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イノはリアンに抱きかかえられて、ベットをでた。カーテンの向こう側は、まるで小学校の保健室のようだ。向こうに白衣の女の人がいる。ココは、こっちの世界で言う病院なのだろう。


「あら。起きたみたいね?診察するからこっちに座ってくれる?」


リアンに抱っこされたまま、椅子に座った。


「こんにちわ。私の名前はシェルシー。貴女のお名前といくつか教えてもらえる?」


「・・・・・・・・イノ。」


「イノちゃんね?よろしく。自分がいくつか分る?」


小さな声でも聞こえたのかシェルシーはニコリと笑いながら、年齢を聞いてくる。正式な年齢など憶えてないため首をかしげる。


「名前はイノシェチーノ、15歳になる。今まで森に居たんだ。」


「え?!15って、嘘でしょ?成人前じゃない。何でアンタ、この子自身が知らないことまで知ってんの?」


「僕と契約したのは、この子の兄熊だからね。記憶も引き継がれたモノもあるんだよ。」


シェルシーは驚いた顔でリアンの言葉を聞いた。リアンはフードを被り、窓のカーテンを開けた。すると、ドタバタと階段を上ってくる音が聞こえ数秒後には部屋にノックの音が響いた。


「ただいま帰りました。」「ミーシャ、重いから早く開けろって」


ドアを開けると服やフルーツを全部持たされた、ルイスと何食わぬ顔で立っているミーシャがいた。


「ミーシャ、そっちのベットでこの子を着替えさせておあげ。」


ミーシャは、カーテンをしたベットにイノを連れて行き買ってきたばかりのワンピースドレスに着替えさせる。一様、下着も買ってきていたのだが正解のようだ。薄いピンクの生地に黒いレースリボンをあしらったワンピースドレスで、派手すぎず愛らしい一品だ。


「着替えてもらいましたけど、」


イノはリアンの元に駆け足で戻る。リアンはクスリと笑いながらイノを抱き上げて頭を撫でてやる。


「うん。イノちゃん可愛い、よく似合ってるよ。」


「今日はウチに泊まりね、その子の栄養食作るから。ミーシャ、料理手伝いな。」


シェルシーはそう言うとミーシャと共に部屋から出て行った。リアンは店の魔石を見ようと一階に行こうとするとイノもついて来たそうにしていた。


「下の階のお店で、魔石見るんだけどイノちゃんも行く?」


そう聞くとコクリと頷いた。イノを抱き上げたまま一階に下りる。コネクションを多く持っているシェルシーの店だと実感する品揃えだ。しかも、この店は召喚部屋まであるようだ。


「どうだい?私の店の品揃えは。コレなんかA+の魔核さ。まぁ、強すぎて売れないんだけどね。イノちゃん、どうだい。綺麗だろう?」(本当は、目覚めさせれないんだけどね。)


「おっと、すごい数だし。恐れ入ったよ。」


投げられた魔核を覗き込みながらリアンは肩を上げ苦笑した。A+の魔核に興味津々のイノに魔核を渡した。


「・・・・・キレ、イ。」


イノの声と同時に、魔核が輝き始めた。シェルシーは慌ててイノ達に召喚部屋に入るように促す。


「リアン!召喚部屋に!早く!!」


召喚部屋に入ると溢れんばかりの光が部屋に満ち、大きな魔力が魔核から漏れだした。


次回、もふもふゲットだぜ!

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