ。」


 毎回丁寧に作っていたせいでかなり時間が掛かり、ようやく8日掛けて101本の下級回復ポーションが作り終えた。


 1本ずつ作って行くのは時間が掛かる。これが10本まとめてだったら1日から2日くらいで作り終えていただろうに。


 でもようやく下級回復ポーションを101本完成した。


 あとはこの下級回復ポーションの中に高品質の下級回復ポーションがあるのかをレイナさんに見て貰うだけだ。


 下級回復ポーションが劣化しない様に時間停止機能もある収納袋の中に入れていたが、下級回復ポーションを木箱に移してからレイナさんがいる薬師ギルドの受付カウンターに持っていくことにした。


 「レイナさん。ようやく101本完成したんで見てください。」


 「出来たんだ。じゃあ見せて貰うわね。」


 「はい。お願いします。」


 今回は納品ではないから薬品の鑑定には料金が発生するが仕方がないことだ。


 鑑定料を支払ってからレイナさんに下級回復ポーション101本分を鑑定して貰った。





 「ノザキさん、鑑定が終わったわよ。」


 101本、全ての鑑定が終わるのはそこそこ時間が掛かったがようやく終わった様だ。


 「お疲れ様です、レイナさん。それでどうでしたか?」


 「どれも品質は高かったわ。その中でも1番品質が高い下級回復ポーションはこれね。」


 受付カウンターに1本の下級回復ポーションが入った瓶が置かれる。


 俺は出された下級回復ポーションを見るが確かにこの下級回復ポーションの薬効成分は俺の目には高い数値を指している。


 「この下級回復ポーションなら試練に使えますかね?」


 「そうね。高品質と言われたんだったら問題ないはずだわ。」


 「それなら良かった。」


 これで高品質の薬が1本目。残り9種類の高品質の薬を作れば試練達成だ。


 その為にも9種類を101本、合計で909本の薬を作らないとな。


 1日約50本くらい目安に作るとして2日で約100本だから最低でも18日は掛かるかな。


 まとめて作ればもっと早く終わるけど1本ずつ頑張っていこう。


 俺はレイナさんにお礼を言ってから鑑定して貰った薬品の入った木箱を受け取ってまた薬を作る為に調合室へと向かった。





 「これが高品質よ、ノザキさん。」


 「よし!これで試練に必要な薬が全部作り終わったぞ!」


 100本分の下級回復ポーションと高品質の下級回復ポーションを作り終えてから23日が経った。


 ようやく10種類の高品質薬品と10種類100本の薬品を作り終えた。


 これで創造神の試練と薬神の試練の両方を試練をクリアできる様になった。


 「行こう、教会に。」


 「いってらっしゃい。」


 レイナさんと別れた俺は薬師ギルドを出ると教会に向かった。


 まだ日は傾いていないけど早めに行かないと夕暮れになってしまう。


 少し早足で人混みを進みながら教会を目指すと教会が見えてきた。


 朝早くに教会に行っても少人数だが他の人も見かけるが、この時間帯に行くと人がそこそこ多い様だ。


 まずは創造神の像に向かうことにする。


 創造神に祈る人は今のところ誰も居ない様で並ぶことなく俺の順番になる。


 創造神の石像の前にある台座にFランクの魔石100個をまず置いて祈りを捧げた。


 試練用の魔石です。


 と祈りを捧げて目を開けると魔石は魔石を入れていた袋を残して消えていた。


 『汝に与える試練。残りの試練は10種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 魔石が消えていたのを確認していると試練の声が聞こえてきた。


 残りは薬品を創造神に捧げよう。


 俺は台座の上に1種類100本分の薬を置いて祈りを捧げた


 『汝に与える試練。残りの試練は9種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 『汝に与える試練。残りの試練は8種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 『汝に与える試練。残りの試練は7種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 『汝に与える試練。残りの試練は6種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 『汝に与える試練。残りの試練は5種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 『汝に与える試練。残りの試練は4種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 『汝に与える試練。残りの試練は3種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 『汝に与える試練。残りの試練は2種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 『汝に与える試練。残りの試練は1種類の薬を100作り我に捧げよ。それが試練なり。』


 次で最後だ。


 俺は創造神の石像の前にある台座の上に最後の100本分の薬を置いて祈りを捧げた。


 『汝はFランクの魔石100、10種類の薬を100作り我に捧げた。試練の達成を認める。次の試練を受けるには20レベルになってからだ。』


 「よし!試練クリアだ!」


 ガッツポーズを取りながら試練をクリアしたことを喜ぶ。


 喜びながらも創造神の像の前から移動すると次は薬神の試練のクリアを目指す。


 薬神の石像の前には誰も居ないこともあってすぐに俺の番。


 薬神の石像の前にある台座に高品質の薬を10本置いてから祈りを捧げた。


 試練の為の薬を捧げます、と。


 『10つの薬……品質は良し。良いだろう。試練の達成を認める。これで汝のジョブ薬師のレベルは上がった。次の試練を受けるには3種類の10000本分の薬を作ることだ。』


 試練クリアだ。


 これで薬師のジョブレベルは3になった。


 次の試練を受けるのに必要な条件を達成するのは大変だけど頑張ろう。


 後ろに人は居ないしステータスを確認しよう。


レベル10

ジョブ 

薬師レベル3

薬師知識:ランク3 素材を見抜く目:ランク5 素材の下処理上手:ランク2


素材の下処理上手

素材の下処理の際に素材の品質が劣化し辛くなり、素材の下処理が上手になる。



 確かにレベル3になってる。


 スキルはランクは低いけど薬作りには役に立ってくれるスキルだ。


 素材の下処理がどれくらい変わるのか気になるところだ。

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