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異世界に来たけど魔力が無いから賢者になった  作者: 山科碧葵
第3章 異世界生活は美幼女とともに
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3-7.弟子入り志願

「アヤメさん、アヤメさん!」


 誰かに身体を揺り動かせられ、半ば無理矢理に夢の世界から引きずり出された。

 柔らかくて暖かくて、すごく良い夢だった気がする。

 でも思い出せない。残念だ。


 眠気眼を擦っていると、鮮やかな銀色と透き通るような紅が視界に映り込む。

 ふわりと良い香りもする。

 寝不足だったこともあってか、目の前に広がる光景をはっきりと把握することができない。

 むー、何か幸せな体験をしているようにも感じるのだが。


「今日もお仕事があるので、一足先に図書館へ行って参ります」

「あー、うん。気を付けてね」

「はい、アヤメさん」


 ふっと視界が揺らめくと、鼻先に甘い香りが漂い、吸い付くような感触が口元を祝福した。

 ぬるっとした温かいものが口腔を優しく撫でつけ、半分寝たままの状態で暫く堪能してから、ゆっくりと放される。

 よく分かんないけど、すっごく気持ちいい。



 軋む階段の音を聴いている最中に、ようやく目が覚めてきた。

 目が覚めて来れば、さっきまで俺が何をされていたのかはっきりと理解できるようになる。

 気が付いた時には、プリムヴェールはもういない。

 だがまだ口腔内には、プリムヴェールが残した「いってきますの証」が――。


「ああ、ちゃんと起きていれば良かった」


 もったいないことをしたなと思いながら、俺は寝返りを打って二度寝を開始した。

 まだ起きるには早いし、まだ眠い。




 目が覚めたティオに元気よく馬乗りされるまで、俺は二度寝を楽しんでいた。

 ちなみにティオはいつの間にかショーツ一枚になっていたので、目のやり場に困りました。

 もう少し羞恥心を持ってほしい。



        ◇          ◇          ◇



 ティオの髪は大分長いが、切ってしまうのは些かもったいない。

 あと単なる俺の好みだが、女の子の髪は長い方が良い。

 ふわっとしたショートボブも嫌いじゃないけど、ティオにはポニテかツインテかサイドテールが似合うと思う。

 単なる好みだけどな。



 というわけで、俺は今雑貨屋で髪を縛るためのリボンを吟味していた。

 鮮やかな桃色だから、俺としては赤が良いなと思う。

 世界を再構築した魔法少女も確かそんな色のリボンを結んでいた。

 でも未来の異世界から来た魔法少女は、桃色の髪をとくにどうこうしてなかったな。

 剣を振り回すポニテさんは、黄色だったっけ。

 でもあの人、少しお姉さんっぽい容姿をしているからなぁ。

 幼いと言えば、バスケットの娘は紺色だったっけか。

 とりあえず、大抵の色は似合うと考えて問題無さそうだな。


 一応ティオには、リボンを買うことは伝えてある。

 何色にするか聞いたところ、俺に任せるとのことだったのだ。

 ティオの好みは俺には分からないし、こうやって女の子のためにリボンを選ぶのなんて初めてだ。

 だからと言って、ここに置いてあるリボンを全色買うわけにもいかないし、うーむ。


 赤と紺のリボンを交互に見やりながら考えていると、背後から誰かに肩を叩かれた。


 ずっと迷っているから、邪魔になってしまったか。

 そう思い、リボンを手にしたまま二歩程度ずれたが、またしても肩をトントンと叩かれた。

 流石にイラっとくる。

 こっちは結構真剣に考えてるんだから、少しくらい場所を取ってしまったっていいだろうに。


「よォ、やっぱカザミアヤメ賢者じゃァねーか」


 独特な喋り方に既聴感を覚え、ふと振り返る。

 素肌に直接纏った漆黒のベストに、黄色い蝶ネクタイ。

 腕にはさらしのような布を包帯のように巻いており、ベルト付きの立派なスラックスから伸びる足はまごうことない裸足。

 犬歯を剥きだしにして笑う金髪短髪の少年、バルテルス・グレイハウンドがそこに突っ立っていた。


「なんだ、お前だったのか」

「なんだとはなンだァよ。そっちこそリボン片手にじっくり熟考しちまってよォ。あれかァ。あの銀髪の司書さんにプレゼントかァ?」

「リボン持ってるのは両手だけどな」

「言われてみれば、そうだなァ」


 バルテルスはふふんと犬歯を見せ、腕を組んで首肯。

 そしてふっと俺の手から紺色のリボンを取り上げると、銀色のリボンの隣に並べて目を細めた。


