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熱き恋のバトルは突然に・・・  作者: ぴたにゃん
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カップル文化祭(1)

麗奈と澪も急きょカップル文化祭に参加することが決まってからというもの、オーディションの時みたいに私たちは再び教室で練習したり、個人で練習をしたりと毎日忙しい日々を送っていた。


時には美織ちゃんも入れて四人で練習したりして本番のカップル文化祭に向けて本格的にスタートさせていた。


私はオーディションのデートプランで臨むのに対して麗奈と澪は特別参加なためオーディション以外のプランでも良いとの許可が降りた。

それを受けて麗奈と澪は新たなデートプランを考えてから練習に臨んだ。


「ねぇ、なっちゃん、最後の言葉ってどうしたらいいのかな?」


「え、最後の言葉って?」


「ほら、最後にさ告白の言葉を言うじゃない?その言葉をどうしようかな?って。」


「あー。相手にちゃんと想いが伝わるように言葉をかけないとね!」


「いや・・・それは当たり前でしょ!」


私はこんな風に本番まで毎日楽しく練習していた。

そして三週間後、いよいよ本番のカップル文化祭が始まったのである。


当日、私たちは本番に向けての最終調整をするために全校生徒より早く登校して最後の練習を行った。

体育館が偶然にも開いていたため、体育館でリハーサルを行ったがすでに昨日の準備で会場設営が完了していたため本番さながらのリハーサルをすることができた。


本番さながらのリハーサルだったのでみんなリハーサルなのにすごく緊張していてみんまの姿を見て本番が近づいているということを改めて実感することができた。


私は最後の最後まで緊張で気持ちがいっぱいだった。


そしてあっという間に時間が過ぎて時間は午前十時。

いよいよ文化祭がスタートした。


私たちが出場する毎年の文化祭で一番盛り上がるカップル文化祭は午前の部で最後のプログラムに入っていた。

午前の部の大トリになるためみんなはプレッシャーを感じていた。


文化祭は何のアクシデントもなく時間通りに進み、私たちの前である吹奏楽部の演奏が終わり、いよいよ私たちの出番である「カップル文化祭」の幕が開いた。


カップル文化祭の流れとしてはまずは私がオーディションで勝ち上がったデートプラン「放課後」を披露した後に麗奈と澪が二人で考えたデートプランを披露することになっている。

まずは私のデートプランの披露から幕が上がった。


私のデートはオーディション同様、放課後の教室から始まった。

私はオーディション以上に緊張して全身がかなり震えていたが、必死に歯を喰いしばった。


私が教室で一人待っていると教室のドアが開き、オーディション同様に彼氏役の大谷先輩が教室に入ってきた。


「なんだ?急に呼び出したりして。」

大谷先輩はさすがと言わんばかりにいつになく冷静に、そしてクールに演技をしていた。


「あ・・・あのね・・・実は、大谷くんに相談したいことがあって・・・。」


「なんだ?相談って。」


「実は、私には想いを寄せる人がいて、その人にうまく自分の気持ちを伝えることが出来なくて・・・この想いをどうすれば上手く伝えられるかな?って悩んでて。」


「それで?」


「大谷くんならどういう言葉をかけるかな?って思って・・・。」


「そうだな・・・俺ならこう言うかな?」

そう言うと大谷先輩がオーディションとは違い、私の隣の席に座ってセリフをつぶやいた。


「あのさ、俺一つ気になっていることがあるんだけどさ。最近お前のことを見てるとなんだか気分が落ち着くというか、お前見てると心強いんだよな。」


私は大谷先輩の「心強い」という言葉を聞いたときに心が締めつけられるような不思議な気持ちになっていた。

なぜなら私も心強い人と将来一つになりたいと考えていたからだ。


「だからさ、良かったら俺と・・・」

大谷先輩がそう言いかけた瞬間、二人きりの教室のドアが突然開きある女子生徒が教室に飛び込んできた。


私と大谷先輩は飛び込んできた生徒を見た瞬間一体何が起こったのが固まってしまった。


私のデートプランに突如現れたのは急きょこのカップル文化祭に参加することになった麗奈と澪だったのだ。


「ちょっと夏美待ってもらってもいいかな。」

私は麗奈の言葉で完全に言葉を失ってしまった。


麗奈と澪がどうしてもカップル文化祭に出たかった本当の理由は二人が好きな大谷先輩に全校生徒の前で告白をしたかったからである。


予想外の出来事に私と大谷先輩は困りながらも物語が進んでいくのであった。







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