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異世界に来たけど魔力が無いから賢者になった  作者: 山科碧葵
第4章 異世界召喚は長寿ロリとともに
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4-31.悪魔再び

 ラスティを背負い、王都東部森林を駆け抜ける。飛び出した枝か何かに足を引っ掻け、太ももには幾つかの裂傷が刻み込まれた。

 痛みなど気にしてはいられない。

 凄まじい殺気――いや、空洞の殺気がこちらへ向かって進行中であるこの状況。一刻を争う事態に陥っているということは、火を見るよりも明らかだった。


 俺が悪魔の大軍と対峙するのは、これが二度目になる。一度目は冒険者や兵士によって広場に集められた、悪魔の集団を火魔法で殲滅したときだ。

 あの時は脅威こそ感じたものの、恐れ戦くような“殺気”は生じさせなかった。

 だが今回の襲撃は妙だ。前回と違って、進軍する悪魔たちから異様な感覚が滲み出ている。

 とはいえ、それでいて脅威の矛先が若干自分からはズレているようにも感じる。


 中身のない殺気――悪魔たちは皆、虚ろだった。

 戦う気のない戦争に無理やり駆り出された傭兵のようでもあり、これから起こるであろう殺戮に嬉々として臨む暴力的な面も覚えさせる。

 意味のない闘いを、楽しんでいるような感じだろうか。


「あの悪魔たちはいったいどこに向かっているんでしょう」

「知らん。じゃが野生の悪魔は基本的に単体で移動するものじゃ。あれは確実に、人為的なものが後ろで起こっておる。言わば、中身のない――傀儡じゃの」


 人為的な何かが作用しており、攻撃的かつ従順な集団。

 これが二度目――いや、俺が来る前のを含めて三度目の襲撃なのだとしたら。


「挑発行為――、もしくは直接手を下さずに、誰かがこの国を滅ぼそうとしているってことか」

「ありうる話じゃな。魔大陸が統合される前に起きた戦争でも、悪魔は使い捨ての兵器として扱われておった。人族が同じようなことをしても、おかしな話ではない」


 森林を抜ける最中、野次馬らしきダークエルフやオークの集団に何度か遭遇したが、ラスティの姿を見るや否や道を開けてくれた。

 普段なら「偉くなったみたいで良い気持ちだ」とか思うのだろうが、今はそんなことを言っている場合ではない。


 光を放つ石を頼りに森林を抜け、王都南部に広がる高原まで辿り着く。ざわめきや足音、鎧が擦れる音とともに、数十数百の黒い影が一斉に凱旋門から飛び出してきた。

 月明かりに映し出されたその姿は、見慣れたフォルムの純銀鎧。王都内を毎日のように警備している、兵団の方々だ。


 彼らは列を組んで並ぶと、槍や盾を手にしてその場にしゃがみ込む。やがて指揮官のような兵士が真っ黒な馬に乗って現れ、跪く兵士たちを見下ろした。

 金の刺繍が施された真っ赤なマントを翻し、炭のように真っ黒な馬を操る豪奢な兵士。

 間違っても、普段王都南部を闊歩して見張りをするようなケチな兵士ではないだろう。

 一人だけ馬に乗っているということから見ても、あの人は兵団の中ではかなり高位に属する人間であると窺える。


「全員配置につけ! 悪魔は火に弱い。何が何でも、火魔法で撃ち落とせ! 城壁を越えられてはならん。前回と同じだと気を抜けば、痛い目を見ることになるからな!」


 その言葉が終わると同時に、兵士たちは高原を駆け抜け、陣営を作った。

 だが攻撃に入る様子はない。何かを待っているような、所謂待機の体勢と言うべきか。

 一刻を争うと言ってはいるが、悪魔は現在かなり高い場所を飛行している。

 ここからでは、火魔法が届かないのだろう。


 樹木の陰からそれらをこっそり見ていると、今度は王都の方からギリギリと何かを捻り上げるような音が奏でられた。

 空気が変わった。

 何事かと顔を向けると、凱旋門から小型の大砲のようなものが姿を現すところだった。


 鉄のような素材と、魔物の甲殻らしき素材で作られた黒光りする大砲。それらを二十台近く並べると、そこに兵士や魔術師っぽい人たちが囲い込む。

 一台に一人付いた魔術師が大砲を撫でると、突如大砲の総身が青白く光り始めた。

 暫しそれを見守っていると光が消失し、刹那放出口から凄まじい速度で隕石のようなものが中空へと撃ち込まれていった。


 キュインという音とともに、大気を削り取る隕石弾。それが同時に二十発ほど撃ち込まれ、悪魔の暗雲へと吸い込まれる。

 直後小さな爆撃音が響き、幾何かの悪魔が空から降ってきた。

 隕石弾が無事激突したらしい。

 不運にも弾丸の餌食となった悪魔たちは遥か上空から無防備に落下して、ベチャリと音を立てて地面と衝突し、動かなくなった。