「赤か紺で悩んでんなら、オレァ紺色をお勧めするぜェ。

 個人的には、もっと太くてオシャレな髪留めを所望するッけどよォ。あれみたいな」


 バルテルスはそう言って、蝶の形に削り出された藍色の髪留めを指さした。

 雑貨屋とは言えど、意外とアクセサリーは豊富に用意されている。

 そうか、プリムヴェールには青とか藍色が似合うのか。

 仕事着がモノクロ基調だから、俺的には黒系を所望するが。まあプリムヴェールの髪飾りを買う時は、こんな雑貨屋では選ばない。

 アクセサリーとか髪留めを専門に扱っている店も幾つかあったはずだから、もし購入する機会があればそっちで買うつもりだ。


「気持ちはありがたいんだけど、プリムヴェール用じゃないんだ」

「あァ、そいつァすまねェな。茶の混じった黒髪なら、対照的な純白をオレァお勧めするぜ」

「俺のでもねえよ!」


 きゃるーんという効果音とともに、男の娘化したカザミ・アヤメたんの姿が脳裏を過った。

 すぐに消し去る。

 冗談じゃない。俺は中性的な顔立ちをしているわけでもないし、髪留めが似合うような髪型もしていない。

 そもそも女装趣味や自分を着飾って楽しむ嗜好もない。


 ふと見ると、バルテルスは眦に涙を浮かべながら、今にも笑い出しそうな顔をしていた。

 こいつ……、勝手に言って勝手に想像してたな。


 口元を押さえて笑いを堪えるバルテルスを尻目に、結局俺はリボンを二色買って雑貨屋を後にした。

 そこまで高価なものでも無いから、大丈夫だろう。多分。




 雑貨屋を出て暫くすると、上質な布袋に商品をいっぱいに詰め込んだバルテルスが小走りに俺を追いかけてきた。


「おィ、別においてくこたァないだろ」


 拗ねたような顔で、バルテルスは半眼を見せる。

 待っててとも言われなかったし、そもそも待ち合わせした覚えも無いんだけどな。

 それとも知り合いと店で会ったら、一緒に帰るくらいのことはするのだろうか。

 経験が無いから分からん。


 並んで歩く二人の間に、居心地の悪い沈黙が降り立った。

 こういう時どういった話題を出せばいいんだろう。

 プリムヴェールと歩いている時は、書物の話とか話題は尽きないんだけど――いや、いつもプリムヴェールの方から話しかけてくれるからか。

 お互いに喋らない人同士で並ぶとこうなることぐらい、俺は五年間ずっと経験してきたのに。


「そういやァよォ。この間使ってたあの魔法、あれァどうやって使ったんだァ?」


 と思っていたら、バルテルスの方から話題を振ってくれた。

 助かったよ。


「岩石弾の方か? あれは魔力を具現化させてから形を作っていって、それから外側を削って内部を凝縮させる想像を――」

「あァ、そっちじゃァなくてよォ。

 お嬢様とカミーユの居場所を発掘した、その、探知魔法? とか言うやつのことだ」


 ああ、そっちか。

 でもそれは、バルテルスも知っているんじゃないのか?

 迷宮から魔力を吸い出しても、ちょっとやそっとのことでは崩れないって言ったのは他でもないバルテルスだし、俺はそれであの生命探査魔法を使うことを決心したんだが。


「魔力の吸い上げっつッたけかァ?

 出来るって話は知ってるんだけどよォ、やり方までは俺も知らねェんだ。

 オレァ婆ちゃんの血が強いのか、魔法なんかろくすっぽ使えなくてよォ。

 お前みてェに魔力の吸い上げができりゃァ、俺だって魔法が使えるようになるだろうしィ?

 戦う術が増えれば、オレだって親衛隊の中でももう少し上位の立場に食い込めると思うんだよなァ」


 チラチラとこっちに視線を向けながら、バルテルスは咳払いをする。

 何かを言いたいのに、勇気が無くて我慢しているような感じだ。

 うん、分かるよその気持ち。

 でも、俺はバルテルスの気持ちに応えることは出来ないんだ。


「悪いけど、俺にはプリムヴェールという愛くるしい司書さんがいるから……」

「どーやって聞けば、オレがお前に愛の告白をするように思うんだァ!?」


 バルテルスがそんなことを言った刹那、不意に数多の視線を感じた。

 買い物中であろう年頃の婦女子様方が、ねっとりとした視線をこちらへ降り注がせている。

 こそこそと耳打ちをし合っては、キャーと小さく歓声を上げる。

 中には顔を上気させ、うっとりと見つめている者もいる。

 小声で「受け」とか「攻め」とかいう声も聞こえる。

 ああ、これはあれか。婦女子様ではなくて腐女子様だったというオチか。


 熱っぽい視線に晒されてちょっぴり照れていると、バルテルスが居心地悪そうに俺の耳を引っ張った。

 痛い痛い、爪を立てて引っ張ったら耳が取れちまうよ!


