↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS幼女が魂の位階を上げる努力をしながら配信をする話  作者: いのじ
魔法と科学と新世代の迷い子
36/37

秋人のダンジョン回想2

遅くなってすみません。実家に戻っていました。

秋人のダンジョン攻略はある時を境に今まで以上に遅くなった。

非実体のアンデッド(ゴースト)が出始めたからである。


偶然ながらも治癒の魔法を嫌がることに気付いたのは幸運だった。

だがなかなか倒せない。

身体能力に任せて治癒魔法を出した手のひらでビンタをしたり

両手で挟み込んで倒すのがやっとだった。

最初はあまり連発も出来なかった。使いすぎると何かが失われて眩暈がする。

MPとでもいうのだろうか。

チュートリアルでゴブリンが魔法の練習中に倒れるものがあった。

そうなるのはごめんだ。

効率的に倒すために治癒魔法を遠距離に飛ばしたくて

野球のピッチャーのモーションを真似してみたがすぐに霧散していまう。

いい加減に追い払うだけにして無視をしようとも思ったが考え直した。

多分これもダンジョン側からの課題だとそう思ったのだ。


ある時にアンデッドを倒すと巻物がドロップした。

開いてみると何か文字が書いてある。が、読めない。知らない文字だ。

文字を見つめていると脳みそが勝手に思考を始める。

何もない空間を見つめて考える。

「あそこに炎があるぞ」

もう一人の自分が何もないと否定しても勝手に思考は炎を認識し始める。

そして実際に炎が出現しそして消えた後に巻物は消失してしまった。

残されたのはMPが減って疲労した自分。

もしかして今のは魔法のスクロールだったのだろうか。

勿体ないことをしたと思いつつも頭の中が外部から操作され勝手な思考が生まれたことに

気持ち悪いと思う自分がいた。

少し休憩し冷静になった時に気付いた。

おそらく先程の現象は自分が治癒を行うのと同じだ。

今の自分は手のひらを当てて傷を癒せることを疑問に思っていない。

同じように炎を空間に生むことが自然に出来る人間の思考だったのだ。

今の感覚はきっと魔法を使いこなすことのヒントになる。

だがいきなりのことだったのでうまく感覚が思い出せない。


「うわああああ、勿体ないことをした!!

 魔法の無駄撃ちをした上にヒントを逃すなんて! 」


思わず叫んでしまう。

スクロールだ、もっとスクロールをよこせ!!

内心で叫びながらあらためて敵を狩り始める。


数日後また出たので今度はゴーストの前で巻物を開いた。

炎が出現した後に思考がまだ続く。


「ヒヒッ、ゴミ共を焼き尽くさなきゃ……」


勝手に口から出た台詞にびっくりした。

出現した炎が敵を目掛けて飛んでいき焼き尽くした後に考える。

こっわ、このスクロールの元ネタになったと思われる人物やばいじゃん。

でもヒントにはなった。なった……はず!


この経験を元に治癒を飛ばそうと反復練習をしてみるがうまくいかない。

惜しいところまでは行ってる気がする。

いけそうでいけない。

むず痒い感触に秋人は心の中で地団太を踏んだ。

楽しんでいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。