「あれも、魔道具なのか……?」

「人族は便利な魔道具を複製したり、再現するのが巧みな種族じゃからの」


 もしかすると、元はガトリングのように連発できる魔道具があったのではないか。

 それを出来る限り本物に近く作り上げ、今の形となって現れた。

 もしくは元は魔力オドを使わずに使用できる魔道具が存在して、風呂釜の湯沸かし器のように、便利だなと誰かが考えてそれを再現したのだろうか。

 まあ、今はそんなことどうでもいいか。


「まだだ! 体内魔力オドを無駄にするな。攻撃の届く範囲内に入ったら、躊躇せず一気に攻撃を――――む」


 蹄鉄を打たれた蹄が大地を抉る音とともに、指揮官らしき兵士が不意に立ち止まる。訝しげな目で俺の方を見やると、突如何かを納得したような顔をして、こちらに向かって走ってきた。

 炭のような馬が目の前で立ち止まり、真っ赤なマントを翻して颯爽と降り立つ。

 馬の背丈はかなり高く、脚も異様に長い。この世界の馬をはっきりと見たことは無いが、かなり体格の良い馬だということは分かった。


 指揮官の方は、どこかで見たような顔をしていた。

 この衣装を見るのは初めてだが、それを纏っている人物には見覚えがある。

 どこで会ったのだったか。とはいえ俺が兵士の顔を覚えるような場面というと、悪魔を殲滅したときかティオを探しているときの孰れかしかないのだが。


 顔は知っているけど名前は出ないという妙な体験をしながら指揮官の顔を見やっていると、指揮官は純銀の兜を外し、驚いたような顔でこっちを見据えた。


「あの時の賢者様ではないですか! 何ゆえ、このような場所に」

「なんじゃ、にぃ様はこの者と知り合いなのか?」


 兜を取って戴いたおかげで、俺もこの人が誰なのかようやく思い出すことができた。

 確かあの時は、振る舞いが兵長っぽいなとか思ったんだっけか。

 広場での悪魔殲滅の際に、報酬関連の話をしにきた人だ。


「妙な殺気を感じたので、様子を見に来たんです。……何か、あったのですか?」


 無論今の問いかけは、言葉通り『何をしているのか』といった疑問ではない。

 何故このようなことになっているのか。あの悪魔たちはどこから来たのか、そういうことが聞きたいのだ。

 指揮官は表情を硬くして、視線を左右に彷徨わせた。

 次いで重々しく頷くと、口元に手をやって小さな声で言葉を紡いだ。


「不安や疑念による暴動を起こされないよう、出来る限り内密に頼みます。

 トリスコール王都は、魔族やエルフ族の排斥を反対していることはご存知ですよね?」


 その言葉に、俺は首肯。

 この世界で人族や獣族が管理している地域では、未だ魔族やエルフ族の排斥が日常化している。

 プリムヴェールの地元のように、物理的な排斥をされるわけではなくとも、魔族が居住することを良く思わない人族や獣族は多いと聞く。

 逆にここトリスコールでは、魔族やエルフ族の永住を歓迎している。

 先代だかそれ以前の国王が定めた律法に沿った事実であり、トリスコールに住む人々は魔族やエルフ族を差別したり排斥したりはしない。

 魔族やエルフ族を極端に嫌悪する人々は、トリスコールから出て行ってしまうらしい。

 他国では魔族を害していても、誰も止めようともせず、害した人族が裁かれることもない――。そういった国も実際に存在するらしい。

 故に魔族排斥派の人々は、喩えそこが先祖代々受け継がれた土地だったとしても、子孫の思想が変わればトリスコールから出て行ってしまうのだとか。


「しかしそれが、今回の襲撃とどういった関係が?」

「言い難いことなのですが――実は、トリスコールの思想に異議を唱え、武力的にでも押さえつけようとしている国も、多々あるようでして」


 何を気にしているのかと思えば、指揮官はチラチラとラスティを見やっていた。

 なるほど、目の前に魔族がいるから言葉を選んでいるのか。


「ラスティさん。ちょっと気分が悪くなる話を、この方は今からされるかもしれません」

「重々承知じゃ。むしろ今まで普通に暮らせたことに、そこはかとなく疑問を持っておったくらいじゃからの」


 ラスティは片目を瞑り、続けよと命じる。

 指揮官は少し安堵した様子を見せ、さらに小声で話を続けた。


「端的に申しましょう。魔族も人族もエルフ族も獣族も皆仲良く平等に、という生活嗜好に反対する国家も少なくないのです。それだけならまだ良い。我が国も、異国の思想にまで口を出す権利はありません。ですがその中に、武力行使をも厭わない過激派な国家もありまして。武力で押さえつけてでも、魔族歓迎の国家は抹消すべきだとか、それを大真面目に掲げる――そんな国王もいるわけです」