 お姉さん大好きな岩男みたいな状態になりながら、俺は露店の陰へと連れ込まれた。

 バルテルスは犬歯を剥きだしにして、困ったような顔で忠告する。


「気ィつけろよ、カザミアヤメ賢者の旦那ァ。

 旦那の生まれがどこかは知らねェけど、ここトリスコールの住民共は、やたら奇妙な性癖をお持ちの輩が非常に多いからなァ。

 滅多なことすると、面倒な噂を立てられっぞ」


 うちのお嬢様見れば分かんだろ、と続けられ、ゾクッと寒気がした。

 あの人が特別異常(アブノーマル)なんだと思ってたよ。

 変態貴族とかそういう属性かと。


「まァうちのお嬢様は特別特殊な人種だけどなァ」


 歯をむき出しにして笑うと、バルテルスは商店街の通りへ戻っていった。

 後ろに付いていくと、先ほどの腐女子様方は既にもういなかった。


「いつもあんなにいるってのか?」

「まさかァ。さっきのはオレだってビビったぜェ。多分シスターとかが多くいたんだと思うけどなァ。見習いの兵士とかシスターは常時禁欲生活を強いられッから、偏った嗜好が露呈しやすいらしいかんなァ」


 ふと、ここに来て初めての仕事を思い出した。

 シスターの群れ。道路工事をしていたショタっ子に群がり、我先にと治癒魔法をかけていた彼女たち。

 なるほど、耐え難い禁欲生活の末、歪な性癖が生まれてしまうのか。

 ネットとか漫画とかが無い分、そういった嗜好は妄想で補うしかないもんな。


 春街には行かないようにしよう。

 どんな性癖をもった人達がいるか、想像すらできない。


「――と、話が逸れちまったなァ。端的に纏めッと、旦那が使うような魔法を少しで良いからオレにも教えて欲しいって話なんだァよ」

「教える、ねぇ……」


 これは予想外だった。

 バルテルスはクォーターだから、てっきり普通に魔法を使えると思っていたが、違うのか。

 教えるのは別に構わないが、バルテルスはマナを使えるのだろうか。


 単に魔法の才能が無いってだけで、もしオドが人並みにあるとすれば、マナを吸い上げても不快感が生じるだけで何も起こらない。

 何か話し方が単細胞っぽいし、よくも騙しやがったな! とか言って恨まれても嫌なんだよな。


「なァ、教えてくれよォ。個人的な借りを作ることになっても構わねェからよォ。親衛隊の中で唯一魔法が使えないってのも、結構辛いんだよォ」

「いや、教えたくないんじゃあないんだけど。魔力吸い上げは難しい上にマナと身体の相性が重要だから、できるかどうか分からないんだ」

「マナ、かァ。……オドの活性化はオレァ出来ねえんだよなァ。純度が低いのか、単に放出口が塞がってんのか判んねえけど。とにかく俺はオドとの相性は最悪なんだァ」


 放出口が塞がっているという意味は分からないが、完全に魔法が使えないというのは間違いないらしい。

 しかしどちらにしても、体内魔力オドが使えないのであれば体外魔力マナが使える可能性はあるな。

 ビリーさん曰く、エルフには使える魔法らしいからな。


 どうしようかな。

 正直言うと、少し怖いという感情もあるのだ。

 俺がこの世界に放り込まれて、ここまで生き繋ぐことができているのも全てこの魔導書のおかげだ。


 俺だけが使える強力な能力ちから

 それを簡単に教示して、自分より強い戦士が現れてしまったら。

 この世界の物理法則やら何やらを熟知している現地人に、勝る面が無くなってしまう。


 勿論バルテルスを信用していないわけでは無いんだけどな。

 どうしても慎重になってしまう。

 ぽこぽこ一軒家を建設できる奴がこれ以上増えたら、それはそれで恐怖だからな。


「ぜひオレを、カザミアヤメ賢者様の弟子にしてくだせェ!」

「え、ちょっと待ってよ」


 心の中で葛藤している間に、バルテルスの中では答えが出たらしい。

 弟子にしてくれと。

 おい、お前確か変態お嬢様の親衛隊兼使用人じゃなかったか。

 親衛隊に使用人と賢者の弟子とか、兼業し過ぎだろ。


「すまないが、俺は弟子をとらない主義なんでね」


 頭の固い頑固職人っぽく告げると、爪を立てて脚にしがみつかれた。

 かなり強い力だ。ローブ越しなのに、振りほどけない。

 しかも痛い、痛いから!


「おねげェだァ! おねげェだァ! 師匠――いや、賢者様ァ!」

「放せえ! シスターさんが! 金髪碧眼のシスターさんがこっち見てるから!」


 見てないで助けて!

