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42話 〈るるみの言う事は真実か〉
マンションの古参である広田は旅館の話と池の話を存じている。それに土地勘もありそうだった。
だが、7階の怪奇現象に対しては無頓着な態度をとる。わざと他人のせいにしているような。
まだソナタや藍田の方が関わろうとしている。
「管理人さんは犯にんなの。女の子を誘拐し、マンションの一室で暴行しバラバラにしては遺棄していたんだよ。
「えっ、あ、あの管理人さんが?!」
「だけどね。るるみがお七お姉ちゃんが怒っている、から、バスタブで自ら溺死してみたの」
ユルカは動揺して、はて、と思考を正す。お七お姉ちゃん?
「お七お姉ちゃんって誰?」
「犯人は、すすり泣く声と叫び声に気づき、精神的に狂ってしまったんだ。だからね、ユルカ、あれは管理人じゃないんだよ」
「ま、待ってよ!」
るるみは三輪車を漕いで消えていった。キリキリと不快な音が遠ざかって、こちらは混乱する脳内で街を仰ぐしかなかった。
管理人さんは管理人ではない。どういう事だ?
今までの常識が崩れていくのがありありと分かる。だからて言って何になる?
ユルカは呆然と変わらない街を眺めるしかない。