 自分の考えと合わない奴は、殴ってでも従えさせるってやつか。

 オレンジ色の服を着た雑貨屋の息子みたいな考え方だな。


「他国の思想にまでケチを付けにくるとは、最低じゃな」

「おっしゃる通りです。今まではこのようなことはとくに無かったのですが――、あの時、そうですね。賢者様が悪魔を打倒する数日前に初めて、王都北部の訓練所に悪魔を送り込まれました。

 最初は何かの大量発生とか、住処を追われた悪魔が入って来たのだと思い、主に追い払うことを優先に排除したのですが――」

「数日後にまた、三百体近くの悪魔が現れたと」


 そういうことですと告げ、指揮官は苦々しげに目を逸らす。

 暫くそうしていたが、やがて何かを決したような表情で俺のことを見やった。


「――こちらで調べた結果、やはりあの騒動は異国からの攻撃行動でした。あわよくば、混乱に乗じて攻め込もうと企んでいたようです。どこの国かはまだ解析中――というか、正確な判断がまだ付いていないため私にも伝えられてはいないのですが、目星は付いているようです」


 それを、俺とプリムヴェールがたまたま通りかかったおかげで、被害は最小限に食い止められて事なきを得たと、そういうことか。


 今回もまた、同じような考えなのだろう。

 だが今回は数が多い。広場に押し込むことなどできやしない。


「魔族の暮らしを邪魔するために、こんなことまで……」


 ようやく落ち着いて暮らせる土地を見つけたプリムヴェール。

 悪魔を送り込んできた奴らは、そんな魔族たちの平穏をぶち壊すために、こんな卑劣な手段――武力的な手段を行使しているのか。

 プリムヴェールの笑顔を平穏を日常を、否定するだけでなく、抹消するために。

 奪うために!


「……落ち着くのじゃ、にぃ様よ」


 逆上しかかった俺の手を、小さなお手手が握り締めた。

 小さいが、優しくて温かい慈母のような手だ。

 刹那的に湧き上がった感情はじわじわと収縮し、一応の冷静さは取り戻せた。

 落ち着け、落ち着くんだ。

 一時の感情で暴れても、誰も幸福になんかならないんだ。

 冷静に、ならなければ。


「にぃ様の考えていることは分かっておる。じゃが、にぃ様の魔法の使い方は危険じゃ! じゃから!」

「……俺には、器とやらが無いんですよね」


 ラスティが言っていた。

 この世界の住人には魔力の残滓を溜める、器という器官が体内に存在する。

 これは体内にオドを溜め込み浄化させる手助けをするという効力もあり、通常の日常生活には必要な器官だ。

 だがこれのせいで、エルフ族はマナの使用可能総量に限界がある。

 膨大な魔力マナを通し過ぎると、残滓が溜まって器がいっぱいになってしまうから。


 だけど俺には、そんなものはない。

 いくらでも魔力を通すことが出来るし、どれだけ膨大な魔法でも使用可能。

 悪魔を二百体以上一瞬で溶かせるような火魔法でも、スタッフに貯めた魔力が空になるだけのマナを利用した召喚魔法でも。

 問題無く使用できた。


「いざとなったらスタッフを使います。前回と同じく、俺に任せてもらえませんか?」

「ご助力、お願い戴けるのですか!」

「待て! じゃったら、妾も参る。これでも妾は上級魔族じゃ。絶対に、足手まといにはならん!