 なんか恍惚とした顔でトリップしてるみたいだけど、そういうんじゃないから!

 ヘルプミーシスター・サン!


 じっと見つめて助けを求めていると、金髪碧眼の美人シスターさんはトタトタと駆けてきた。

 助かった……。

 とにかくこのクォーターさんを、俺の足から引き離してください!


「……と、とても良いものを見せていただいて。あ、ありがとうございます! ごちそうさま!」

「――え、ちょっと!」


 それだけ言うと、シスターさんはキャーと嬉しそうな悲鳴を上げながら立ち去って行った。



 ローブの裾がビリビリと音を立てるまで、誰も助けに来てくれなかった。



        ◇          ◇          ◇



 結局バルテルスは、俺が宿泊する宿まで付いてきた。

 爪を引っ掻けたせいで破ってしまった部分は、責任もって治すと言ってくれた。


「というかバルテルス。お前裁縫とかできるのか?」

「あァ、裁縫はオレの得意分野の一つだぜ。お嬢様によく頼まれて、下着とか縫うことも多いしな」


 下着を縫うだって?

 貴族なのに、敗れた衣服は縫ってもう一度使うのか。

 ケチなのか、それとも環境に優しいエコなのか。

 結婚相手には、木製の指輪でもプレゼントするのだろうか。

 自然保護のための寄付金など、この世界には無さそうだが。


「そっか、お前も大変なんだな」

「あァ……。わざわざパンティーに切れ目を入れて、股座をエロティックに縫い合わせてくれとか言うんだぜ」


 げんなりとした顔で、バルテルスは深く溜息をついた。

 ああ、そういう意味で縫うのか。

 変態なご主人様をもつと、結構大変なんだな。


「そういえば、バルテルスはあのお嬢様とそういった関係にならないのか?」


 使用人は美丈夫揃いで、各お偉い方とも肉体的な関係はいくつも持っているって前に言ってたし。

 バルテルスのことも、顔が残念とは言いつつ服装にはやたらこだわってるからな。

 もしかすると、使用人を食い散らかした後で、たまにバルテルスもしっぽりやらかしてもらってるんじゃないか?

 バルテルス曰く、お嬢様は棒切れみたいな体格の男性が好きらしいけど。


「――あァ。やらかしちまッたことはあッけど、何て言うかなァ。はっきり言って上手いし、ベッドの上だと上下関係一切無視で優しくしてくれンだけど。……おィ、顔が怖いけどどうかしたのかァ?」


 ほほぅ……。俺より若そうなのに、もう既にそっちの方は卒業済みですか。

 しかもお相手は、優しくて上手い貴族のお嬢様。

 冗談で聞いたんだが、マジでそういう関係になってたのか。


「いや、大丈夫だ。それより、上手いけどなんだ?」

「あァ、そうそう。実はなァ、オレもお嬢様の美貌には弱いんだがァ……。オレはもっと、純粋無垢な可愛らしい娘が好きでなァ」


 バルテルスは遠い目をしていた。


 純粋無垢か、気持ちは分からないでもない。

 清楚可憐で純粋無垢な落ち着いた感じの女性。俺だって大好きだ。

 プリムヴェールみたいに甘えさせてくれて、優しいと尚良しだな。

 以外と変なところで趣味が合ったかもしれない。


「プリムヴェールはその上、優しいし甘えさせてくれるぜ。この間も、膝枕してくれたしな」


 さりげなく彼女自慢と惚気話。

 俺だって何もしていない奥手男子では無いのだ。

 あ、やっぱ奥手なのは否定できないや。


「あの銀髪司書かァ? あれはオレの好みじゃァねェな」


 あれー?

 純粋無垢で可愛くて、清楚可憐で優しいお姉さん。

 これ以上の属性があるか?

 俺の好みを押し付けようとは思わないけど、バルテルスも純粋無垢な女の子が好きだって言ってたし。


 どこかで間違ったかな、などと思いつつ入り組んだ道を潜り抜け、ようやく宿の前まで辿り着いた。


 宿の前ではいつものようにターニャがお掃除をしている。

 一応紹介しておくか。


「バルテルス、あの子が宿で世話になってるターニャ……」


 バルテルスの眼の色が変わった。

 黄金色の瞳は桃色に変色し、可愛らしいハートマークが浮かんでいる。

 その双眸は一人の童女――ターニャの姿をしっかりと捉えている。

 息を弾ませながら、バルテルスは顔を真っ赤に染め上げる。

 額には汗が滲んでいた。


「あれ、お兄さん。おかえなさーい!」


 箒を片手に持ったターニャが、にこーっと笑って大きく手を振ってみせた。


「ううううぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ――――!!!!」


 バルテルスが吠えた。


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