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熱き恋のバトルは突然に・・・  作者: ぴたにゃん
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10/12

カップル文化祭(3)

会場の意外な大歓声のあと、大谷先輩は一息おいてから再びマイクを握った。


「それではいよいこの場をお借りして僕の憧れの人を発表します!

僕の初恋の人であり、憧れている人は・・・今回のカップル文化祭への出場者であり、お題「放課後」で僕が彼氏役として登場したストーリーのヒロイン、斉藤夏美さんです!。」


大谷先輩のこの一言で会場はざわついた。

それよりも一番の驚きに包まれたのは麗奈と澪と私の三人だった。


「え・・・いま・・・なんて?」

「え・・・うそ・・・でしょ?」

「え・・・」

それぞれ私たち三人は驚きの表情を隠すことができなかった。


大谷先輩は私たち三人へと向きを変えるとにっこりと笑顔を見せ、こちらの方へと歩み寄ってきた。

そして先輩はすかさず私の手を取りステージの中央へと連れてきた。


「えー改めてみなさんにご紹介をします。

僕の憧れている初恋の人である斉藤夏美さんです!」


会場は大谷先輩の自己紹介のあとに再び恋しい雰囲気に包まれた。

私は会場の雰囲気を見てすごく恥ずかしい気持ちで精一杯だった。


「夏美さん、僕は夏美さんがこの高校に入ってきたそのときからあなたのことが好き好きで仕方ありませんでした。」

大谷先輩は私が驚きと恥ずかしさを隠せていないのにも関わらずいきなり告白の言葉をつぶやいていた。


「僕は夏美さんを初めて見たあの日から忘れたことは一度もありません。

あなたは僕にとっての運命のお方です!

どうか、私と共にこれからの人生を歩んでいきませんか?」


大谷先輩は演技をしているのが本当に告白しているのか分からないくらい真剣な表情で私に告白をしてきた。


私は自分の気持ちを素直に伝えようと勇気を出して大谷先輩に質問をしてみた。


「私・・・ですか?」

私は頭の整理をする事が出来ずにいた。


「斉藤夏美さんってこの学校に一人しかいないじゃないですか。」


「え・・・なぜ?・・・私を?」

私は頭の中を整理するのにしばらくの時間が掛かった。


「でも・・・私、恋愛とかしたことないし。」


「大丈夫。それは僕と共に歩みながら学んでいこう。僕はいくらだって君をサポートするよ。」


この言葉を聞いた瞬間、私はものすごく嬉しくなった。


「あの・・・」

私はようやく大谷先輩の想いを理解して決断して答えを出した。


「あの、こんな私でよければ・・・よろしくお願いします。」


私の言葉に会場は大拍手の渦に巻き込まれた。

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