火炎の淵 ―綴命記第4章―
不自然なほど美しい笑みを浮かべて、そいつは言った。
「おれは奪うよ」
綴命記第4章。
「おれは奪うよ」
綴命記第4章。
1「お久しゅうごさいますね、次男殿」
2011/07/30 22:08
2「……お恥ずかしい限りです。どうぞ平にご容赦を」
2011/07/30 22:09
3「おれは奪うよ」
2011/07/30 22:10
4「お前は本当に心底気持ちが悪いな」
2011/07/30 22:10
5「私の生殖機能を担おうなんておこがましいよ」
2011/07/30 22:11
6「…………このド変態が」
2011/07/30 22:12
7「え」
2011/07/30 22:13
8「いや……。いやいや。…………え?」
2011/07/30 22:13
9「ひどくどうでも良いよ!」
2011/07/30 22:14
10「汚い手」
2011/07/30 22:15
11「じゃあ、ま、とやかく言わねえけど」
2011/07/30 22:15
12「……ありがとう。嬉しい」
2011/07/30 22:16
13「相手が子供だろうが何だろうが、売られた喧嘩には勝ちますよ」
2011/07/30 22:17
14「ダチで、いてやるから」
2011/07/30 22:18
15(……重たいな)
2011/07/30 22:19
16「僕は今、機嫌が悪いです」
2011/07/30 22:19
17「何かの毒か」
2011/07/30 22:20
18「重ね重ね……、感謝申し上げます」
2011/07/30 22:20
19「思ったより早かったね」
2011/07/30 22:21
20「でも、所詮は畜生だ」
2011/07/30 22:22
(改)
21「きみ達はもう、用済みだ」
2011/07/30 22:22
22
2011/07/30 22:23