 にぃ様をあんな危険な場所に一人で送り込むなど、絶対に嫌じゃ! 反対じゃ! 世界がそれを認めようと、妾だけは絶対に許さん!」


 助かったという表情で見つめる指揮官と、行くなと言って腕を引っ張るラスティ。

 確かにラスティの言葉も一理ある。

 器が無ければいくらでもマナを通すことが出来るというのは、単なる俺の立てた一つの仮説にすぎない。

 実際は器以外に許容量が決まっており、突然魔法が使えなくなってしまうかもしれない。


 それでも俺は、プリムヴェールとティオを護りたい。

 国を守るだとか、悪魔を殲滅した英雄になりたいとか、そういう理由で戦いに出るわけではない。

 俺のことを大好きだと、一生裏切らないと言ってくれた娘たちを、危険に晒すのが嫌なだけだ。


「ラスティさん」

「は、離さんぞ! にぃ様が何と言おうと、妾は絶対ににぃ様に付いて行くからの!」

「ええ、お願いします。一緒に、前線へ参りましょう」


 自分の力を過信して、ここで痛手を受けるわけにはいかない。

 それにラスティは、悪魔を魔法で従属させた経験もあるというじゃないか。

 これほどまでに頼もしい仲間など、いやしない。


「ラスティさん!」

「行くぞ、にぃ様よ!」


 ラスティを背中に背負い、高原を疾走する。戦陣を組んだ兵士たちの狭間をすり抜け、ひたすらに悪魔を目指して駆け抜ける。

 悪魔には火魔法が一番効くらしい。

 だがあれでは――高度がありすぎて、火魔法を噴出しても届かない。仮に届いたとしても、威力不足でどうにもならないだろう。

 風魔法で竜巻でも作るか、プリムヴェールの十八番である重圧的な強風(クラッシュ・ウィンド)を使って叩き落とすかあるいは。


「雷魔法で、上空から叩き込むか」


 カマドウマを打倒したときのように、悪魔が飛行する軌道上――その頭上に暗雲を作り出す。そこから範囲の広い落雷を叩き落とせば、充分な威力を出すことができるのではないか。

 問題は、周囲への被害や失敗した時の反動だ。

 万が一落雷が周囲の樹木に落ちて、火事になったら。

 俺の行動は、単なる足手まとい――迷惑行為そのものとなってしまう。

 それに、動いている者に落雷を当てるのは初めての試みだ。

 初戦が失敗の許されない場面というのは、些か厳しいか。


 迷う時間が長くなればなるほど、こちらへの被害を考えて攻撃範囲を狭めなければならなくなる。

 故に迅速な行動が求められる。

 目標が現在進行形で飛行中だからだ。悪魔たちがあの場に停止してくれれば、時間をかけて的確な範囲を設定して霹靂を叩き落とすことが可能なのだが――。


 そこまで考えたところで、ふと背中に当たる温もりを思い出した。


 中級魔族と人族のハーフであるプリムヴェールでも、自身が飛び上り、三百体近くの悪魔たちを押さえつけるような魔法を使うことが出来た。

 俺が今背負っているラスティはリリムとオーガのハーフ――言わば純粋な上級魔族。プリムヴェール以上に純粋なオドを所持しており、さらには悪魔との戦闘経験も豊富。

 どうしても噛み合わなかった計画の最後のピースが、音を立ててカチリをはまった気がした。


「ラスティさん。何の魔法でも構いません、あの悪魔たちを――数十秒で良いので、あの場所に固定するような魔法を使えないでしょうか」

「固定じゃと? あぅ! ちと待っとくれ、ひぅ! 走りながらじゃと、舌を噛んでしまう!」


 ラスティを下ろし、悪魔を指さして計画の顛末を話す。

 ラスティの魔法で悪魔たちの飛行行動を停止させ、動かない目標に向かって俺が最大火力の雷魔法を撃ち込めば良い。


 目標が固定されるのであれば、別に雷魔法にこだわる必要はない。

 だが今の状況を鑑みるに、範囲指定の落雷が一番効力があるように思う。

 遠距離に叩き落とす魔法というと、水魔法ならば局地的豪雨(ヘヴィー・レイン)、風魔法なら重圧的な強風(クラッシュ・ウィンド)、火魔法なら火炎嵐バーニング・シャワーなどがあるが、どれも落雷と比べると威力は劣ってしまうだろう。


 それに最後の火炎嵐バーニング・シャワーは、ここで使うのは若干危険だ。

 撃ち漏らしが森林に降り注いでしまえば、周囲に燃え広がり結構な規模の火事になってしまう。


「要はあやつらの自由を奪えば良いのじゃな?」

「はい、出来る限り周囲に被害が出ない方法で頼みます!」

「任せておれ!」


 ラスティは俺の前に躍り出ると、魔法を使う準備をするように目で合図する。俺はその場に屈み込み、左手を地面に着き、右腕を伸ばして空を捉える。

 座標軸の設定は、まだ行わない。


 ラスティは肩幅に股を開くと、何やら長ったらしい詠唱を口の中で紡ぎ始めた。

 よく聞き取れないが、風だとか神だとか、そういった意味を為す単語が聞こえるような気がする。

 やがて詠唱が終わったのか、ラスティは両腕を悪魔の方角へと向け、魔法名を叫んだ。


暴力的な竜巻ヒュージ・キュムロニンバス!」


 天に向かって突き出したラスティの小さなお手手から、凄まじい速度で暴れ狂う風の渦が発生した。

 それはまるで吸い込まれるように上空へ飛び上がり、ギュラギュラと音を立てながら大気を抉るように突き進む。

 やがて風の渦が悪魔の集団のもとへと辿り着く。悠々と飛行する悪魔たちを囲んだ風の渦は刹那的に力が緩み――。


 空を叩き落としたような轟音とともに、悪魔によって造られた暗雲の動きが忽然と停止した。



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