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薄暗い路地を抜けると、少し大きめな店が見えてきた。それが、家ではなく店だと分るのは看板に【魔核・魔石の店】と書かれているからだ。店に入ると棚のいたる所に魔核が置かれていた。

ミーシャと呼ばれていた少女は、看板を店の中になおしてから店の奥に引っ込んだ。


「突っ立ってないで来なよ、疫病神。ついでに、その子を見せてもらうよ。」


「親友にそれは無いんじゃない?ルシー。あぁ、薬医だったね。そういえば。」


軽口を叩きながら話していると二階に案内される。簡易ベットが奥に数個ある部屋に通された。結構広いことから、治療所として使用している部屋なのだろう。薬草の匂いが部屋全体からしている。ベットにイノを寝かして白いシーツをかけてやる。部屋の扉が叩かれて、開けると白衣に着替えた彼女とお盆に人数分のお茶を持ったミーシャが立っていた。


「フム、力の使いすぎみたいね。今日中に目が覚めるさ。ミーシャ、この子に服買ってきてくれない?2、3着でいいわ。10~13歳ぐらいの子が着れるのね。後、栄養も足りてないみたいだからフルーツもお願い。」


「あ、これ使ってね。ルイス、一緒に行ってあげな。」


ミーシャに銀貨を5枚渡して、二人が行くのを待ちデビットが窓のカーテンを閉める。二人が居なくなったのを確認してからフードを外した。


「魔堕ち、いや契約かな。リアンとは別の魔力を感じるから古代契約ね?その子と何か関係があるみたいね?あ!挨拶がおくれたわ、私はシェルシー・ラーガ。ここで店をしてる。」


「デビット・ハイリゲ・フランメだ。赤の騎士団の隊長をしてる。」


「ルシーが弟子とってるとは思わなかったよ~。人に教えるなんてめんどくさいって言ってたのにさ。ってか、よく分ったね。」


シェルシーはお茶を飲みながらこちらを見てきた。


「ココは魔核を取り扱ってんのよ?魔力について分らなかったら販売なんて出来ないわ。ついでに、Aランクオーバーから扱ってるわ。」


話しているとベットのほうでシーツの擦れる音が聞こえた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「・・・・・・・りーしゃん?」


目が覚めると、知らない天井でした。横を見てもリアンさんは居らず、カーテンの向こう側から人の話し声が聞こえて来ます。

どうしようと考えていると向こうからコッチに近づいてくる音が聞こえます。

少し、恐くなってシーツの中に包まって隠れることにした。


「イノちゃん?起こしちゃったかな?」


シーツから顔を出すと心配そうなリアンさんがいました。思わず、抱き付くとリアンさんは笑いながら頭を撫でてくれました。


「りーしゃん。いない・・・・、だった。」


「ごめん、寂しかったね。もう少し寝る?」


「いっしょ、」


マントを巻いて作られた簡易ワンピースが解けてないか見てからリアンさんに抱きかかえられた。



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