第二十一話 危機に対する感
バールは、店員が魔王ギーの手下である事を見抜けなかったが、何とかシュルクは見抜いていた。そしてシュルクは、
「はぁ…俺はそういう小賢しい奴は大っ嫌いだ…。おそらくはあいつか…。調べておいてわかった…。俺の元の主君を殺したギーってやつ、そいつの手下なんだろ、お前」
(大丈夫かぁ…これ。相手、こいつ、おそらくは強い…。俺を上回るかはわからんが、多分、グリーン・テラ・モンスターは軽く凌駕しているだろう。これの罠に三人かかるっつう事は、魔王討伐無理かもしれんぞ…。)
と、手で胸にはびこりついた恐怖感を叩いて取ろうとしながら、恐怖感を隠しつつ言った。するとその店員は、
「はぁ…終わりにさせてあげましょうか、そのおごり高ぶったあんたの自信にね★」
と、言いつつ右手に魔力を込め、それをシュルクに向け放った。これに対しシュルクは、
(まじかよ、これ近隣住民まで被害相当に出るぞ…。)
と、思いつつ魔力を使い、三人を抱えながら自身の魔力を使い、
(ここは一旦人間の町の方面へと撤退…いや、待て…。まだあるぞ…、とりあえずこいつらを起こすぞ‼)
と、自身が魔族と人間のハーフという事をバレないように、まずは地面に三人を置き、
「起きろ、起きろ‼」
と、三人を手でゆさゆさと揺さぶった。すると、
「はぁ…なんだよシュルク…。」
と、コルセットが起きた。するとシュルクは、
「大変だ、あの店員は魔族で、魔族直轄の店だったんだ。その結果、俺一人では何もできる事が無かったからここまで逃げて来たんだ‼」
と、コルセットに言った。するとコルセットは、
「しゃあねぇなぁ…俺は睡眠時間が平均六時間だったから起きたのかもしれんな…。よし、一緒にあの魔族を倒そう。」
と、言った。
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